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シベリウス:フィンランディア 作品26

シベリウス作曲 フィンランディア 作品 26
指揮:ユッカ=ペッカ・サラステ
演奏:ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2011年9月1日(多分) at  ヘルシンキ音楽堂オープン記念演奏。

ジャン・シベリウス(1865年12月8日 - 1957年9月20日)は、後期ロマン派から近代にかけて活躍したフィンランドの作曲家です。
(生誕の1865年は、チャイコフスキーのペテルブルク音楽院卒業の年)

フィンランドが帝政ロシアからの独立を勝ち得ようと もがく最中、音楽を通じて国民意識の醸成を訴えたものと評価されております。

その代表的な曲「フィンランディア」は非常に愛国的。
(フィンランドの第2の国歌ですネ)

初演は1900年7月2日に首都ヘルシンキにて行われました。
(チャイコフスキー他界の7年後)激動の「ミレニアム」のさなか。
(ちなみにフィンランド独立は、ようやく1917年12月6日になされました)

さてYoutubeの投稿に、この曲を表現するにぴったりのものがありました。

「 Whole Finland's independence progress in one song: 」
(フィンランドの独立の歴史がこの一曲に詰まっている…)

   Dark times     (暗い時代…)

  Small hope     (小さな希望…)

  Bright looking future (輝いて見える未来)

  Repression     (抑圧…)

  Struggle      (抗争…)

  Heroes of a battle (戦いの中のヒーローたち…)

  Victory       (勝利!)

  Rising of a new country, Future... (新しい国の夜明け・・・未来!)

これ以上の説明は不要に思える程に、ピッタリではないでしょうか?

封建制度・帝政・独裁・・・の抑圧に立ち向かい、長く昏い闘争と抑圧を
乗り越え、民主的で希望に満ちた新国家を造り上げていく、黎明の時代の
輝き。

国民楽派とひとくくりで呼ばれる同時代の作曲家達の中でも、ひときわ輝きを放つ名曲です。

こんな熱い曲は、レコードやCDで聴くだけでは飽き足りません。
熱気ほとばしるオーケストラの音圧に圧倒されながら聴くべきものだと
思うのです。

西欧帝国主義の時代の不遇を跳ね返した、フィンランド国民の「青春」を
こそ感じたいものです。

ついでながら、既に日本民族が忘れてしまった「感慨」と「夢」を思い出すために・・・
年齢を重ねてしまって気力の衰えを感じてしまう老いたスピンの心を、
もう一度、高揚させてもらうためにも。

アアー、・・・クラシック生演奏を訪れる旅に出たいものです・・・


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