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新しいことは疲れるけど楽しい

 無事に新天地での暮らしに慣れてきたので、そろそろ記録も兼ねて近況報告を記すことにしました、せぼねです。
 奇をてらった文章もひねりの利いたジョークも言えないので、取り留めもなくダラダラと書いていこうと思います。徒然なるままに~


まずは愚痴

 4月、5月は言わずもがな、てんやわんやであっという間に過ぎていきました。前任も別の地方へ転勤してしまい、私が引き継いだ仕事の詳細を知る人が職場に一人もいないなかで、着任しょっぱなから窓口対応してました。怒られるわ失敗するわで、30代だけど家帰ってときどき泣いてました…。よく乗り切った私…。
 パソコンも課の中で一番古くて、重めのエクセル開くだけでも5分かかり、朝出勤して立ち上げてから各種システムを起動するのに30分もかかります。
 最初のうちは早めに出勤してたけど、だんだん馬鹿らしくなっていつも通りの時間帯に出勤するようになりました。だって私のせいじゃないもん…

 新居は築浅な上に、とても広くて気に入ったけど、5月でも暖房つけないと寒いし、ウォシュレットは壊れてたし、先週判明したのですがエアコンも壊れてて「築浅なのに!?」と仰天の連続。管理会社の対応も雑なので、業者が来る日の事前連絡がなくて、たまたま体調不良で家にいた日に急遽対応する羽目になったり…。まあ4、5月はどこの会社も新人が多いわけだし、私も細かく確認すればよかったな、とちょっと反省。

 月20時間程度しか残業しませんでしたが、うつ病を罹患して早6年、一度も残業していなかったので、やっぱり身体がついていきませんでした。月に2回は熱出したり頭痛がしたり…。職場には申し訳なかったけど、早引きさせてもらったり、丸一日休んだりって日もありました。残業の意味…。気づかないうちに老けたもんだな……まだ30代のはずなのに……
 でも久しぶりの残業代にちょ~~~~~っとだけニヤニヤ。時給換算すると悲しくなるので敢えてしません。休んじゃった日もあるから罪悪感も半端ないんで、今後は自己管理を徹底することを当面の目標に掲げます!免疫力向上!!

 振り返るとホントに色々あったけど、「とりあえず出勤すれば何とかなる!」という根拠のない楽観主義で乗り越えました。転勤したおかげで、うつ病が徐々に快方に向かっているんだな~と実感できて嬉しかったし、少しずつでも成長しているんだなという自信にも繋がったので、諦めなくてよかったです。

新しいルーティン お弁当づくり

 さぁ愚痴をたーっぷりこぼしてスッキリしたところで、楽しい話もちらほら書いておこうと思います。

 3月までは札幌の中心街(よりちょっと外れたところ)だったのですが、現住所は、田舎とは言わないまでもまあまあ郊外。生活は一変しましたが、永住したいくらい気に入りました。都会が合わなかったんだな、私。
 ちょっと歩けば畑、遠くを見渡せば山、歩いていたら近所の知らない小学生に「こんにちは!」と可愛く挨拶され、しみじみと癒される日々です。知らないおばさんについてっちゃだめだよ~

 歩いて5~10分圏内にドラッグストアもスーパーも郵便局も生活雑貨屋もあるし、車のない人間にとって利便性は抜群で、喘息持ちの私の命綱・呼吸器内科も徒歩圏内にあって申し分ないです。通院することになった精神科だけバスで40分かかるけど、まぁ1本で行けるので、許容範囲だと思っています。
 後述する新しい趣味を続けるためにも、そのうち車は必要になってくるんで、ここはそのうち解決するかなと。

 ただ、当たり前だけど外食する機会はめっきり減りました。自転車を10分~20分こげば名の知れたチェーン店もあるけど、スーパーの方が近いので自ずと自炊に力を入れるように。地方転勤で給料も少し下がってしまったので、節約も兼ねて、お弁当づくりに挑戦!

 もともと料理は好きなほうで、レシピ本やYouTubeを参考に気が向いたら作っていましたが、楽をしたい一心で外食生活してました。都会だったからスーパーも遠かったし…キッチンも狭かったから、作るものにも片付けるのにも小さいストレスが重なって、「毎日作る」のは苦痛でした。

 新居はキッチンも広く、物価も若干だけど安い(一部店舗に限る)。弁当を作って食べるという習慣ができたお陰で、体重もマイナス3キロ!浮いたお金で新しい趣味も始めることができたので、いいことづくめです。

全体的にやたらと白い弁当。水晶鶏がお気に入り。 

新しい趣味 トレッキング

 まさか私に身体を動かすタイプの趣味ができるとは思わなかったですが、実は数年前から密かに憧れていた「登山」に挑戦できるチャンスが到来。

 運動がからっきしダメで、体力もないから「登山サークルに入る」というのも敷居が高くてくすぶっていたのですが、隣の席の同僚がなんとなんと登山に詳しい人でした!

 これは運命だと思い、しつこく質問していくうちに、必要なアイテムや、初心者に優しい低山の情報を教えていただき、善は急げと一人で低山に挑戦。汗だくで、筋力のなさを改めて実感したけれど、とにかく気持ちよかった……!でも一人だとやっぱり不安感も(特にヒグマ)。

 同僚と一緒にトレッキングツアーにも参加して、北海道の美しい自然を肉眼で見ることができ、景色に感動、新しい挑戦ができた事実にも感動、同僚の優しさやチャレンジ精神にも感動……感動の連続で、最高の幸福感を味わいました。

旭岳-姿見の池
小川。自己責任で飲むことも可能。
チングルマ(高山植物)の群生(同僚が撮影)
チングルマ。かわいい。

 まだまだ登頂を目指すような本格的な登山をするには気力と体力が足りないですが、同じツアーの参加者の年齢層が幅広かったので、トレッキングは一生の趣味にしていきたいなぁと考えてます。
 ツアーの開始時間は大体8時頃なので、車は必須。公共交通機関だと間に合わない…。引っ越し代とアイテムの初期費用により、今年のお財布事情は常に寂しい状態なので、とりあえず来年までには手に入れるぞ!と節約の目的もできました。

楽しいことは疲れる。疲れることは楽しい。

 うつ病も原因だから仕方なかったけど、以前の私は疲れることを極端に避けていたように思います。生活のサイクルを保つ上ではそれも必要なこと。自己管理やコントロールができないと即座に社会不適合者のレッテルを張られて、結局生きづらくなるからです。
 ”疲れることをする → 疲れすぎる → 出勤に影響が出る → 落ち込む”の連続だった闘病中は、仕事もプライベートも「ほどほどに」が目標でした。生活のサイクルがうまく回ることを重要視しなければならなかったので。

 だけど薬の量も減って、ある程度回復してきた今、疲れるほどしっかり働いて/楽しんで横になる日は、心地よい疲労感とともにぐっすり眠れて、そういう日は「ああ、本当に生きててよかったな」と思えるようになりました。

 6年経って、やっと次のステップに進めるようになったのかもしれません。「充実した人生」に向かって一歩踏み出せている気がする、そんな毎日です。あとはエアコンが直れば文句なし!!!(笑)

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