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妊娠をコントロールしようとすると苦しい…!割り切るために気づいたこと
2024年もあと2か月となりました。妊活頑張ったけど、妊娠できずに今年を終えるんだろうな…としみじみ感じる今日この頃です。
妊活中のメンタルの上げ下げに振り回された一年でした。そして先日も、仕事中の同僚の妊娠報告にお祝いの言葉をかけられず、その日は涙が止まらない状態になりました。(在宅ワーク中で助かりました。)
普段頑張って考えないようにしている妊娠への焦りが一気にあふれ出した瞬間でした。
なぜこんなにも涙が止まらないのか。そして泣きながら考えて、気付いたことを書きます。
涙の原因①焦っている
妊娠できるチャンスって1年に12回しかありません。人は1年ごとに年をとっていきます。年を取るごとに妊娠できる確率は下がっていきます。閉経したらもう妊娠できません。時間は有限です。
そりゃあ焦りますよ。今が一番若いので今頑張るしかないんです。追い詰められた気分です。
でも、かけた時間や労力に見合う結果がついてこないんです。仕事では味わったことのない感覚です。PDCA回しても成功するのが完全に運となると、仕事でそれが毎月、数か月~数年も継続して起きると発狂しませんか。
そんな焦りを封じ込めながら、そんなに焦って感情に飲み込まれても赤ちゃんは来てくれないからと信じて毎日を生きています。
そんな中で妊娠報告を聞いてしまうと、特に自分より遅く結婚した人が自分より早く妊娠していることを聞いてしまうと、焦りが一気に噴き出します。
涙の原因②仕事が自分にストレスをもたらすだけのものになってしまった寂しさ
仕事が好きで新卒のころからけっこうバリバリ仕事してきました。数年前に新たなチャレンジで転職し、現在の会社でも野望があってやる気をもって取り組んできました。
しかし、自分がそう簡単に妊娠できないと分かってからは、妊活の優先順位を上げました。仕事は完璧にやらなくていい、職場の人にやる気ないと思われてもいいと思うことにしました。
すると、驚くことにあれほどやる気があった仕事や自分のキャリアに対する興味がどんどん減少していきました。
やりがいよりも、仕事で感じるストレスが煩わしく感じるようになってきました。仕事のストレスが妊活を妨げているなら、仕事は自分には必要ないと今は思います。以前は、仕事のストレスよりもやりがいを重視できていたのに。
そして、職場の人の幸せも願えなくなりました。
なげやり。無気力。
これが妊活うつなのでしょうか。
自分にとって仕事がそういう存在になってしまったことが、むなしく寂しいです。
「自分と未来は変えられるけど、他人と過去は変えられない」妊娠はどっち側?
上述の思いに囚われ涙が止まらない中、ふと「妊娠って自分でコントロールしたい(早く妊娠したい)と思っていたけど、その考えは合っているのか?」と思い至りました。
よく「自分と未来は変えられるけど、他人と過去は変えられない」と言いますよね。この言葉を思い出して、不要な悩みに囚われないように今まで気を付けてきました。
妊娠は女性の体に大いに影響を与えます。そのため、妊娠は自分のことであり、自分が努力すれば必ず望む未来が来ると無意識に信じていました。
しかし、赤ちゃんが生まれたらもう他人なんですよね。親子関係はもちろんあるけど、自分以外の一人の人間なんですよね。
子育ては親が思う通りにいくことが少なく、だから子供には無限の可能性があるし、楽しいことも大変だったことも全部家族の思い出になるのでしょう。
赤ちゃんは他人。そう考えると、お腹に命が宿る段階から、他人だと考えることができます。
他人をコントロールするのは、今まで生きてきた中でもナンセンスだと思ってきました。その人の考えとか行動を自分が制御することはもちろんできません。意見やアドバイスを伝えることはできるけど、基本はその人自身の考えや行動を尊重したいと誰もが考えているはずです。
卵子や精子ももはや他人なんです。それを他人の私がコントロールしようとするのは不可能だしおこがましい。なぜなら今の現実世界でも他人を私がコントロールしようとするなんて、不可能だしおこがましいから。
できる限りのことはするけど、他人はコントロールできない。
そう考えると、涙が止まりました。
旦那に「表情がすっきりした」と言われ、結構この考えは腹落ちしました。
とりあえず涙は止まったけど
しかし本音は一刻も早くわが子に来てほしいと願っています。またメンタルが荒れるタイミングは必ず来ます。その際には、またnote書かせていただきたいと思います。
私よりも長期間不妊に悩んでいる人も大勢います。その方々の苦悩を想像するだけで涙が出てきます。
先日の衆議院選挙では、教育無償化を謳う候補者はいましたが不妊治療無償化を訴える人は残念ながら私の地区にはいませんでした。そこも結構大事だと思うんですが。
子供がほしくてたまらない人たちに向けて不妊治療無償化して不妊治療のハードルを下げるのも、少子高齢化改善の成果につながると思います。
※自治体や契約する保険によっては、不妊治療、特に高額な体外受精にかかった費用がほぼ全額返ってくることもあるようです。
生きづらさを感じている人の生きづらさが縮小して、望む人生を歩めることを切に願います。