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Gen Zが使っているスラング集#1 | Rizz, Delulu, Ohioなど

今回のnoteでは、Gen Zが使っているスラングを紹介したいと思います。

1. Rizz

カリスマ(Charisma)の略で、異性を惹きつけたり異性にモーションをかけることを意味します。

また、W rizz(カリスマがある人や、ナンパがうまくいったときに使われる)や、L rizz(カリスマが全くない人やナンパが失敗したときに使われる)なども言います。(W = Win, L = Loss)

He rizzed her up. (彼は彼女を惹きつけた。) のように動詞としても使えますし、

He’s got rizz. (彼は人を惹きつける力や魅力を持っている/モテる。)

He’s got no rizz. (彼は全然モテない。)
のように名詞として使うこともできます。

2. Rizzler

RizzlerはRizzを持っている人のことを指します。

He’s a rizzler. (彼は人を惹きつける力や魅力を持っている。)

3. Skibidi / Skibidi Toilet

これはよくアメリカの小学生や中学生が使っていますが、特に意味はなく、YouTubeに載っているアニメクリエーターの方が作ったカートゥーンのショートシリーズのことです。

大人がこの単語を使う機会は全くないと思いますが「なんか子供たちがSkibidi Skibidi言ってるな〜。」と思ったらYouTubeのカートゥーンのことだと思ってくださいw

4. Delulu

Deluluは「Delusional (妄想的)」の略です。

これはGen ZだけでなくMillennial世代もよく使っています。

He’s so delulu. (彼ってすごく妄想的。)
このように使います。

5. Type shit / Type shii

この単語は日本語でいうと「みたいな」という意味になります。文章の語尾に使うことが多いです。

また「I feel you」や「You know what I’m saying?」と同様で、他人の意見に同感するときや、自分の意見に同感を求めるときにも使えます。

Kai Cenatという有名なTwitchストリーマーがいるのですが、彼がよく自身のストリームで「Type shit」を使っています。

FutureとMetro Boominというラッパーのコラボアルバム「WE DON’T TRUST YOU」のなかにも「Type Shit」というTravis ScottとPlayboi Cartiをフューチャリングした曲があります。

このスラングは女性が使っているのは滅多に聞かないです。男性が使っているイメージがあります。また、一応「みたいな」という意味にはなりますが、特に意味なくなんとなく語尾に使ったり、意味なく連呼して使う人もいます。

I ain’t got time to entertain girls or be in a relationship right now cause I’m tryna get my money up type shit. (いまお金貯めようとしてるから女性と話したり、恋愛してる時間はないんだよ。)
のように語尾に使うことが出来ます。

6. Fanum tax

このスラングは、Fanum(ファナム)というKai Cenatと同じくTwitchの人気ストリーマーでKaiのストリームにもよく登場する人物に由来したスラングです。

Fanumはよく人の食べ物を横取りしたり、食べ物の一部を分けてくれないかせがむ食いしん坊さんなのですが、そのFanumに由来して作られました。

Fanumが人の食べ物を奪おうとするときに、「Fanum tax (Fanum税金だ)」と言えば、食べ物を横取りする権利がある/許されるというジョークが生まれました。

Kai Cenatはよく自身の家に、同じストリーム仲間や有名人のゲストを招き、食事をしながらストリーミングをすることが多いのですが、そのときにFanumが部屋に侵入し「Fabum tax」と言いながら人の食べ物の一部を持ち去っていくというジョークから作られました。

A: I got myself a pizza!
自分のためにピザ買ったの!
B: Fanum tax! (*Steals a slice of pizza*)
Fanum税金だ!(*ピザ一枚を盗む行動を取る*)
A: Hey! I didn’t say you can have it!
ちょっと!あなたも食べていいよって言ってない!
B: Oh, don’t be so stingy. Sharing is caring!
そんなケチらないでよ。シェアすることは思いやりだよ!

7. Mid

MidはMiddleの短縮形で、意味は「まぁまぁ」や「平均的」を意味します。

このスラングは誰かの容姿について話すときや食べ物の美味しさを評価するときによく使われています。

これはGen ZだけでなくMillennial世代もよく使っている印象があります。

This food is mid to be honest. (この食べ物は正直言ってまぁまぁだね。)

She’s mid. She’s a 5.
(彼女(の見た目)は平均的かな。彼女は10点中5点だね。)
のように使われます。

8. Cringe

Cringeは「ドン引き」、「気まずい」や「(見ていられないぐらい) 恥ずかしい」という意味になります。

このスラングは最近になって流行り始めたわけではなく、結構前から使われていてGen Zだけでなくどの世代も使っています。過去の自分の写真を見るときに使ったりすることが多いです。

Corny(ダサい)と同様、よく日常会話でも使われているスラングです。

That’s so cringe. (それほんとドン引き。)
のように使えます。

9. Ohio

Ohioは、オハイオ州から生まれたスラングです。オハイオ州にまつわる”Only in Ohio”というmemeが由来になっています。

オハイオ州は、あまりやることがない、退屈でつまらない州としてアメリカで知られているため、「退屈な」や「つまらない」という意味で最初は使われていましたが、最近では意味が発展し、Weird(変な)や、先ほど紹介したCringe(気まずい/ドン引き)と同じように「変な」や「気持ち悪い」といった意味として使われるようになりました。

また、これはMyth(俗説)に過ぎませんが、オハイオ州はつまらないことから「Anti-rizz capital (Rizzがない人/モテない人が集まっている中心地)」と言われています。
「Ohio rizz」もよく聞きますが「気持ち悪い/変なカリスマを持っている = モテない人」という意味になります。

You’re so Ohio. (あなたってほんとつまらない/変だよね。)
このように使います。

オハイオ州の印象を表したmeme

10. God did

God didは、アメリカの有名なDJ兼プロデューサー兼アーティストのDJ Khaledの曲「GOD DID」から来ています。

その曲の歌詞の中に、”They didn’t belive in us. Oh, but I know God did, God did.”とありますが、和訳すると「みんなは俺たちを信じなかったが、神は信じてくれた。」となります。

このフレーズは、ストリーマーのKai Cenatが日本に来日したときに東京を観光中街中で出会い友達になった台湾出身のRayと、よくストリーミング中に言い合っているフレーズです。

神の御業を表すだけでなく、相手の意見に対し同感をするときに使われることもあります。

A: I can’t believe I made it this far. (ここまでやって来れたなんて信じられない。)
B: GOD DID! (神のおかげだ!)
A: GOD DID! (神のおかげだ!)

RayとKai Cenat

11. Eat / Ate

Eat、Ate(eatの過去形)は、本来なら「食べる/食べた」という意味ですが、スラングだと誰が偉業をなしたときや、すごいことを成し遂げたときに、相手を称賛するときに使われます。Slay / Slayedと同じ意味になります。

Left no crumbs (残りクズを残さなかった/パンクズを一切残さないぐらいやり遂げた/一切手を抜かなかった)」という意味のスラングがありますが、このフレーズと一緒に使われることが多いです。

He ate and left no crumbs. (彼は一切手を抜かず成し遂げた。)
She ate that performance!
(彼女はそのパフォーマンスを凄く上手に成し遂げた!)

12. Gyatt / Gyat

Gyatt、Gyatは、Goddamnの略で、相手に対して称賛や驚きを表すときに使われるスラングです。

また、”Girl your ass thicc (*女性に対して* お前のお尻大きいな)”を省略した略語としても使われ、「大きいお尻」も意味します。あくまで褒め言葉として使われています。

このスラングは、Ohio、Skibidi、Fanum taxと同様、まさにGen Zのスラングです。

あまりGen Zより上の世代は使っていない印象があります。小中学生がネット、特にTwitch上でよく使っています。

A: He single-handedly scored 15 points in clutch time. He is the definition of a true clutch player. GYATT! (彼は自分1人でクラッチタイム(試合終盤の5分間で5点差以内の一本のシュートで勝敗が決まるような局面のこと)で15ポイントも決めたんだぜ。彼は真のクラッチプレーヤーだよ。すごいぜ!)
B: Yeah, he’s built different. He is the GOAT! (うん、彼は別格だよ。彼は史上最強の選手だよ!)

A: Aye yo, look at her gyat! (ねぇ、彼女の大きなお尻見ろよ!)
B: Goddamn! (うぉ、すげーな!)

13. Sigma

Sigmaは、独立心が強く社会の意見や社会が決めている性別役割に影響されず自分を貫いて生きている人を指します。

また、クールでカッコいい人を指す時にも使われます。女性にも使えますが男性に対して使われることが多いです。

Sigmaの他にもAlphaやBetaなどがあります。
Alpha maleは勝ち組男性や肉食系男子を指しますが、女性は男性より立場が低いと思っていて女性嫌悪している男性や、一夫多妻性を信じていたり、女性は家庭に入り旦那に仕えるべきといったような偏った考えを持っている男性のことも指すので、あまり良い意味ではありません。

Alpha maleだと言われたら周りから嫌な性格な奴だと侮辱されているということになります。

Beta maleはその真逆で、「soft (気弱い)」や「weak(弱い、頼りない)」、女性にコントロールされたり女性の言いなりになっている男性や草食系男子を指します。Passive、SimpやSquareという言い方もできます。

SigmaはAlphaとBetaの中間に当たり、女性嫌悪してないし傲慢でもないし、男女平等を支援しているけど、女性の言いなりになることもなく、自身をしっかり持っている男性を意味します。

Sigmaタイプの男性は、ジェントルマンでクールで、女性に対して優しく平等に接することで知られています。

A: He treats his woman so good and always respects her boundaries. (彼は彼女に優しくて、いつも(健全な関係を築くために)彼女の境界線をリスペクトしてるの。)
B: Aww. That’s cute. He’s such a sigma. (それほんと可愛い。彼って本当にクールなのね。)

14. We friends tho

We friends thoは、単純に「でも私たち友達でしょ」という意味になります。
We are friends thoughの”are”の部分をわざと省略し、thoughは“tho”と短く略しています。

このフレーズは、またもKai Cenatのストリームから生まれました。

「Water」という曲で有名になったTylaという南アフリカ🇿🇦出身のアーティストみなさんご存知だと思いますが、そのTylaが自身のアルバム「TYLA」の宣伝のため、Kai Cenatのストリームにゲスト出演しました。

そのストリーミング中に、Kai Cenatが10万人近くの視聴者が見ている前でTylaをデートに誘います。
その誘いに対し、Tylaが”But we friends tho... (でも私たち友達だから…。)“と返しKaiはフラれました。
そのやりとりが視聴者のなかでバズり、ネット上でよく使われるフレーズになりました。

A: Aye, I’ve got something to tell you. (ねぇ、君に話したいことがあるんだ。)
B: What? What is it? (え、なに?)
A: I like you. Can you be my girlfriend? (君のことが好きなんだ。俺の彼女になってくれない?)
B: But we friends tho... (でも私たち友達でしょ…。)
このように使えます。

15. Yeet or be yeeted

Yeetは、物を思いっきり投げるときに使ったり、楽しいときやダンスをしているときに感嘆詞として使います。

また、Yeet or be yeetedというと「(困難や難題が降りかかったときに)やられるかやられないか」という意味になります。

In this world, it’s either yeet or be yeeted. (この世の中は、やるかやられるかなんだよ。)

SNL (Saturday Night Live)というアメリカの有名なコメディーショーがあるのですが、そのキャストメンバー兼コメディアンのPete Davidson(ピート・デイヴィッドソン)と、ゲスト出演した人気俳優のTimothée Chalamet(ティモシー・シャラメ)が現代のラッパーを演じ「Yeet」や「Skrr / Skrt (車のブレーキをかける音)」と言いながらラップを披露するスキットコメディーが有名になりました。

大人が使っているのは滅多に聞かないですが、中高生がよく使っています。

まだまだGen Zが使っているスラングはたくさんあるので、続きはまた今度紹介します!お楽しみに♪



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Part 2はこちらです↑

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