子育てって大変だ。保護者は偉大だ。
世の中にはいろんな人がいる。
気が合う人、憧れるような人、一緒にいて楽しい人、長年会ってなくても昨日あったかのように話せる人。
逆にまったく合わない人もいる。好きとか嫌いとかではなく、合わない。性格というか雰囲気というか波長というか。いつどんな話題でも噛み合わないし、話をしていても「あ、通じてないな」と感じる人。
職場は私もそうだが職人の集まりなので、正直協調性はあまりない。この業界はそんな人ばかり。自分の言いたいことは言うけど、相手の言うことはあまり聞き入れないという、なかなかしんどい世界。
したがって、本採用はされたがすぐに辞めてしまう人もいる。良いとか悪いとかではなく、合わないのだ。職人気質の雰囲気が。
この業界を否定するつもりはないが、それでも変わっていないといけないことは確かだと思う。ではなぜ変わっていかないのか。それは、学校だから。
理由にも何にもならないが、そうとしか言いようがない気がする。おそらく世間一般の人たちから見ると異様な世界に映っているのではないか。ブラックボックスというか、アンタッチャブルというか。言い過ぎか?苦笑
この業界に入って22年。いろんなことを学んだ。それこそいろんな「保護者」がいるのだということ。その数だけ教育方針があるということ。それは今の我が子たちに対しての教育方針に繋がっている。
反面教師というか、反面保護者?になる人も多かった。それは本当に勉強をさせてもらったと思う。そんな言い方や考え方や対応の仕方をしたら、そら子どもはしんどいでっせ、という保護者を星の数だけ見てきた。
それでも、そんな保護者でも尊敬に値するのは間違いない。
一人の人間を少なくとも13年間は育ててきたということ。最初から嫌な親になろうと思ってた人はいないだろう。紆余曲折があり、山あり谷ありがあり今に至るはず。子育てに疲れた人も多いのではないか。
教師としてそんな保護者の力に少しでもなれればと、今は強く思う。特別支援学級の担任をして4年目になり、今の自分では理解できないようなことが起こり、理解できないようなことをいう保護者もいる。それでも保護者は一生懸命愛情を注ごうとしている。
そこだけは忘れずにいたい。
でも、やっぱりしんどいこともある。いーっ!ってなるときもある。
子育てってやっぱり大変だ。
保護者は偉大だ。