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学びとるために、真似てみる。

「自分探し」というコトバがある。ほかの誰とも違う自分らしさを見つけたいという気持ちは誰にでもある。だからこそ、ナンバーワンじゃなくていい、オンリーワンなのだから♪ なんて歌詞が胸に響いてしまうのだ。

自ら理想の自分を見つけ出し、この手につかみ取れたらカッコイイし嬉しいけれど、やみくもに自分探しの旅にでたところで、行くあてもなく途方に暮れる羽目になるのが関の山。これが新規事業開発のシゴトであれば、まず「あるべき姿」を描いて実現へのステップに落とし込む、というのが定石なんだけど、それを自分の人生に当てあてはめようとすると、途端にどうしたらよいか分からなくなるから、困ったもんだ。

メリルストリープは、真似をすることは人生のスキルであると表現した。そして、女優が誰かを演じるために必要なのは、その人物への共感であり、想像力だと説明した。そして、演じることで、自分を進化させ適応させることができるのだと言った。なるほど、と思った。

もともと私はどちらかというと頭でっかちで、まず色々考えてからモノゴトを始めたいタイプ。だけど、この頃思うのは、カタチから入って徐々に本質を理解するやり方のほうが、いきたい場所に確実に辿りつけるのかもしれないってこと。だから、まず目標となる人物を見つけて観察し、どのように生きているのかを理解して、その人のように振舞ってみることもやってみようかなと思う。そして、見習うべきは、決して偉人超人だけじゃない。

このごろ、地球環境への取り組みとか、便利さだけを追求しない考え方とか、若い世代の生きる姿勢に共感を覚えることが増えてきた。もしかすると、彼らの感性に学びながら50代の生き方を探ってみると、理想の自分への本当の道筋を見つけられるかもしれないなあ。


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