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無意識なバイアスを外したい!/太田可奈さん(株式会社スピードリンクジャパン 取締役)

太田可奈さん プロフィール

ファーストキャリアはマツモトキヨシ、その後上場不動産企業にて3年広報部編集長として勤務、PR活動、販売促進活動に従事。
その後、コンサル会社を起業。広報、社内コミュニケーションをメインに企業と密着したコンサル業務を心掛け従事。
現在は、コンサルとして4年携わっていたスピードリンクジャパンの取締役に就任し6年目を迎えた。
人事採用責任者を経て、現在は新規スタートアップ4事業と広報の責任者として従事している。
また、2021年東京理科大IDM(経営学部国際デザイン経営学科)アドバイザリーボードに就任した。

(豊田)
こんにちは!スパイスアップ・ジャパン代表の豊田圭一です。

「人事」のHRと「トランスフォーメーション」のXを掛け合わせて「HR-X」と名付けた当チャンネルは、「トランスフォーメーション人材で組織を変革する」をスローガンに、「人事」と「トランスフォーメーション」、つまり「変革」というキーワードで様々な取り組みをしているゲスト、Ms. Xをお迎えしてお話を伺っていきたいと思います。

今回の「Ms. X」には株式会社スピードリンクジャパン取締役の太田可奈さんをお迎えしました。太田さん、今日はよろしくお願いします。

(太田さん)
よろしくお願いします。

(豊田)
まず、簡単に自己紹介をお願いできますか?

(太田さん)
私は子供の頃、学校の先生にすごくなりたかったんですけど、学校の先生を諦めて企業の役員をやっています。
実は子供向けのプログラミングスクールと大人向けのプログラミングスクールを責任者としてやっていて、若干夢を叶えました。

(豊田)
叶えてますね!

(太田さん)
あとは今、東京理科大学のIDMのアドバイザリーボードに2021年4月に就任しました。

(豊田)
4月ってまさに今ですね。

(太田さん)
はい、まさに。
今年設立したばかりの学科なので1学年しか居ないんですよ。
その学生たちと絡めるのはちょっと楽しみだなと思っています。

(豊田)
もう完全に「先生になりたい」って夢にすごい近いところにいますよね。

(太田さん)
夢にすごい近づいていってます。

ブスと紹介される女役員

(豊田)
太田さんとは今日初めてお会いするんですけど、事前にプロフィールが送られてきて、書かれていたことになんて答えたらいいのかなって、ちょっと面白すぎたなと思ったのが、「今は、なぜか経営者から親しみを込めてブスと紹介される女役員です。」と。
さらに「人生何事も面白がる乳がんサバイバーのコンテンツクリエイターです」と書かれていました。

(太田さん)
すごい詰め込んでますね!

(豊田)
何から聞いていこうかなってちょっと思っちゃったんですが。
このプロフィールは自分で考えたんですか?

(太田さん)
自分で考えたというよりかは、うちの代表の西田が言い始めたのですが、西田には子供が7人いるんですね。

(豊田)
7人、すごいですね。

(太田さん)
だからすごい税金払ってる!

(豊田)
あ、そっち!?笑

(太田さん)
子供が7人いるので、子供向けのプログラミングスクールとかをやっているんですけど、その西田が私のことをブスって言うんですよ。
ありえなくないですか?

(豊田)
ありえないですねー

(太田さん)
なんですけど、これ結構戦略で、女役員をブスって言うのを経営者界隈で結構言うんですよ。女役員をブスって言う経営者います?

(豊田)
いや、いないと思います。
陰では知らないですよ、聞いたことないし。

(太田さん)
表で!

(豊田)
表だったらありえないと思うし、僕ちょっとびっくりしました。

(太田さん)
そうなんですよ、そうするとだいたい興味を引くので、「なに、お前のところの女役員はどんなブスなの?」みたいなこと言われ、よしよしと思い、「今度紹介するよ!」となり、私がクロージングにかかるって感じなんですよ!笑

(豊田)
完全に戦略ですね!
社長はそれまではそんな風に言ったことはあったんですか?

(太田さん)
いや、もうずっと言ってます。
「お前、ブスだけどいい奴だ!」とか。
たしかに社長たちって結構綺麗な方たちとお会いしてるじゃないですか。
これくらいのレベルならブスなんですよ、きっと。
ていうところからブスって呼ばれるんですけど、まぁまぁまぁまぁ皆さんにお会いするとブスって紹介されているのを隠そうとするんですよ、男性は面白いことに。
こんにちは、初めましてみたいな感じでいくと、中途半端な顔なのでなんとも言えない顔をするんですよ。
「大丈夫ですよ、ブスって西田から言われてます?」と言うと、言っていいタイプね!ってなり、そこから和んで、最後どうでしたか?って聞くと、肌綺麗ですねとか、爪綺麗ですね、洋服オシャレですね、みたいなので全然顔をいじらない!笑

(豊田)
顔じゃないのかよって!笑

(太田さん)
ていうところで結構和ませていただいてます。

(豊田)
その話をもらった時、台本に真っ先に入れましたからね。
どう聞こうかなと思いながら、しかもその後に乳がんサバイバーのコンテンツクリエイターって、次に続いてくるから。

(太田さん)
そうなんですよ、乳がんの闘病中で今日も収録前に抗がん剤やってきて、つるっぱげなので帽子を被らせていただいてますけど、乳がんは初期のステージ1で見つかって、これも知り合いの方たちのお陰で本当に背中をたくさん押してくれまして。
もう早く、胸に針刺して検査してこい!と言ってくださる方たちがすごく多くて、行ってみたらステージ1で温存でできたので。

(豊田)
それはラッキーでしたね。自己紹介だけで結構長くなるという風にちょっと思いましたが、ありがとうございました。

ジェンダーギャップ&管理職になりたがらない若者

(豊田)
太田さんにお聞きしたいなと思っていたのが、仕事をしている中で一番課題と感じているところはどんなところですか?

(太田さん)
そうですね、うちは管理職だったり幹部に女性が多いんですけど、他のベンチャーさんの相談に乗ったり、去年は女経営者の方たちと月1回集まって飲むみたいな会をずっと繰り返していて、何が課題かみたいなことを話し合ったんですけど、やっぱりジェンダーギャップというか管理職になりたがらない若者と女性の管理職が少ないというところがすごい多いよねみたいな話はありました。

(豊田)
管理職になりたがらない若者というのは男女問わずですか?

(太田さん)
そうですそうです、そういう若者は結構多いですね。

(豊田)
それは責任を取りたくないからですか?

(太田さん)
責任というか、何のために役職に就くのか?というところだったり、あとは無意識にその役職に就いたら、先ほど言われていた責任感みたいな。
取りにいったら恐いみたいなものがあるのかなだったりとか。

(豊田)
実際、多くの企業ではたしかに女性管理職って少ないですよね。

(太田さん)
そうですね、少ないですね。

(豊田)
あと、日本の大企業とか歴史がある会社ではプロパー社員で新入社員の時からずっとそこにいた男性社員がほとんどじゃないですか。

(太田さん)
そうですね、海外から見たら日本は女性経営者、管理職の割合はすごい下の方のランクにいるので、それをどうにか引き上げていくということが、ジェンダーギャップだったりとか。

無意識なバイアスを外したい!

(豊田)
実際、女性経営者たちとの月に1回の集まりでどうしていったらいいんだろうね?みたいな話はどんな話をしてらっしゃるんですか?

(太田さん)
そうですね、やっぱり無意識なバイアスがかかっていることって多いよね、みたいな話があります。

(豊田)
誰に対してですか?

(太田さん)
男女問わず全員にです。
男とは、女とは、みたいなものが無意識にバイアスがかかっている状態なので、例えば海外出張に1週間行ってきてよ!という時に、結婚している男女がいて両方とも子供がいる場合、どっちに頼みますか?みたいな。

(豊田)
そうね、言葉としてもありますよね。
だって女々しいとか、男なんだから泣いちゃダメだとか。

(太田さん)
そうそうそうそう!

(豊田)
子供の頃、言われましたもんね、男の子でしょ!って。
いや男だって泣きたいわ!っていうのがあるけれど、バイアスって男女問わずありますよね。

(太田さん)
そう、だから無意識にかかっちゃってるから、せっかく海外出張に行くというチャンスがあるけど、子供いても奥さんがいるから、男性に頼もうってなるんですよね、無意識に。

(豊田)
無意識にね。

(太田さん)
本当は別の方の方が能力があるだとか、合いそうだなって思っても、ちょっと無理そうだなって思ったら声を掛けないだったりとか。

(豊田)
みんな悪い人じゃないから、悪気があってじゃないわけですよね。

(太田さん)
悪気がなくてやっちゃっていることですね。

(豊田)
それが一番悪いんじゃないかって話もあるけど!笑

(太田さん)
それはもう出来上がっているルールの中でやっていることなので、逆に言ったら男性の方が働く方たちが今までは多かったので、そこのルールが往々にして企業にはありますよね。

(豊田)
それ変わっていけますよね?

(太田さん)
そうですね、大企業でもテーマに挙げていますよね。

(豊田)
もちろん挙げていますよね、比率を何割までにするとか。
比率でいきなり括るのはどうかなって思うけど、意識はありますよね。

(太田さん)
作っていこうよ!みたいなことを言っている企業さんはすごい話題に上がるなって思ってて、今このチャンスは逃さない方がいいんだろうなって私たちもすごい思っていて、自分のキャリアだったり、働き方だったりをしっかり、ルールメーカーとして、自分がロールモデルになって導けるような人たちを引き上げて、私なんかではなくあなただからできる!っていうところを人との縁、人との会話だったり、あとは心理的安全でいろいろ会話をして、自分のキャリアをしっかり考えられるっていうコミュニティを作っていきたいなって去年話していたんですよ。
去年1年間飲みながらですけど。

(豊田)
でも人の意識って変わってはいきますよね。
なぜかと言うと、僕は今50代なんですけど、社会に出た頃って女性にも総合職というものが出来始めたくらいの年代なんですよ。
そうすると、それまでの人たちって女性が一般職で男性が総合職みたいなのがあったりだとか、
その頃は終身雇用の時代ですから、起業なんて1ミリも考えてなかったです。

(太田さん)
そうですね、選択肢からも排除してますもんね。

(豊田)
そう、それって無意識にね。

(太田さん)
無意識です。

(豊田)
だから今は学生など若い人たちにはいろいろな選択肢があって、大企業に入るのと、いきなりベンチャー入るのと、起業や大学院に行くのもあるかもしれないけど、当時はなかったけど、変わってきて今はそれがありますよね。

(太田さん)
そうです、あります。

中学生起業家育成プログラム MANABUYA

(太田さん)
私、活動がもう1つあって、渋谷区の委員会に所属をしていて、MANABUYAという事業があるんですよ。「渋谷」と「学ぶ」を掛けて。

(豊田)
うまい!

(太田さん)
中学生起業家育成プログラムなんですけど、やっぱり起業っていう選択肢があるよというのを小さい時から分かるべきだよねって話があって、うちのプログラミングスクールもアントレキッズカレッジって名前なんです。
プログラミングは1個の手法なんだけど、アントレプレナーシップを育てるというプログラミングスクールをやっているので、無意識に選択肢から外すのではなくて、たくさんの選択肢を与えてあげるっていうのを若いうちから学ばせるっていうところも1つだよねってところと、あとは女性だったりジェンダーのギャップがある人たちを無意識に行動しちゃうじゃなくて、自分のキャリアや働き方をしっかり考えた上でどうしたいのか、どうルールを作るのかというのを考えられる人。

(豊田)
そっか、だから太田さんがされてらっしゃることは、子供向けのものも多分同じ線の上に乗ってるんですよね。

(太田さん)
そうです、同じ線の上です。

(豊田)
だって子供も無意識に親しか見てないから。
子供が見る大人って親か先生だったりするじゃないですか。
周りに起業家なんていないけど、太田さんだったりいろんな人がいると、こんな生き方もあるんだ!みたいなところが、彼らの選択肢に上がってくるんですよね、たぶん。

(太田さん)
うちの会社面白いんですけど、西田が子供7人いて、私が過去不妊治療をしていたんです。
不妊治療をしていたんですけど、乳がんになってしまったので不妊治療ができなくて、子供はもう持たないということを旦那さんと決めて、これから里親のように向かい入れて戸籍に入れるってわけではなくて、人の家の子供たちを預かるっていうことをやります。
働いている人だとか自分の身近な人たちから始めようと思っていて、お母さんとかお父さん1人で頑張らなくていいし、逆に私みたいな大人と接点を持つことによって気づきがあったり、親以外の大人と携わることってすごく大事なことだと思っていて、それをちょっと作りたいなと思って、2人暮らしの部屋から引っ越して、子供部屋を作っちゃんたんですよ、預かるために。

(豊田)
へぇー面白い!
それすごくいいですよね、だって昔は長屋とかで近所の人が近所の人たちを育てていたわけで。

(太田さん)
そうそうそうそう!
それをしないとダメだよねってすごく思っていて、渋谷のMANABUYAもそうなんですけど、渋谷の大人たちが中学生起業家を応援するというのでやってます。

(豊田)
それすごく良い活動ですね。
僕のことをちょっと話しちゃうと、講演とかで君たちの周りにはバカな大人が3人しかいないって話をするんです。
1人は自分の親、もう1人は学校の先生、もう1人は2個上の先輩って言ってるんですね。
親はバカだとは思わないけど、結局自分の20、30年昔の経験値からしかアドバイスできないし、愛を持って接するからそれっぽいことを言うんだけど、実態はもう違うかもしれないじゃないですか。
良い学校行った方がいいよ、堅い会社に入っておいた方がいいよみたいなことを言っても実態と違うかもしれない。
あとは最近でこそ社会を知っている先生も多くいるんですけど、社会を知らない先生。
そして自分も社会に出たことのない、あるいはちょっとしか社会に出ていない2個上の先輩みたいな人しかいないでしょ、みたいな話をしたことがあったんですけど、そこに色々な大人たちを混ぜていくってことですよね?

(太田さん)
そうです、混ぜて色々な大人と付き合って欲しいなと思っていて、中学生の子たちと話してても、やっぱり私立の中学校に行っている子たちは携帯禁止だったり、ネット見れないとか勉強だけするみたいなところで、初めてSNSに触った時に起業している中学生がいるっていう衝撃を受けて、なんでこんなに情報格差があるんだ!みたいなので、情報格差をなくしたい、そんなサービスを作りたいって言っている中学生がいたり。
だからやっぱり情報格差って中学生くらいからでも思うんだなってすごい思ったので、タッチポイントを大人が作ってあげないと。

(豊田)
いや本当にタッチポイント作るってすごく重要なことだと思いますね。
それがさっき太田さんが仰っていた、無意識バイアスをどんどん外していくってことですよね。

(太田さん)
そうです、作らないように外していくって感じです。

スポンサーシップ・コミュニティ

(豊田)
あとさっき、ルールメーカーって言葉がありましたけど、現代のルールメーカーって?

(太田さん)
男性が多いじゃないですか!

(豊田)
男性!?ちょっとドキッとしちゃうけど。

(太田さん)
男性が多いので、少しでも女性の割合が多くなればなるほど、その声が届きやすくなるので、例えばですけど、生理休暇もそうですし。
うちの会社はすごいありがたいことに、不妊治療していたことをフルオープンでやっていたので、「今日、血液取って注射ぶっ刺してくるよ」みたいに言えちゃうタイプだからいいんですけど、そういうことをSNSで配信していると言えないという方からDMでご相談が結構来ていて、やっぱり会社に言えないですとか、1人目ではなく2人目不妊の方だったり。
2人目欲しいけど、もう1人いるんだからいいじゃん、みたいな。
なんでわざわざそこまでして?みたいなのとか。
あとは子供がいない人、いる人、多様なので分かり合えなかったりするんですけど、不妊治療という1つのカテゴリーでどこかに相談したらちゃんと休みが取れたりとか。

(豊田)
そういう意味では今新しい取り組みをしているっていうのはその流れですか?

(太田さん)
2021年4月13日にリリースを出したのですが、スポンサーシップ・コミュニティっていうものを6社で運営しています。
第1期生にはまずは私たちの会社の社員だったりだとかでやっています。

(豊田)
どんな取り組みなんですか?

(太田さん)
自分たちの無意識のバイアスを知るってところだったり、自分のキャリアについてちゃんと向き合うというところです。
あとは例えば、うちの会社で私になりたいって人って少ないと思うんですよ。
身内過ぎる大人の言うことって聞かないじゃないですか。
だけど他の会社で憧れる女性役員がもし出てきて、その人になりたいなって思ってくれたらそれで良くて。
だからたくさんのロールモデルの人たちを集めて、その人たちの話だったり、自分のキャリアと向き合ったりというワークをやっていってほしいと思っています。
男性にも参加するんですけど、男性には女性という「生き物」を知ってもらうということをやってもらってます。

(豊田)
1期生何人くらいを募集したんですか?

(太田さん)
今、30から50人くらいかな。
6社いるので、1社から10人弱で、幹部候補生に受けてもらってやっていこうかってところです。
あと、國學院大学の女子学生に対して、私たち女性経営者がオープンセッションをしようかなと思っていて。

(豊田)
それは大学から頼まれたんですか?

(太田さん)
元々國學院の方たちとやっているワールドカフェという取り組みがあって、渋谷で輝いて働いている人たちと繋げるっていうものをやっているので、今度はそこに女性経営者という文脈でジェンダーギャップのセッションをやっていこうかというところです。

(豊田)
國學院の学生の対象は女性ですか?

(太田さん)
女性かなってちょっと言っていましたね。
集めたら女性が多く集まりそうだなと。

(豊田)
それ面白いですね。
それはそれでまた1つのロールモデルになったら、他の学校にも広がる可能性があるし。

(太田さん)
広がってほしいなと思っています。

(豊田)
それが多くの大学生、若者たちにいろんなメッセージになったら、一番最初に仰っていた、役員になりたくない若者が変わってくるかもしれないし。

(太田さん)
変わってくると思いますね。
一回引き受けて経験してみたら楽しいことって実はたくさんあるし、勉強することってたくさんあるんだけど、その一歩みたいなのが。

(豊田)
そうですね、僕、好奇心よりもまず行動だと思っているので行動して初めて、「あっ、これ面白いかも!」「これできたじゃん!」って次の一歩や好奇心が出てくると思うから、今、特に好奇心がなくたってまずは何かやってみるということがそれに繋がる可能性があるかなと思って。

(太田さん)
そこが男性と女性はちょっと違くて、女性は結構リアリストなので引き受けたら、これだけ大変になっちゃったら子育てどうしようだったり、旦那さんの面倒を見られなくなっちゃうなだったり、家事どうしようかっていう方が先に来るから、引き受けます!ってすぐに言えないんですよ。
女性って引き受けた後のことをすごい考えられてます。

(豊田)
引き受けた後のこと考えないですね。

(太田さん)
考えないでしょ、男性は!
あんまり男性は!とか女性は!って言いたくないんですけど、結構男性って役職になることが目標だったりすることが多いんですけど、女性はそこは通過点というか。

(豊田)
今みたいな会話もいいですよね。
こうやってお互い、そうなんだ!っていう。

(太田さん)
そう、知るってことがすごい大事で、女性経営者と話をしてると人生のミッションとして、こういう世界を作りたい、こういうことをしたいから役員を引き受けるっていう名目の方が多いんですよ。

(豊田)
なるほどね。
これ話どんどん聞きたくなってきちゃいますけど、今日はありがとうございました。
スポンサーシップ・コミュニティの話をもっと聞きたいんですけど、今は始まりだと思うので、この後取り組んでいった中でどうなったかというのを教えていただけると嬉しいなと。

(太田さん)
ぜひ!
仲間が6人くらいいるので、男性経営者を囲んで、「御社、どうなの?」みたいな話をするんですよ。
「社長オセロ」っていうものもやっているので、よかったらいらっしゃっていただいて。

(豊田)
分かりました!
今日は本当にありがとうございました。

さて、HR-Xではこれからも「人事」と「トランスフォーメーション」というキーワードで、様々なゲストをお呼びしてお届けしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

太田さん、今日はありがとうございました!

(太田さん)
ありがとうございました!

豊田圭一(株式会社スパイスアップ・ジャパン 代表取締役)
上智大学を卒業後、清水建設に入社。約3年の勤務後、海外留学コンサルティング事業で起業。以来、25年以上、グローバル教育事業に従事している。
現在、国内外で「グローバルマインドセット」や「変革マインドセット」を鍛える研修を実施する他、7ヶ国(インド、シンガポール、ベトナム、カンボジア、スリランカ、タイ、スペイン)にグループ会社があり、様々な事業を運営している。
2018年、スペインの大学院(IE)で世界最先端のリーダーシップ修士号を取得。
2020年に神田外語大学グローバル・リベラルアーツ学部の客員教授に就任。
著書は『とにかくすぐやる人の考え方・仕事のやり方』『ニューノーマル時代の適者生存』など全19冊。
早稲田大学トランスナショナルHRM研究所の招聘研究員、内閣府認証NPO留学協会の副理事長、レインボータウンFMのラジオ・パーソナリティも務めている。

豊田が2020年6月に出した著書『ニューノーマル時代の適者生存』

株式会社スパイスアップ・ジャパン
 公式ウェブサイト  https://spiceup.jp/
 公式フェイスブック https://www.facebook.com/SpiceUpJP/

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