人生初！北陸新幹線「かがやき」グランクラス！！。。。の乗車券を忘れた話
旅行日数週間前、新幹線の切符を先に渡された。
無くしたらイケナイのですぐに財布に入れた。
当日、新幹線乗車駅に向かうひとつ手前の駅で先読み機能が働き、そろそろ切符を出そうと財布を開けた。
が、しかし。。。あれ？？入ってない？
うそーーーん。そんなまさかねえ。
と混雑した車内でガサゴソするも、みつからない。
この移動時間間3分、脳内ディスク全フォルダ検索。
しゅるしゅるしゅる。。。
思い出せない。捨てるわけない。
■発車20分前
ホームについて、椅子で荷物領域展開。
やはりないので一旦、現実を受け入れることにした。
血の気が引く。わかる。
悪事がバレた、まる子ちゃん状態。
切符を忘れたのは現実なのだ。
考えろ！考えろ！考えろ！byアルミン
急いで新幹線の改札へ行き、有人改札にて、
「45分のグランクラスなんですがぁぁ、切符が無いんですぅぅ！どうしたらいいですかぁぁぁ！？」
と20代中ばくらいと思われる駅員男子へ泣きつくことにした。このケースの対処はプロに任せるべきだろう。
「えっ。。」と引かれるも、
「チケットは紙のチケットですか？家にはあるんですか？」
「はいぃぃぃ、確かにお財布に入れたんですが無いんですぅぅぅ。。」
「探したら出てくる可能性はありますか？」
「？？捨てるわけ無いのでどこかにあると思いますぅぅ」
「少々お待ちください。」
と奥に行って何やら相談している様子。
即答で「乗れません、お帰りください」って言われてない。。行けるのか！？どうだろうか！？
ハラハラドキドキ。。。
■発車10分前
「どうぞこちらへ！」とみどりの窓口へ連れて行かれる。
5人くらい並んでいる間に説明を受ける。
「乗車券の再発行で乗れます！」とのこと。
神なの？てか、すっごいイケメンに見えた。
確かに輝いていた。
「あじがどうございまずぅぅっ！！」
乗車券を忘れた場合（切符がどこかにある場合）、乗車券は一回買わないといけないんだけど、再発行のスタンプ付けてもらって、後日みどりの窓口に見つけた切符と一緒に持って行けば（1年以内）、数百円の手数料は取られちゃうけど、返金して貰えるんだって！！今年一番の知っトク情報。
■発車5分前
無事購入した再発行切符で改札を抜ける。
対応していただいたお兄さんの
「行ってらっしゃい！（敬礼）」
が沁みる。。
「あ、何番線ですかぁぁ！？」
「18番！（即答）」
言い切りだったの、かっこよすぎ。
なんとかギリ乗車。
ありがとう！ありがとう！駅のみなさん！
そして、ハラハラさせてごめんなさい、同行者のみなさん。。。
まあ、出だしからそんな金沢旅行、実は高校の修学旅行で来ていた記憶。
兼六園、ひがし茶屋街辺りはうっすら記憶が残っている。
今回の金沢は旅行者が多く、どこも混雑していたが、閑散としているよりは賑わっていて楽しかった。
自分たちは着なかったけど、着物レンタルして楽しんでる人達も見ているだけで華やかで楽しかった。
1泊2日はあっという間に過ぎ、帰りの金沢駅にて、今度は復路の再発行切符を入手せねばならない。
余裕持って、1時間前にはみんなと別れて、切符売り場へ行く。自販機ではだめらしい。そうか、帰りもみどりの窓口で買うのか。
だが、さすが観光地。みどりの窓口は大混雑。
外国人とお年寄りもいっぱいでなかなか進まない様子。
音楽聞いたり、携帯ゲームしたりして過ごすが、30分経過してもまだ30人くらい残っている。
窓口は４つ。１つは返金でモメている。
ひと組短くても5分。ヤバい。。
帰りもまたハラハラドキドキだったが、なんとか15分前には買うことができた。
着いた時に買うべきだったが、みんなを待たせてはいけないと帰りに買うことにしたのがちょっと失敗だったかな。
さて、帰りもグランクラスで、無事に往復できたことへの感謝の祝杯をいただく。
家に着くと、忘れた切符はテーブルの上に無造作に置いてあった。見出しの状態ではなく、旅行会社のチラシ印刷された小さい封筒に入れてあった。
前日、レシート整理した記憶が蘇る。
おすすめの旅行代金が赤字に黄色フチ取りでいくつも書いてある小さな封筒で、なんかのクーポンだろうと思って取り出して、あとで捨てようと思っていたのだった。
あっぶなー！捨てなくて良かったァ！
あの時の自分、確認不足だけど捨てなかっただけえらいっ！
後日、無事見つかったチケットを持って、みどりの窓口へ行く。
平日の16時くらいだったか、仕事を早帰りしたついでに行ってみたら平日でも大混雑なのね。。びっくり。
30分くらいして、窓口のお兄さんに
「あの、新幹線のチケット払い戻しをお願いします。」と再発行切符を差し出した。
サラッと終わると思っていたが間違いだった。
差し出した切符一式をみて、お兄さんが一瞬固まった。
「再発行って、チケットを忘れたか何かですか？」
って聞くのでまた洗いざらい恥をさらして説明する。
多分レアケースみたいで、ふんふんと説明を丁寧に聞いてくださるお兄さん。奥に引っ込み何やら相談して戻ってくる。
「手作業での払い戻しとなるので少々お時間いただきます。すみません。」
とおっしゃるので、
「いえいえ、こちらこそお手数をお掛けして申し訳ございません。。」
と変な謝りっこしながら処理していただいた。
その間、お兄さんが「手入力～♪手入力～♪」と鼻唄歌いながらもテキパキと動かす手がピアニストの様でかっこよく見えた。
がしかし。後ろでとぐろを巻いてご自分の番を待つ多くのみなさん。。いつぞやの私みたいな、あと何分で発車やのに！って人達もいたであろう。
この場を借りて謝罪しておこう。
ご迷惑をおかけしたみなさん、本当に申し訳ございませんでした！以後、注意して参る所存です！
てことで、新幹線の切符は、忘れてもなんとかなるー！という学びの旅でありました。
