友人達と90年代縛りでカラオケしてきた、だって夏だから。
7月某日の昼下がり、真夏の太陽が照り付ける東京都大田区糀谷駅前に、昭和生まれのアラフォー男女3名が集結した。
私達の目的はただ一つ
90年代縛りでカラオケを行う
以上である。
小室ファミリーやガングロギャルがメディアを席巻したあの時代、私達は高校生だった。
高校生と言っても、私の場合は光合成するかのように全身で太陽の光を浴びながら過ごすようなキラキラした青春時代を送ったりはしていないどころか完全に日陰者だったのだけど、そんな私にだって昔を懐かしんで思い出に浸る事もある。
むしろここ数年の90年代リバイバルの影響で機会が増えた気もする。
そんな折、年に一度くらいのペースで会う知人と久しぶりにカラオケをしようと言う話になった。
その後どうせならばただ歌うのではなくエッグポーズでもキメつつ90年代縛りでカラオケをしようと、1993年の夏を思い出そうでは無いかと言う提案を皮切りに、スムーズに話は進み、あっと言う間に月日は流れ当日を迎えた。
会場は糀谷駅前にある歌広場。
歌広場と言うロケーションも90年代のあの頃っぽくて私にとっては懐かしい。当時は1時間180円でドリンクバー付と学生のお財布に優しく大変お世話になった。
その時代と比べれば多少値上げはしているけれど、代わりに食べ物飲み物共に持ち込み自由なので、近くのカレー屋と蒲田の餃子屋でテイクアウトした料理を大量に持ち込んだ。
三人前にしてはかなりの量、少し買いすぎてしまったかもしれない。
ちなみに購入したのは糀谷のパキスタンカレー店ザイカと、蒲田羽根付餃子御三家の一角である你好の餃子や春巻など。
全員お腹が空いていたのもあり、最初の1時間は一切歌わずひたすら食事に没頭していた。フリータイムにしておいて大正解である。
その後はぼちぼち歌い始め結局6時間のフリータイムを使い切った。
下記が本日のセットリスト。
尚、一部80年代の曲が混ざってしまっているけれどもそこら辺はご愛嬌ということで。
90年代縛りカラオケ セットリスト
セントジュエルを探せ!/ワッPズ(1989年)
※アニメ「新ビックリマン」OP
おジャ魔女カーニバル/MAHO堂(1999年)
※アニメ「おジャ魔女どれみ」OP
ペガサス幻想/MAKE-UP(1988年)
※アニメ「聖闘士星矢」OP
嵐の中で輝いて/米倉千尋(1996年)
※OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」主題歌
太陽がまた輝くとき/高橋ひろ(1994年)
※アニメ「幽☆遊☆白書」第四期ED
GHOSTSWEEPER/原田千栄(1993年)
※アニメ「GS美神」OP
約束はいらない/坂本真綾(1996年)
※アニメ「天空のエスカフローネ」OP
それでも明日はやってくる/鈴木結女(1995年)
※アニメ「NINKU -忍空-」第一期ED
イロトリドリノセカイ/JUDY AND MARY(1998年)
JUST COMMUNICATION/TWO-MIX(1995年)
※アニメ「新機動戦記ガンダムW」前期OP
everfree/hide with Spread Beaver(1998年)
そばかす/JUDY AND MARY(1996年)
※アニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」第一期OP
輪舞-revolution/奥井雅美(1997年)
※アニメ「少女革命ウテナ」OP
世界の終わり/thee michelle gun elephant( 1996年)
SPARK/THE YELLOW MONKEY(1996年)
※TBS「COUNT DOWN TV」96年7月度ED
はじまりはいつも雨/ASKA(1991年)
※パナソニック「HALFコンポ」CMソング
Rusty Nail/X JAPAN(1994年)
※フジテレビ系ドラマ「君が見えない」主題歌
紅/X(1989年)
ゆらめき/Dir en grey(1999年)
※アニメ「日本一の男の魂」OP
Melty Love/SHAZNA(1997年)
※テレビ朝日「所さんのこれアリなんじゃないの!?」ED
POISON/ぬのぶくろとらやす(1995年)
※三貴「ブティックJOY」CFソング
余談だが、この曲を歌っていた友人は10代の頃から「布袋の顔が好き」だと言っていた。
私は以前から彼女に対して「布袋が好きなら同じ系統の顔(だと私は感じていた)呂布カルマも好きなんじゃね?」と思っていたので、ここら辺のタイミングで「あんた呂布カルマの顔も好きでしょ?」と聞いてみた。
すると彼女は案の定「顔は好き」だと答えた。
しかしながら布袋の曲が好きな方は世の中に多々いらっしゃるだろうが、曲では無く布袋の顔でファンになる層は割と少数派であろう、むしろ彼女の他には今井美樹位しか思い浮かばない。
あ、そうそうこの時バンビーナは2000年代の楽曲だと答えてしまったのだけど今調べたら1999年4月でギリ90年代だった、もしこの時歌いたかったらごめん。
予感/Dir en grey( 1999年)
※日本テレビ系ドラマ「女医」ED
N.O./電気グルーヴ(1994年)
※wikipediaの記載がかなり詳細でびっくりした。
川の流れのように/美空ひばり(1989年)
END OF SORROW/LUNA SEA(1996年)
DIVE TO BLUE/L'Arc〜en〜Ciel(1998年)
※「NTTパーソナル関西」CMソング、TBS「特捜!芸能ポリスくん」ED
innocent world/Mr.Children (1994年)
※日本コカ・コーラ「アクエリアス ネオ/アクエリアス イオシス」CMソング
SUNDAY/SADS(1999年)
Let yourself go,Let myself go/Dragon Ash(1999年)
YELLOW YELLOW HAPPY/ポケットビスケッツ(1996年)
I'm proud/華原朋美(1996年)
※TBC「the レディ・エステティック」CMソング
本日初の小室サウンド、90年代と言えば真っ先に小室ファミリーを連想される方も多いよね。
強く儚い者たち/Cocco(1997年)
Shangri-La/電気グルーヴ(1997年)
※NHK-FMラジオ番組「ミュージックスクエア」EDテーマ他
Maybe Blue/UNICORN(1987年)
※TBS系ドラマ「ドラマ23」一話「ウッチャン・ナンチャンの純愛の街」主題歌
歌った際に流れたPVに映った若かりし頃の奥田民生を見て先ほどの布袋の顔が好きな友人が「こんなに若いころの奥田民生はカワイイ顔をしていたのか」とギャーギャー言っていた。
「この顔でほっぺにうっかりケチャップを着けてて欲しい」
等と意味不明な事を言ってしばらくはしゃいでいた、面倒なので私はスルーした。
情熱/UA(1996年)
※TBS「M Navi」ED
ブルーウォーター/森川美穂(1990年)
※アニメ『ふしぎの海のナディア』OP
Time goes by/Every Little Thing(1998年)
※フジテレビ系ドラマ「甘い結婚」主題歌
春〜spring〜/Hysteric Blue(1999年)
※テレビ朝日「目撃!ドキュン」ED
夏の日の1993/class(1993年)
※テレビ朝日系ドラマ「君といつまでも」OP
エロティカ・セブン/サザンオールスターズ(1993年)
※フジテレビ系ドラマ「悪魔のKISS」主題歌
僕達は天使だった/影山ヒロノブ(1993年)
※アニメ「ドラゴンボールZ」後期ED
シングルベッド/シャ乱Q(1994年)
※アニメ「D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜」ED
just think of tomorrow/佐々木真理(1993年)
※アニメ「無責任艦長タイラー」OP
真夏の夜の淫夢/松任谷由実(1993年)
※TBS系ドラマ「誰にも言えない」主題歌
ら・ら・ら/大黒摩季(1995年)
※テレビ朝日系ドラマ「味いちもんめ」主題歌
慟哭/工藤静香(1993年)
※フジテレビ系ドラマ「あの日に帰りたい」主題歌
幸福論(悦楽編)/椎名林檎(1998年)
KISS ME/氷室京介(1992年)
※「ブティックJOY」CMソング
winter fall/L'Arc〜en〜Ciel(1998年)
※テレビ朝日系で放送されたアメリカCBS製作ドラマ「シカゴ・ホープ」第2シーズンイメージソング
少年時代/井上陽水(1990年)
東宝映画「少年時代」主題歌
Overnight Sensation〜時代はあなたに委ねてる〜/trf(1995年)
※ホンダ「ライブDio」CMソング
Don't wanna cry/安室奈美恵(1996年)
※ダイドードリンコ「mistio」CMソング
ハチミツ/スピッツ(1995年)
WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~/H Jungle with t( 1995年)
※フジテレビ系「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」テーマソング
アジアの純真/PUFFY(1996年)
※キリンビバレッジ「天然育ち」CMソング
Like @ Angel/黒夢(1996年)
※テレビ朝日系ドラマ「しようよ♡」ED
追憶のマーメイド/THE YELLOW MONKEY( 1995年)
※テレビ朝日系「はなきんデータランド」ED
ロマンス/PENICILLIN(1998年)
※アニメ「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」OP
さよならbyebye/馬渡松子(1993年)
※アニメ「幽☆遊☆白書」2期ED
最後だからとセレクトした曲ではなかったのだけれども、この曲の後に部屋の後片付けを始めた為、結果的にこの曲が本日のラストとなった。
ある意味綺麗に終わった気はする。
こうして見るとglobeの楽曲とかB'z(薬用石鹸ミューズのイントネーションで)の楽曲とかが無いのに気が付いた。
特にB'zのLOVE PHANTOMは未だに部屋を片付けていると高確率で口ずさんでいるのに何故歌わなかったのかと後悔している。
もし次回があれば必ず歌おう。
あとがき
糀谷の歌広場は割と音漏れする環境で、隣の歌声も何を歌っているのかまではっきり分かる位だったのだけれど、隣の部屋から流れてくる歌声を何気なく耳にしていてある時ふと気が付いた。
隣の部屋も90年代の歌ばかり歌ってないか?
別にお隣の部屋の方は私たちと同じコンセプトでカラオケをしている訳では無いだろう、その証拠に波乗りジョニー等2000年代初頭の曲も聞こえてきた。
単純に私たちと同世代である為に、チョイスする曲が自然とそうなっただけなのだろうが、なんとなくお隣の部屋の方に親近感が沸いた。
糀谷は今年に入るまでは今までの人生で一度も訪れたことが無い場所だったのだけれど、今年1月の深夜散歩で初訪問。
以来半年で2回目の訪問だった。
東中野もそうだったが深夜に都内を色々徘徊してる影響で今後もこんな場所はきっと増えるだろう。
次この手の機会があれば2000年代縛りでも良いかもしれない、逆に80年代となると全員幼少期になってしまう為に縛るのが難しくなってしまう。
もしくは定番だけれどもアニソン縛りなんかも良いだろう。
カラオケをただするのも良いけれども、たまには何かしらのルールを設けてみるのもそれはそれで面白い物、皆様も機会があれば是非。
逆に「私たちはこんな縛りでカラオケをやっています」なんてのがあれば教えて頂けると嬉しいです。