【ウェビナーレポート】店頭での売上拡大に繋がる“新しいインフルエンサーキャスティング”を解説
本日は2024年6月26日(水)に、サイネージ広告に強みを持つMADS様とスパイスボックスが共催で行ったウェビナーの一部をレポートでご紹介します。
インフルエンサーデータと店頭POSデータを掛け合わせた新たなキャスティング分析と効果検証サービスの提供を開始しましたので、店頭でも売上に寄与するインフルエンサー施策を徹底解説します。
登壇者
セミナーのKey point
現在行われているインフルエンサー施策に関して、「認知」領域では効果の実感を得られているものの、「購買」につながっているのかは不明瞭という声をクライアントからはよく聞きます。そこで今回は、デジタルでの施策を店頭の売上につなげていく施策設計について解説。加えて、効果検証の方法からPDCAの回し方までお話します。
売上を最大化させるための施策の考え方とは
前提として、製品やサービスは、感度の高い(=情報を能動的に収集する)層の発話から低い(=受動的に収集する)層へと情報が広がっていくことで普及していきます。しかし、市場全体の中の7~8割は情報収集を受動的に行う層が占めているので、認知や売上を取るためには高感度層からの「SNSでの発話」が必要不可欠になります。
SNS上のターゲットへの認知を取りたい場合、以下の3つの要素を考えて「反応されやすい質の高い口コミ」を創出していくことが重要です。
顧客起点で考える効果的なインフルエンサーの捉え方
インフルンサーはどなたにお願いしたら良いのか? ターゲットにすべき層はどこか? といった課題に対しスパイスボックスでは、「ソーシャルトライブ」という考え方で解決しています。
例えば、一括りに「美容好き」と言っても、トライブの考え方で見ると、下記のように細分化されます。
また、各トライブごとに響くメッセージや訴求ポイントは異なっているため、「買うきっかけ」もさまざまです。
「どう編集するとユーザーに届きやすいか」はトライブユーザーが一番理解しているため、自社商材が持つ情報のどこを切り取るか知ることはとても大切です。
ソーシャルトライブの考えを元に、誰に何を言ってもらうかをきちんと投稿に組み込んだ際のスパイスボックス実績は以下になります。
・ベースメイク商品の場合
保存率6%超え、ENG率5.5%超え、リーチ率540%超え
・アイメイク商品の場合
保存率14%超え、ENG率80%超え、リーチ率2,315%超え
・スキンケア商品の場合
保存率4.35%超え、リーチ率200%超え、CV率3%超え
では、このデジタルでの盛り上がりを店頭の販売にはどうつなげていくのかを次章で解説します。
店頭デジタルサイネージの活用方法
現状、オフラインでの購買が9割を占めているため、デジタル以外での接点についても考える必要性があります。
すでに、紙販促物などを利用している企業さまも多くいらっしゃると思いますが、実は、徹底率は20~30%と言われており、そもそも店頭で飾られていないという現状があります。中には、ラウンダー企業に委託してスタッフが設置する選択肢もありますが、それでも徹底率は80~90%と言われており、追加での費用もコストがかかります。
しかし、店頭デジタルサイネージであれば、委託業者に支払う追加コストは不要で、徹底率100%を達成できるわけです。
他にも、SNSで使用したクリエイティブを店頭でのデジタルサイネージでも流すことで、情報を受動的に収集する層に対してもアプローチできることが分かっています。
デジタルサイネージの強みは「再認知型」と「店頭認知型」の2つで説明できます。
再認知型
デジタル施策やテレビCMで商品を認知しても、いざお店に行くと別のブランド商品との比較検討が起きる場合があるため、店頭に置かれたデジタルサイネージで、本来買おうとしていた自社商品を思い出してもらう方法。
店頭認知型
デジタル上では商材に接触していなくても、店頭にあるデジタルサイネージを見ることで、その場で認知から購入まで引き上げる方法。
加えて、いつ、どこに、どのような条件でどれくらい出稿するか選択が可能であり、「花粉」や「天候」などユニークな指標も取り揃えています。配信設計に関しても、広告配信結果をあらゆるデータから効果検証することが可能です。
現在、ウエルシア薬局さま、スギ薬局さま、ドラッグストア クリエイト エス・ディーさまの店舗で実施が可能であり、月間来店者数は約6,000万人(※)の見込みとなります。注力したいエリアや1店舗だけに絞ることも可能です。
デジタルサイネージ広告の効果測定方法
出稿いただいた店舗と、そうでない店舗の売上を比較することで効果検証も可能になります。
また、どの方の投稿が店頭の販売に効いたのかも各店舗でのデータを比較することで把握できます。同時に、どんな要素を盛り込んだクリエイティブが効果につながるのかも把握できるので、PDCAを回していくことが可能になります。
出稿事例
アンケート調査も行ったところ、「購入意向度」が、TikTokとサイネージの両方を見た方の購入意向度が約89%と最も高い結果となりました。
また、某化粧品メーカー(ヘアカラー剤)で、ブランドのクリエイティブよりもTikTokクリエイティブを二次利用したほうが、約30% の売上リフトを記録した事例もございます。
本日お伝えした内容の詳細や、気になった方は、ぜひ下記URLよりお問い合わせいただければと思います。
担当者
株式会社スパイスボックス 折笠
mayu-orikasa@spicebox.co.jp