「モモ」100分de名著

母の本棚の中で小学生だった自分が読めるのは「モモ」と「はだしのゲン」だった。

名著100「モモ」

「時間」「カメ」「問答」というイメージだけ残して詳細を忘れていたけど、朗読を聞いてどんどん思い出されてきた。

番組を見ていたら、ここ数年、手探りしていたことがばっちり語られている気がした。聞くこと、生きること、ありかた。

この本があったから今の自分があるようにも思える、あれこれ手探りしなくてもこの本があったとも思える。でも、あれこれ手探ったうえでの再会はエモい。幼馴染との再会のような、ずっとそこにいた戦友のような。

小さなモモにできたこと、それはほかでもありません、あいての話を聞くことでした。（中略）ほんとうに聞くことができる人は、めったにいないものです。

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

モモ (岩波少年文庫)

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