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ともだち
一年間くらい疎遠になって、最近また交流をはじめた友達がいる。
疎遠になった理由は、今私がその子に対して感じている疎ましさと同じだったと思う。
私がその当時好きだったカルチャーを彼女に紹介したところすっかりハマり、今では相当入れあげているようだ。そのあと私のほうは色々あってそのジャンルへの興味が色褪せてしまい、好きではあるけれどそこまでの熱はない。
ところが交流を再開してからのこの1ヶ月で3回4回とその趣味に付き合ってくれと誘われた。想像以上にはまり込んでいる様子に正直やや引いている自分がいる。彼女がとことん熱狂していること、私はそれを教えた相手だから彼女の熱狂と同じレベルで会話をできるだろう(してくれるだろう、するべきだ)という傲慢さが感じ取れて怖くなっている。
その分野ではおっさんファンが大多数で若い女性のファン層はほとんどいない。だからか、周りのおやじファン達を落とし、自分こそは正しいファンだ!みたいな自我を持ち始めている。
そんなことあるわけがない。
正直、側から見ればどうでも良い。好きなら好きでそれ以上でも以下でもないし、狂ってるってことに関してはあんたもおっさんもおんなじだよ!と突っ込みたくなる。そんな気持ちだと彼女は知らないだろう。
思えば私にもそんな時期があったかもしれない。人の趣味などを考慮せずに自分の趣味や気持ちを「正しいもの」として誰かに押し付けてきたかもしれない。好きなものは好きでいい、誰にも否定する権利はない、かわりに押し付ける権利もない。気を付けたい。
趣味の話でもなく、恋愛や仕事の話でもない、明るい話題をもって話をできる人間でありたい。
サムネイルは最近一人で食べたサイゼリヤのパスタ、ジェノベーゼソース。