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アットホームな両親の古希祝い、こんなことしました

昨年末、両親の古希のお祝いをしました。

事情があって外のお店などではできなかったので自宅でお祝いをしたのですが、それが思いの外よかったので記録しておこうと思います。

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こんな家族構成です

はじめに、簡単に家族の紹介から。
父と母は実家で二人暮らしをしています。子供は私と3歳年下の妹の二人。
私と妹それぞれに子供が二人ずついるので、父と母にとって孫は4人です。

親:父と母
子:私と妹
孫:私の子→小5&小1姉妹、妹の子→専門学校2年生&小5姉妹

父も母も同い年で、昨年二人とも70歳になりました。

母はめちゃくちゃ体力と行動力のある人で、週イチで友人とウォーキングをしたり、月イチで登山に行ったりしています。

対して父は、昔からインドア派。
テレビドラマを見ることが唯一の趣味かな^^;

そんな父ですが、昨年、指定難病の診断を受けました。
現状、家で過ごすことはできていますが、生活のあらゆるシーンでは母の介護が必須となり、現在は週4でデイケアサービスでリハビリやお風呂をお願いしています。

古希祝いというと、料亭などに行ってみんなで豪華な食事を食べるのかなぁって思っていましたが、父の状況を考えると出先でご飯を食べるのは難しいと判断したため、自宅で行うことにしました。

用意したもの

料理屋さんの会食弁当

お盆や年末年始など、家族で集まる時にはお寿司やオードブルの大皿などを用意します。
古希祝いは、それとは趣向を変えて特別感を出したかったので、ひとり一つずつ目の前に食事を置くスタイルにしようと、料理屋さんのお弁当を注文しました。

テーブルに乗り切らない

大人は3段、子供は2段のお重箱。
使い捨てではなく重厚な塗りの容器に入っていて高級感が感じられるものを選びました。

魚好きの父と、肉好きの母(元気の秘訣はこれかもしれない)どちらも満足できるよう、刺身と黒毛和牛が入るお弁当にしました。

また、お店がとても柔軟な対応をしてくださり、子供用はハンバーグやエビフライなど洋食メインのおかずに変えることができました。

お弁当の他に、みんな大好き「卵焼き」と「フルーツの盛り合わせ」も注文しました。

オリジナリティ溢れる色紙と手紙

絵を描いたり制作をするのが得意な小5女子達にお願いして、メッセージカード付きの色紙作りをしてもらいました。

母は「お涙ちょうだい」的なことが苦手というか、好きではないようです。
結婚式の前にわざわざ「花嫁から親への手紙はいらない」と言ってきたくらいです。
なので、一人一人手紙を書くといったことはやめて、一言で済むメッセージカードを採用。

見開きタイプの色紙に絵などを描き、その下に家族一人一人が小さなメッセージカードを書いて貼り付ける、というアイデアです。

小5女子の考えた俳句付き

メイン部分は折り紙でちぎり絵にして、イラストやお祝いの言葉、五七五をちゃんと踏んだおじいちゃんおばあちゃんへの俳句も書き込み、なかなかオリジナリティ溢れる作品が出来上がりました。

更に小1の次女は、これとは別に便箋にお手紙を書いてくれました。

手作りお菓子と実演パフォーマンス

妹とその長女(専門学校生)は、同じ調理製菓学校の出身。
お菓子作れるじゃん?ってことで親子コラボで「クレームブリュレ」を作ってくれました。

クレームブリュレといえば、プリン液を作って固めて、仕上げにグラニュー糖をかけてバーナーで焦がしてカラメリゼをしますよね。
これを当日、両親の前で実演しました!

料理学校卒業間近の姪が焼きます

ちょっとしたサプライズというか、余興ですね。ちなみにカラメリゼは、バーナーさえあれば誰でもできます。

リクエスト制のプレゼント

最初は父と母それぞれにプレゼントを用意しようと考えていました。

でも、父は介護が必要になり、どういったものがいいのか一緒に住んでいないので想像できませんでした。

また、介護にお金がかかっているので、優先順位下がって買っていないものなどないか、母に直接聞くことにしました。

母の回答は
「髪がしっとりするちょっといいドライヤーが欲しかったのよね」

なるほど、父もお風呂上りには必要なので、二人へのプレゼントとしてはいいかも!ということでドライヤーに決定。

情報収集が得意な私がスペックを色々調べて提案し、購入しました。

古希カラーのテーブルフラワー

お祝いにかかせないものと言えば、お花ですよね。

でも、断捨離体質の母にはカタチの残るブリザードフラワーは不要、というのはすぐに妹と意見が一致。

自宅といういつもの空間を少しでも「お祝いの席」らしく華やかになるようテーブルに飾れる気軽なものにしては?という発想で、小ぶりのアレンジメントを二つ用意しました。

古希の色、紫を基調としたカラーリングにしてもらいました。

おまけ:子供の頃の写真をまとめたアルバム

実家に、過去の写真が雑多にまとめられた箱がありました。

両親が結婚した頃、私が生まれ、妹が生まれ、それから大人になってからの写真もちらほら。

これを3世代で一緒に見れたら面白いかも、と思い立ち、100均のアルバム数冊に分かる範囲で時系列にして入れました。

両親にとっては懐かしく、孫達にとってはママが子供の姿だったりリフォーム前の実家の様子(すごく古い家だった)が新鮮なのではと思い、作ってみました。

古希祝いの自宅開催、ここがよかった

会場を自宅にしてよかったことが沢山ありました。

3つのメリット

  1. 移動しなくていい

  2. 食事に関する自由度がめちゃくちゃ高い

  3. 気兼ねなく楽しめる

移動にしても、食事にしても、会場にしても、とにかく自由度高い!
まぁ自宅なので当たり前っちゃ当たり前ですが。

詳しくはこちらにまとめました。

家族みんなで作れた

で、何よりよかったのは、自宅開催になったことで「自分たちにできることはなんだろう」と考えて、全体をプロデュースできたこと。

バーナーの実演パフォーマンスなんかは、まさに家でやるからこそ出てきたアイデアであって、実際、両親にはとても喜んでもらえました。

そして、家族がお互いに自分のできることをやってお祝いの席をつくれたというのが、想像以上によかったです。

その気持ちが伝わったのか、母からこんなメッセージをもらいました。

ただ会食するだけだと思っていたら(その会食もとても美味だったけど)、いろいろプランが組まれていてビックリしました。
こんな風に人生の節目を子供や孫から祝ってもらえるなんて、心から幸せを噛みしめています。
皆で一生懸命準備してくれたんだね。本当にありがとう。

おわりに

諸事情により、自宅開催となった両親の古希祝い。
思いがけずメリットが多く、家族みんなでとても良い時間を過ごせました。

お祝いにおいて一番大事なことは、どこで何をするかということではなく「感謝の気持ちを伝えお祝いの気持ちを表現すること」です。

ただ、皆がストレスフリーで過ごせることを優先するなら、両親のお祝い事は自宅開催にすると自由度が高くていいなと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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