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究極の2択は答えが二つしかないわけではない
今日はコーチングプレイスのコミュニティ内での早朝セッション練習に参加しました。
最初は私がコーチ役となり、お相手になってくださった方(Kさん)のお話を聞くことに。
詳細は伏せますが、習慣化に対してどのようにアプローチしていこうかというテーマになったので、ふと着想が湧き、次のような質問をしてみました。
「極端な例えですが、1回5分間を毎日続けるのと、1週間に1回1時間やるのとでは、どちらがハードルが低そうですか」
この後のKさんの折り返しが興味深かったです。
「少ない時間を毎日続ける」のと、「週に一度だけしっかり時間を確保してやる」という、時間と頻度が反比例する2択を提示したわけですが、Kさんはどちらか一方を選んだのではなく、「平日は1日5分、時間の取れる休日に1時間やるのが、自分に合っているかもしれない」と第3の答えを得たのです。
セッションが終わった後のフィードバックで、Kさんから「質問によって選択肢の幅を広げてもらえた」と言っていただけました。
コーチ本人にそこまでの意図はなかった(天から質問が降りてきた)のですが、なるほど。
もしかすると人は、極端な両サイドを提示されることで「その2極間のどのあたりに着地すると、自分にとって最もよいのか」を見つけやすくなるのかもしれません。
私の脳内イメージとしては、際限なく広がる宇宙空間に、巨大な天秤を置いて、その天秤が左右一番振り切れる間で、最もバランスを取れるポジションを見つける、そんな感じです。
(なんとも伝わりにくいイメージですね)
言い換えると、広く深い思考空間に、敢えて「ここからここまでの間」と制限をかけることで、その中での自分のベスポジを探っていけるということです。
もしかしたら、その広く深い思考空間にまた別の答えがあるかもしれないけれど、制限をかけられ狭められた範囲でも「選択肢の一つ」は発見できるかもしれません。
究極の2択は、実は2択以上の選択肢を見つけることができるのだなぁと気づいたのでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。