見出し画像

地球で残された時間をどう生きるか

昨日11月27日は、
私の敬愛する音楽家、小室哲哉さんの誕生日でした。

65歳になったとは思えない
宇宙的な想像力と創作力を持った方です。

そんな小室さん、誕生日当日には、
長崎・曹亜鋼国際芸術交流センターで行われた
水墨画家・曹亜鋼(そう・あこう)氏の
『日本最大の水墨画・永遠の富士山』完成披露発表会に登壇し、
コラボレーション作品としてピアノの演奏を披露していました。

そこで誕生日の抱負を
インタビューされるシーンがあったようなのですが、
小室さんはこのように答えていました。

一日一日、満身創痍というか、
“明後日があるからいいや”“来週でいいや”というふうには
だんだん思えなくなってきた。
きょう一日無駄にできない。
毎日毎日無駄にできないという感じで音楽制作をしています。
そんな1年にまたなるんだと思います。

年齢的なこともあって
「以前より先が長くなくなってきた」
と実感されているのだと思うのですが、

これって、
私たち誰もが忘れてはいけないことではないでしょうか。


頭では、そうではないと分かっているつもりでも
私たちは、今ある時間が永遠に続くような気持ちでいます。

当たり前の日常を過ごせることは
本当に幸せなことなのですが、

そういった平穏な日々は、
いつかその終わりがくるという実感を遠ざけていきます。

というより、考えたくない、
と言った方がいいかもしれません。


そして、未来の時間が
当たり前に保証されているかのような前提で

物事にすぐに着手しなかったり、

本当にやるべきことがあるのに
別のことを優先したりしてしまうのです。


悔しいけれど、
40代前半の私は、
まだまだ日々の時間を使いきるという
意識は乏しいです…

小室さんのコメントを見て、
そう思わざるを得ませんでした。


限られた地球の時間の中で、
何を遺していくのか。


何か特別大きなことをやり遂げることが必ずしも
「遺す」ということではありません。

自分らしく表現すること

自分が心から幸せだと思えることをすること

自分を満たすことを見つけること

こういったことでさえも、

地球の波動を上げることへの
貢献になるのではないでしょうか。


「時間は、永遠ではない」

この真実に向き合うことは、
とても怖いことです。


でも、気付いた人は、

その限られた時間・人生の中で
一体何を得たいのだろうと考え、

行動が変わっていきます。

それがやがて信念を作り、
その人を満たす生き方を作り上げるのかもしれません。


日々の生活という
小さな視座の中に浸かり始めると

時間の有限性を
すぐ忘れてしまうのですが、

小室さんの言葉のおかげで
大事なことを思い出せました。


小室さん、
お誕生日おめでとうございます。
どうか、お身体を大切にしながら、
これからも心を揺さぶる音楽を生み出してください。


最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?