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「頼ること」「甘えること」もスキル


無意識の「しっかりしなきゃ」

わたしはとにかく「人に頼ること/甘えること」が苦手だ。
いつも
「わたしがしっかりしなきゃ」
「"しっかりしているわたし"でいなきゃ」
と無意識のうちに思っている気がする。

いつからそうなったのかもわからないし、
なぜそうなったのかもわからない。
おそらく、持って生まれた気質なのでは?とも思う。

ただ、少なくとも小学生の頃には、
学校でやるグループ活動などで
「グループで分担してやるより自分でやった方が速い」
と思っていた記憶はある。
今思うと、なんとも協調性のない考えだなと思う。苦笑

キャパシティの限界を知る

今までは「自分でやればいい」でよかった。
ほとんど自分のキャパシティに収まるものだったから、
溢れ出ていっぱいいっぱいになることもなかった。

ただ、年を重ねていくにつれ、
「それではダメ/無理だ」
と思う場面にたくさん出くわした。
(なんなら、現在進行形で出くわしている)

  • 勉強と部活動の両方を完璧にやろうとして、睡眠時間を削った結果バランスを崩して突然涙が止まらなくなった学生時代

  • 「わたし以外誰がやるんだ?」とタスクを大量に抱えて残業をしまくっていた社会人生活(つい数か月前)

上記はほんの概要で、あれもこれもと思いあたるものがある。
最終的にはやり過ごせたとしても、
わたしが抱え込んでいたことで周りに迷惑をかけたり、
進捗がストップしてしまっていたものがあると思うと、
申し訳なくなる。

「自分ひとりでできることなんてたかがしれている」

やっっっと、このことに気づけたのだと思う。

学校の部活動でも仕事でも、あるいは家庭でも。
人は常に誰かと関わりながら生きていて、
そこで出た成果やできた関係性というものたちは、
決して自分ひとりの力で得たものではない。

ちょっと考えれば誰でもわかりそうなこと、
頭の中ではわかった"つもり"になっていたことだけれども、
いざ自分はそれをまったく理解できていなかったことに気づくと、
「バカだなあ」
と思うと同時に、
「自分はなんてちっぽけな存在なのだろう」
と思えてくる。

これでも、学生の頃はいわゆる"優等生"だったから、
恥ずかしながら
「自分は割となんでもそつなくこなせるのでは?」
なんてうぬぼれていた部分も多分にある。

でも、それは大きな間違いだ。

人に「頼る」「甘える」力

今まで自分ひとりでやろうとしてきた分、
わたしには圧倒的に不足している力だと思う。そもそも、
「頼り方」「甘え方」を知らない
という方が正確かもしれない。

だから、今でも反射的に自力で全部やろうとしてしまったり、
そもそも「人に頼る、お願いする」という選択肢が自分の中になかったりする。
なんとも生きづらい生き方をしているな、と自分でも思う。

自分がしんどくなることはもちろん、
積極的に周りにの力を貸してもらわなければ、
周りの人の成長機会を奪っていることになり、
組織としての成長をストップしてしまうことにもつながりかねない。
また、「自分にしかできないこと」が増えてしまい。
回りまわって最終的に自分で自分の首を絞めることになると思っている。

自分ひとりで頑張ったところで、何もよいことがないじゃないか。

ということで、
もっと周りの人を信頼して力を貸してもらおう
と思う今日この頃。

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