相手を緊張させない
◆無意識の「しっかりしなきゃ」
4月から新しい環境に飛び込んで、早1カ月。
自ら選んだ環境ではあるものの、
前職と真逆のことばかりで、カルチャーショックを受ける日々だった。
業務内容は全くの素人のため、0からのスタート。
でも、わずかながら社会人経験はあるため、
仕事の進め方等は少しは知っているつもり。
それが、良くも悪くもわたしに
「しっかりしなきゃ」
と思わせていたのかもしれない。
わたしは生来の真面目さゆえか、
「真面目だね」
とか
「しっかりしているね」
と言ってもらうことが多い。
また、見た目もそれ程きゃぴきゃぴしていないため、
基本的に実年齢よりも上に見られることが多い。
新しい職場でも同じで、年齢を言うと、
想定より若いのかよく驚かれる。笑
そんなわたしにとって、先日同僚の方から聞いた言葉が
とても印象的で刺さったので、忘れないように記しておこうと思う。
◆「どうやったら相手が緊張しないか?」
それが、この見出しの言葉。
(実際の言葉とは若干ニュアンスが異なるかもしれないが、
内容に相違はないためこの表現とさせてもらう)
その方がご挨拶に行くからと同席させていただいたのだが、
先方とお話されている時の楽しそうな姿が印象的だった。
その後、お話されている時の感覚を尋ねてみると、
「友達と話している感じ」
との答えが。
やっぱり、という感じ。笑
「相手が緊張してしまったらこちらも緊張するし、
そのせいで必要なコミュニケーションを十分に取れなかったり、
先方の希望やニーズを聞けないかもしれないからね」
とのこと。
いかに相手にリラックスしてコミュニケーションを取ってもらえるか
ということを大切にされているなと思った。
◆「真面目にいきすぎると相手が緊張するかも」
続けて言われたのがこの言葉。
わたしは、仕事中は若干戦闘モード(苦笑)になっており(←そんな気がする)、
それが元々の真面目さをさらに強化しているようにも思う。
それを「しっかりしている」と受け取ってもらえるならよいが、
かっちりしすぎて相手を緊張させてしまうなら考えもの。
わたしも相手を緊張させたくて真面目になっているわけではないから、
単に自分が真面目にしっかりやるだけでは不十分で、
相手のことも考えてコミュニケーションを取ることが大事だと思った。
そして、
何もしなくても「落ち着いている」と言われることが多いから、
そこにプラスしてわざわざ「しっかりしよう」と思わなくてもいいな
と気づいた。
ただ、無意識の真面目はある種の癖のようなものなので、
思うのは簡単、実際にそうするのは難しいのだろうと思う。
それでも、もう少し肩の力を抜いて、まずは自分がリラックスして取り組んでみよう。
そうすれば、楽しさが素直に相手に伝わって、
お互いにリラックスしてコミュニケーションを取れるはず。
肩肘張らずにいきましょう