2023 ドバイ、アブダビ、シャールジャ旅行記
2023/12/26月-31日に、United Arab Emirates(アラブ首長国連邦)の7つの構成国のうち、Dubai(ドバイ首長国)、 Abu Dhabi(アブダビ首長国)、Sharjah(シャールジャ首長国)に8歳息子と行ってきました。
アラブ首長国連邦は初めてでした。
1971年の英国からの独立時にはペルシャ湾岸の首長国はそれぞれ数万-数十万人ほどの人口しかいなく、9首長国からなる連邦での独立を目指したそうですが、カタール、バーレーンを除く7首長国でアラブ首長国連邦を樹立したそうです。
外交、通貨、軍事以外は7首長国が自治しており、今回行った3首長国でもかなり違った雰囲気でした。
ドバイと聞くと石油を思い浮かべますが、面積が狭いために産出量が少なく、現在はGDPに占める割合は2%ほどしかないそうです。また、金融都市とも言われていますが、Dubai Financial Marketの取引額は世界20位にも入っていません。
何が経済を支えているのかは諸説ありますが、行って目の当たりにしたのは、不動産、観光、交通でした。
ドバイには世界一の高さのビル、世界一のショッピングモール、アメリカ以外では世界一の旅客数の空港、世界一の観覧車などがあります。
21世紀に入ってからドバイが目覚ましく発展しているのは知っていましたが、シンガポールのマリーナベイのような場所が10ヶ所くらいある規模でショックを受けました。
旅行1週間前にアジアのどこかに行こうかと迷っていたのですが、ドバイにしてよかったです。
旅の準備
航空券
エミレーツ航空の公式サイトでとりました。
エミレーツ航空エコノミー Airbus A380 EK319
2023/12/25 22:30成田国際空港 (NRT) 5:30+1ドバイ国際空港 (DXB) 移動時間: 12時間
エミレーツ航空エコノミー Airbus A380 EK318
2023/12/31 2:55ドバイ国際空港 (DXB) 17:20成田国際空港 (NRT) 移動時間: 9時間 25分
航空運賃 JPY 86,700
燃油サーチャージ等 JPY 158,840
税金、手数料等 JPY 16,520
合計金額 JPY 262,060(大人1人、小人1人)
宿泊
1泊目は、Rove City Centreホテルに宿泊。空港からメトロで数分、駅から徒歩数分で、シャールジャ行きのバスが出るDeira City Center Bus Stationからも歩ける距離だったのでここにしました。ホテル内はポップで清潔で、ランドリーやプールもあります。早朝7時に着いて、9時には部屋に入れるとのことで、(部屋には入らずレセプションに荷物を置いてアブダビに行きましたが)機能面では完璧でした。1泊目としてはおすすめです。
473.98 AED
2泊目、3泊目はairbnbでBurj Khalifa Water Fountainsをベランダから見ることができるアパートの23階の部屋を借りました。リビング、ベッドルーム、キッチンがありましたが、部屋にいる時間が短かったので、ちょっと割高だった気がします。
4泊目は砂漠に泊まってみたいと思い、空港からUberで45分のところにあるBab Al Shamsに泊まりました。朝11時に着いて、次の日は13時まで滞在し、満喫しました。客室はカスバ(城塞)の迷路を模しており、ディズニーシー のアラビアンコーストに泊まっているような気分でした。内装も細かいところまで作り込まれており、とても贅沢でした。
気候
冬の昼は30度前後まで行きますが、夜は10度近くまで下がるので、半袖と長袖が必要です。夏は50度近くまで上がるらしいので、気をつけてください。
滞在中は午前に濃い霧が出た日がありました。日の出の時間に安いチケットを販売している展望台がありますが注意です。昼は晴天でした。
モスクなど宗教施設に入る際には男性でも膝や肘が出ない服装が望ましいです。また、メトロやバスはかなり冷房が効いているので、長時間乗る場合には羽織るものがあった方が良いです。
SIM
日本の携帯電話会社のSIMの一部は、特別な設定なしに、海外でも使えますが、特にahamoは、追加料金なく20GB/月がそのまま使用することができます。残念ながらpovoはUAEはワイドトッピングエリアになり、6,980円/0.3GBで使いませんでした。
現金
クレジットカードを受け付けない場所もあるため、現金が必要です。
海外ATM対応の日本のキャッシュカードがあれば、現地通貨で出金することができます。その際に、日本国内の暗証番号とは別に設定する場合があるので、気をつけてください。
ドバイ空港のATMを2か所試しましたが、両方とも手数料がかなり高かったです。もっと探せば安いところを探せたかもしれません。
Ajman Bank AED 300 -> JPY 13513(45.04 JPY / AED)
Standard Charted AED 300 -> JPY 13052(43.50 JPY / AED)
Ajman Bankの方はキャンセルし、5日間の滞在で、13052円のAEDを用意しました。結局、半分以上を最終日に使い切りました。
クレジットカードのレートは39.500 JPY / AEDでした。
ドバイ市内交通
ドバイの主要な観光地はDubai Metro(ドバイメトロ)の2路線から徒歩20分圏内にあります。東日本のSuicaにあたるnolカードは種類が多いのですが、ほとんどの人はシルバーカードを買い、チャージして使っています。都心は混雑でほとんど座れないので、比較的空いている車両に乗れるゴールドカードを購入しても良いかもしれません。
東京より終電がかなり早いので、深夜に移動する際には注意が必要です。
Uber
アブダビやシャルジャでは、Uberが活躍しました。配車して数分ほどで来ますし、値段交渉もする必要がないです。日本でアプリをインストールしていくことをお勧めします。現地のCareemという配車アプリもあり、Uberよりかなり安く、長距離乗った際に使いましたが、アプリがちょっと使いにくかったです。
Google Map
アラブ首長国連邦内のメトロ、バスは、かなり正確に運行され、Google Mapの乗り換え案内も対応しています。
行きたかったけど行けなかったところ
Burj Khalīfa(ブルジュ・ハリファ)、Museum of the Future(未来博物館)は、予約してから行くべきでした。現地で行こうと思ったら数週間先まで埋まっていました。
砂漠でテント泊のツアーがあることを、最終日に知り、レビューで酷評されていますが、宿泊を予約する前だったら絶対行ったと思います。
Abu Dhabi(アブダビ首長国)
ドバイからアブダビへの行き方
ドバイ市内の各所から2時間ほどでバスで行けます。
Ibn Battuta駅前のバスターミナルでアブダビ行きのバスを待つ。何もかもがきれいなドバイですが、バスターミナルのオペレーションの酷さがアジアを旅している気分にさせます。バスにE101 Abu Dhabiと書いてあり、20分ごとに乗客が多い場合には2台同時に発車するので、乗り間違えることはないですが、100人以上が列も作らずに待っているので、許容の範囲で不安。結局2台乗り逃し、30分ほど待って出発。nolカードで乗れますので、あらかじめ25AED以上チャージしておきましょう。
12/26 8:38-10:26 バスでIbn Battuta Bus StationからAbu Dhabi, Central Bus Stationに移動。AED25.00
Louvre Abu Dhabi(ルーヴル・アブダビ)
12/26 10:55-11:12 UberでAbu Dhabi, Central Bus Stationからルーヴル・アブダビに移動。AED41.00。
ジャン・ヌーヴェル設計のルーヴル・アブダビには3時間滞在しました。
アラベスク模様の大屋根が柱なしで展示室を覆っており、建築だけでも見る価値があります。
展示物は古代美術から現代美術まで扱っており、最初の部屋では、場所が離れているけれど、類似した古代美術を展示する方法がおもしろかったです。
併設のRestaurant Louvre Abu Dhabiは、海に面した座席数の多いレストランで、奥に軽食コーナーがあり、海を見ながら日本のカフェくらいの値段で食べることができます。
Sheikh Zayed Grand Mosque(シェイク・ザーイド・グランド・モスク)
12/26 14:37-14:58 Uberでルーヴル・アブダビからシェイク・ザーイド・グランド・モスクに移動。AED66.00。
モスクの入口はSouq Al Jami(ガラス球体が入口のショッピングモール)の地下にあります。入口はエスカレーターで地下に降り左側ですが、チケット発券場所は地下に降り右の一番奥にあります。バーガーキングよりも先です。かなり場所が分かりづらいです。
シェイク・ザーイド・グランド・モスクには併設のモール含めて2時間半滞在しました。
Sharjah(シャールジャ首長国)
シャールジャ首長国は7つの首長国のひとつですが、ドバイから途切れなく、市街地が続いており、ドバイの郊外のような場所です。ただ、バスを降りるとドバイとはだいぶ雰囲気が異なり、別の国であることが感じられます。
観光地としてのシャールジャは開発途上で、美術館や博物館は閑散としていますが、Sharjah Heritage Museum周辺の街並みはよく保存されており、とても楽しく散策できます。
Blue Soukはバスターミナルから歩いていける距離にある現代的な生鮮市場です。魚介、肉、生鮮を扱っており、かなり広く活気があります。バナナを4本5AEDで買いました。
冬とはいえちょっと歩いても暑いので、Uberを多用しました。
ドバイからシャールジャへの行き方
ドバイ市内の各所から30分ほどでバスで行けます。
ホテル近くのDeira City Center Bus StationからE307バスが20分おきに出ています。
Dubai(ドバイ首長国)
Burj Khalīfa(ブルジュ・ハリファ)周辺
ブルジュ・ハリファは現地でチケットが売り切れていることを知り、登ることができなかったですが、代わりにBurj Khalifa Water Fountainsの噴水ショーとブルジュ・ハリファの縦800メートルのLEDディスプレイのショーを楽しみました。夜は15分交互に開催されているため、そこまで混まないです。
The Dubai Mall(ドバイ・モール)は世界最大のショッピングモールというだけあって、日本のローカルブランドまで出店しており、京都のArabica Coffeeまでありました。スーパーで自分用にガラムマサラ、クミン、ターメリックなどカレーの材料の大袋を買いました。
ジュメイラ・モスク
毎日10時、14時に70分のツアーがあり、モスクの造りや礼拝の方法などを笑いをとりながら丁寧に説明してくれます。World Trade Center駅からUberで13分ほどでした。
Bluewaters Island
世界最大の観覧車があります。観覧車に乗れば、The Palm Jumeirahを上から見れるかと思いましたが、残念ながら運休していました。
Dubai Old City周辺
Dubai Old Cityは現首長の祖父が住居を構えていた場所であり、かつてドバイの中心だった場所。
Dubai Spice Soukは現在でも商売が盛んに行われているエリアで、対岸のAl Fahidi Historical Neighbourhoodは、古い街並みを活かしているものの生活感のない観光地エリアとして整備されています。
Burjuman駅直結でCarrefourがありました。お土産はここで書いました。
ただ、Made in UAEの食品はほとんどなく、Oman Potato Chips(25袋で500円)と、UAEのCoffee Planetのスペシャリティコーヒー豆を買いました。