道徳の教科書、忍たま。

最強の軍師を観てきました!

泣きました。
きり丸と土井先生との絆を始め、様々なキャラクター同士の絆も随所に感じられて、忍たまの温かい世界に心打たれました。

子供向けの普段のアニメと比べると少し刺激的ですが、子供も十分楽しめるし、大人はもっと楽しめる仕上がりでした。
アクションシーンは何度でも見返したい迫力とスピード感。
何が起こっているのか追いきれませんでした。

個人的には、長次が動的な気持ちを露わにする場面が印象的で、6年生の中でも特に気持ちの深さを感じて胸アツでした。
他の5人も熱かったですけどね!
当然利吉さんの「お兄ちゃん」呼びにも撃ち抜かれたわけですが。

でもやっぱり、きり丸と土井先生とのやりとりが一番ウルっときました。
二人は先生と生徒だけど、立派な家族でもある。
アニメではあまり見られないキャラクターたちの感情の深い部分をたくさん浴びられて脳が喜んでいます。

1年は組はおっちょこちょいだけど結構いい仕事をしていました。
みんないい子で仲良しなのも、見ていて癒されます。
いつもの調子でコメディリリーフを担っていて、作品の深刻さを緩和してくれていました。さすがです。
厳しい現実から逃れるフィクションでくらい、幸せな空気に浸りたいというこだわりを持つ私としては、彼らに感謝をせずにはいられません。
特にしんべえ。あんた最高だよ。

あれだけのキャラクターたちをしっかり活かして誰も無駄にしない、愛のある脚本。
キャラクターたちの魅力をより鮮やかに伝える作画。
そして豪華声優陣による熱のこもったお芝居。
どれもが圧倒的なクオリティーで、プロの技で殴ってきていて、感想は挙げたらキリがない。

本当に各分野の職人たちが技術の粋を集めて作り上げているんですよね、映画というものは。何かのプロフェッショナルとして人に感動を与える仕事をするって、生を全うしているように思えてまぶしいです。

声優というのは華やかに見えるけど、裏方であり職人である、というようなことを以前誰かが言っていましたが、本当にその通りです。
素人ながら、目先の華やかさでは誤魔化せない、職人としての奥行きのようなものを感じました。
皆さん素晴らしい演技です。(誰)

よく、実力やネームバリューがある人が一つのプロジェクトに集まって携わるとき、「豪華メンバー」と称されますが、あれ良くないですか?憧れます。
この作品も、言うまでもなく豪華メンバーで構成されています。
私もプロフェッショナルとして何かを突き詰めたいし、豪華の一員になりたい。
そんな夢がこっそり芽生えた夜でした。

上映期間中に間に合えばもう何回か観に行って隅々まで味わい尽くしたいような気持もありますが、、、
お財布と相談です。


やさ子。

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