僕が夫になる日まで①
2021年3月28日 大安 母倉日
交際5年の記念日に入籍し、恋人から夫婦になった。
交際が始まった頃は30歳と25歳。
順調に交際していて同棲もしていた。
結婚願望は昔からあったが、なかなか踏ん切りがつかなかった。
そんな中で僕がどのようにして結婚に至ったのか、その時にどんな気持ちだったのかを書き残していきたいと思います。
何部作になるかは分かりませんが読みたい方はお付き合いください。
出会ったきっかけ
出会いは2010年4月。
埼玉県にある多目的アリーナでのライブだった。
当時、若年層インターネットユーザーが夢中になっていた「mixi」ではインターネットを経由して人と出会うことは自然なことだった。
僕は地元を離れて1年程でその文化にすっかり慣れ、その日も1人でライブに訪れた年齢や境遇の違う人々と交流を持ち、楽しい時間を過ごしていた。
まさかその後10年以上の付き合いになり、この中の1人の女性と結婚するとは夢にも思わない夜だった。
徐々に…
それからは仲の良い友人グループの1人としての関係が続いていた。
お互い別の恋人がいたりして、恋愛対象として全く意識していなかった。
時々会うことがあったら「おー久しぶり!最近元気?」みたいな一定の距離間で友人関係を続けていた。
そんな中、お互いフリーな時期があり、初めて2人で飲みに行った。
もちろんこの時点でもほとんど異性として意識していなかったので、チョイスするお店なんかも女性が好みそうなお店ではなく、本当に適当な居酒屋だったりした。(温野菜とか)
そんな(一般的に見れば)デートを月1,2回重ねていき、さすがに少し恋愛対象として意識はしたが、知り合って5年以上経っていて「今更なあ…どうこうならないだろう」という諦めではないけど、過度の期待は持たないようにしていた。
とは言え、女性側も暇ではないと思うので1人の男性と何度もデートしているんだから「まんざらでもないのか…?これは発展するんだろうか…」というヤキモキした状態でいた。
これはどっちから?
そんな状態が続きながらも僕も「これはいけるんじゃないか」という手応えを感じていたし、「そろそろ告白か…次会う時かな…これだけの仲でフラれたら女性不信になるな…」などと考えていた。
そんな時、友人たちとお花見をすることになり、僕から連絡して彼女も仕事後に二次会から合流した。
その日は昼間から飲んでいたこともありけっこう酔っていて、気がつくと途中まで電車で帰る方向が同じだった彼女に送られていた。
そのまま自宅まで送ってもらってしまい、雰囲気としては良かったが、だいぶ酔っていたのもありその時は告白するつもりはなかった。
そしたらまさかの彼女の方から告白(正確には言葉ではなかったが、好意以外に他に受け取りようがないアクション?)を受けた。
あとは僕のアンサー次第という状況。これまで女性から告白というものを受けたことがなく、そういう意味での戸惑いはあったが、断る訳がなく。
改めて僕が明確に「付き合いましょう」という意の言葉を何とか絞り出し、めでたく交際が始まったのでした。
(後から聞いたことだが、僕が意識するよりも先に彼女はしっかり意識していたらしい。色々頑張ってアプローチしてきていたのは僕も感じていたので、結果としてそのおかげで僕もその気になり、彼女の狙い通りになったようだ)
次回はプロポーズに至るまでを書けたらと思います。