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A〜Zを全て使って日本語の同音異義語をできるだけ書き分けるローマ字表記法

基本表

A-Z式ローマ字表

基本は訓令式だが、以下の点で異なる

  • 単語は品詞で分ける。
    尚、連濁による結合を除き、長い名詞は適度に区切っても良い。
    → mat ta 待った

  • 区切りが必要な場合は「'」を用いる。尚「ン」に「イ・エ/ウ・オ」が続く場合、和語なら各々「y/w」を、漢語なら各々「j/v」を挿入する
    → sinay / sin'ay 市内・親愛 ani / anji 兄・安易 qinen / qinjen 記念・禁煙  qinvun 金運 qenvo 嫌悪 canwoke 棺桶

  • 和漢・音訓は上の表に遵い書き分ける(漢字表記は音訓で書き分ける)
    尚、漢語・音読みには以下の規則がある
    → ti / ci 血・地
    1:母音が続かない限り、漢字の2拍目の母音は「y・w」と書く
    → sai / say 差異・際 siqi / siqy 四季・式 tacwsan / tacuan 沢山・沢庵
    2:音が1拍の漢字の「カ・ク・コ」は「qa・qu・qo」と書く
    → cay / qai 会・下位 gocw / goqu 極・語句 qanen / canen 可燃・肝炎
    3:音が2拍以上の漢字の初めの「ジ・ズ」及びジャ行は「di・du」「dy」と書く
    → xiqu / dicw 字句・軸 xican / diccan 時間・実感
     xyosi / dyowsi 女子・上司 xyucow / dyuccow 受講・熟考
     xinin / dinin 辞任・人員
    4:拗音は「y」で書き、それ以外のヤ行は「j」で書く
    → qinjuw / qinyuw 金融・記入

  • 「っ」は元の音と対応させる。尚、連用形で「っ」となるラ行は「L」とし、母音に対応する「っ」は「P」で表す。特に元になった音が無いものは反復で表す
    → iku / ik ta 行く・行った ilu / il ta 炒る・炒った iu / ip ta 言う・言った
     dalo u / dal ta だろう・だった nakalo u / nakal ta なかろう・なかった
     huktobu 吹っ飛ぶ saspiku 差っ引く butkowasu ぶっ壊す
     opkake 追っかけ nolkalu 乗っかる *iru / i ta 居る・居た
    → cacqi / catqi 画期・活気 sapsocw 早速(サッの「ッ」は他の音ソウの   「ウ」に対応すると見做す)

  • マ行に対応する「ん」は「m」で書く
    → yomu / yom da 読む・読んだ *yobu / yon da 呼ぶ・呼んだ

  • 元の語との乖離が大きい場合を除き、外来語はなるべく元の綴りや翻字に基づき表記する(区別符は無視して良い)

  • 和語なら3拍以下、漢語なら4拍以下に限り、強勢記号を用いて区別しても良い
    → hási / hasí / hasi 箸・橋・端 síhow / sihów / sihow 司法・四方・至宝

附表

A-Z式ローマ字 字音仮名遣い附表
  • 字音仮名遣いを表記する場合にのみ用いる

  • 附表を使用する場合、基本表と表記が衝突する場合は、附表を優先する

  • 区切りが必要な場合は「'」を用いる

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