見出し画像

リフォーム業界を牽引するマッチングプラットフォーム「ヌリカエ」とは?vol.3 -バーティカル領域のザモデルにおける進化系IS・FSの在り方-

こんにちは!
株式会社Speeeの久松です。
リフォーム業界のDXサービス「ヌリカエ」の新規営業をしています。

前回の記事でもお伝えした通り、今後リフォーム業界の市場規模はどんどん伸びていきます。しかし、その裏側では様々な問題があります。
今回の記事では、様々な問題が渦巻くリフォーム業界で、優先的に解決すべき課題についてまとめます。


1.課題の整理

業界には様々な課題がありますが、結論を述べると主に3つにまとめられます。


①労働集約型ビジネス
②人材不足による業界全体のリソース不足
③元請け、下請けの多重構造



それぞれ深ぼっていきましょう。

①労働集約型ビジネス

リフォーム業界は労働集約型のビジネスです。
工事の多くは職人の手作業に依存しており、自動化や機械化が難しいです。このため、工事の進行は職人の労働力に依存し、職人の技術と労働時間がそのまま売上や利益に結びつきます。自動化やAIによる代替が難しいため、会社の売上・利益を伸ばすには人材の確保が必須です。

②人材不足による業界全体のリソース不足

労働集約型であるにも関わらず、リフォーム業界は深刻な人材不足に直面しています。他業界と比べ、新卒で採用出来る人材は少なく、労働環境や賃金面への不満により、若い世代が業界から離れてしまう事も少なくありません。さらに、既存の職人も高齢化が進んでいます。そもそも新規で参入する人材が少ないのに既存人材が減っているという背景から、人材の奪い合いが激化し、小規模な企業の人材確保がより一層困難を極めています。

③元請け・下請けの多重構造

リフォーム業界には、元請け企業と下請け企業が複雑に絡み合う多重構造が存在します。元請け企業が顧客から直接受注し、その案件を下請け企業が施工するという形態が一般的です。この多重構造は、各企業の業務をブラックボックス化し、企業間での情報共有が十分にできなくなることを促します。結果として、業界全体で業務効率化は進みづらくなり、利益をあげる仕組み作りが難しくなっています。

2.解決すべき本質課題とは

まとめると、我々の解決すべき本質課題は「労働生産性の向上」です。

労働集約型である以上、人材確保が最も重要ですが、現状、人材リソースは限られており、短期的に大幅な改善は難しいです。
そのため、限られた人材リソースの中で、いかに効率を上げて売上や利益に繋げるか。つまり「労働生産性の向上」が出来るかが業界全体の鍵を握っています。そして、これを更に分解すると、労働生産性を上げるには2つ要素があります。

①集客方法や営業手法の属人化

リフォーム業界は、集客方法や営業手法、施工方法、顧客管理のやり方など、会社・個人単位での属人性が高く、業界全体での標準化が進んでおりません。このような属人化は、各企業が効率的に業務を進めるための妨げとなっており、全体の生産性を低下させる要因となっています。

②業界全体の情報格差

リフォーム業界では情報の共有が十分にされていません。また、業界全体での標準指標も確立されてもいません。これにより、各企業が自社の労働生産性を向上させるため、何をどのくらいの水準でするべきか・取るべき手段が何なのかを明確に把握出来ていないケースが多いです。
業界全体の情報格差を解消し、各企業が効率的に最大限の成果を出せるよう、情報格差の解消も必須になっています。

3.まとめ

市場もユーザーも大きく変化が起きている中、企業サイドの改善が業界全体として進んでいない・進みづらいというのが大きな問題です。業界全体でブラックボックス化しやすい構造の為、市場全体を変革するにはかなり大きな影響力を持った存在が必要になります。
我々ヌリカエはそんな現実を解決するため、市場を先導する存在になるべく日々業務を進めています。
次回以降は、ヌリカエというサービスがそもそもどんなサービスなのか、市場にどのような影響を与えているのかにフォーカスしていきます。