dorian♭2(lydian#5の続き)
最近私の記事でもスケールを何番目から見ると〜とかこのコードにこのスケールを当てるとこうなり〜とかっていう話がよく出てきちゃうのですが、この考え方をメジャースケールに当て込むとよくいうイドフリミエロ。。。みたいな話になってくるんですが、これをメロディックマイナーに当て込むと、どう使えるかなってのが今回のトピックスです。
ちょっと前にもlydian#5をネタに書きました。
いやーやはりメロディックマイナーはやばいです。
何はともあれ、あらためてメロディックマイナーをみてみますか。
メロディックマイナーという名前の通り、マイナースケールとして分析すると以下のようになります。
ラの音はmin3rdとトライトーンになることからCminのそれらしさを崩すってことで、アボイドのs♮6とするか悩むところありますが。。。実際メロディックマイナーにはファとトライトーンになるMaj7も入っちゃってますし、もうアボイドもなんもないか。。。ってことで♮13と表記しました。
この辺はその時次第って感じで考えておきましょうか。
このままでは、さすがにドミナントセブンスコードに当てるスケールとしてはやはりMaj7の音が入っちゃってるのでどうしても無理がありますよね。
じゃあやはりコードはCminMaj7、ないしはちょっとチョンボっぽいですが、Cminとしておいて七度に関してはどちらでもいける感じにしておくというのがよくあるやり方だと思います。
さて、ではいよいよ2nd degreeいってみましょう。
ちょっとその前にメロディックマイナーの2nd degreeでググってみよっかな。。。なんかdorian♭2とかphrygian #6とか。。。カッパドキアンスケールなんて言葉が出てきました。。。カッパドキアの人。。。カタカナでカッパドキアンスケールって打ってもそれらしい記事は出てこないので、だいぶマニアック。。。ワクワクしてきたと同時に心配になってきた。。。
しかも一般的にはなんのコードに当てるか不明って向こうのwikiに書いてある。。。やばい!
ちょーおもしろそうですね。。。いや使えねーってことかな。。。何にしろちょっと考えてみます!
まずはmin3が入っているので、マイナーコードのスケールとして考えてみますね。
確かに♭2と♮6が共存しているので、ドリアンともフィリジアンとも。。。なるほど。
でもIminみたいなのが続くようなシーンでトニックをルートのメロディックマイナーを突っ込んだりもするから(上でも書いたようにあるある。。で良いですよね)、そういうニュアンスで行ったらこれはこれじゃないかな。。。何しろ思ったより変な感じには見えないです。
じゃあ次は思い切ってドミナントセブンスコードに使うスケールとして分析してみましょうか。
はい強引〜min3rdを#9って読むや〜つ。
流石に四番目はアボイド表記にしましたが。。。もうこの辺ってアボイドとかいう感覚あるんかなって感じですよね。
そういえばマイナーコードのスケールとして上に書いたやつの、♭2とか♮6は普通でいくとアボイドノートだけど。。。そんなこと言ってたらこんなスケール"そもそも"使えるわけないってことで。。。モーダル的な解釈だけどテンション表記にはしてないっていう弱気な分析にしちゃいました。。。
でもこうしてみると、やっぱりこのスケール、ドミナントセブンスコードに当て込むほうが私的には良いと思うんですが。。。だってテンション、コンディミっぽくないですか。
Cのコンディミはs4がない代わりにMaj3rdと#11が入っていますが、それ以外は#9も含めてこのスケールと同じ音になってます。。。これは積極的にドミナント7thコードに使っていきたいスケールと考えちゃ。。。ダメですかね?
似てんならわざわざこんなの使わなくってもコンディミでいいじゃんって話でしょうか。。。
呼び方はどうしよっかな。。。メロディックマイナーとはいえ2nd degreeだし、♮6が入っていてmin3rdがあるということなら、機能はさておきドリアンに。。。♭2?♭9?う〜ん、ドリアンって言っちゃってますから一応♭2ですかね。。。よし、ここでは勝手にドリアン♭2ってことでいきましょう(極めて勝手に。。。です)。
いやぁ、やっぱりフィリジアンって言っちゃうとなんかハーモニックマイナーp5↓とかぶるし。。。あれ。。。かぶる。。。
使い方としては2nd degreeなので、対象のドミナントセブンスコードに対して全音下のルートを持つメロディックマイナースケールを弾けばOKですね。。。
G7であればFメロディックマイナーという感じです。。。
あれ???
これ、だからハーモニックマイナーp5th↓の当て方と同じですね。。。
どういうことかっていうと、私はハーモニックマイナーp5th↓を当てる時に全音下のドリアンを一音変形させて考えているんですが、この変形させる一音をメロディックマイナーになるようにしたらこのスケールになるってことですね!
うまくいくかな。。。ちょっと使ってみよ。
今回は完全に実験の回、ややこしい独り言になっちゃってますね。。。
でももしかしたらこんな話から新しい発見が産まれたり。。。しないかな。。。
カッパドキアンスケール。。。それにしてもすげー名前。
新しい発見っていうよりは失われたスケールって言う方が名前にあってる。。。
とにかく!メロディックマイナーの2nd degreeでした〜。
また明日〜!