ギターのウォームアップ(六連符を感じながらオルタネイトピッキング)
不定期にギターのウォームアップネタをあげているのですが、今回は特に右手を中心にしたトレーニングを考えてみました。
とはいえ開放弦をただ弾くのも面白くないので、左手の方も少し工夫を入れて、ドリアン(メジャースケール)で上がってバップスケールで戻ってくる感じでこんな譜例にしてみました。
これを単純に一音につき三音ずつはめ込んで六連符のリズムにすると以下のようになります。
こうすると上の譜例でのピッキングダイレクションが、下の譜例の音の変わり目で同じ方向になるので、オルタネイトピッキングがきちんとできているかの確認に使えるという仕組みです。
下の譜例を弾いている時に、あれ?ってなったら一度上の譜例に戻ってポイントポイントで確認するとわかりやすいと思います。
特に弦が移動するポイントでダウンなのかアップなのかをチェックしておくと、ピッキングがひっくり返りにくくなります。
この手の練習の時にいつも思うのは、全てのラインをオルタネイトピッキングで弾く必要は無いと思うし、意味があればあえてそうでないやり方を選択する事も当然あると思います。
でもオルタネイトピッキングで弾けないというのはイマイチだなと。
リズムを表現するという一行だけを考えるのであれば、多分オルタネイトピッキングで弾くことが一番良い方法で、フラットピックで弾く時のギターの奏法上、一番理にかなっている、誤解を恐れずに言えば一番簡単な方法と言えると思います。
簡単だっていうけど他のピッキングで弾いたらできるのにオルタネイトでやりにくことあるんじゃん!って怒られそうですが、やはり細かい音価の時やテンポが早い時なんかには、オルタネイトでないと拍にハマってこないなんて事が起こりがちで、強拍弱拍の感じが一番簡単に表現できるオルタネイトピッキングは、重複になりますが、特に理由がないのであればまず真っ先に選択する方法だと思います。
三連符でどうもうまくいかないということであれば、まずテンポを落としてみて、それでもなんだかうまくいかないのであれば十六分音符にしてやってみましょう。
テンポが遅ければ三十二部音符(一音につき四音ずつ当てはめる感じです)で弾いてみるのもいいと思います。
ピッキングスピードが速いと、左手の運指のタイミングもシビアになっていくので、今回はピッキング中心の練習ではありますが、やはり左手でもしっかりリズムを感じながら、音が躓いたような感じにならないテンポをまず出して、そこから徐々にテンポを上げていくようにしていきましょう。
ウォームアップとしてギターの弾き始めに利用してみてください!
ではまた!