
ペンタトニックスケールとキーの関係(続き)
今日はペンタトニックスケールで遊んでみようのコーナーってことでいきたいと思います!
えっと、そもそもペンタトニックスケールとはどんなスケールかっていうと、本来ドレミソラという音使いのスケールなんですが、私はメジャーペンタトニックは考えていなくって、ラドレミソ、あるいはドミ♭ファソシ♭と考えています。
要するにマイナーペンタトニックスケールに一本化して考えることで、キーやなんかのわずらしいことから、一つ考えることを少なくするみたいな感じです。
とにかくギターを弾く時にはできるだけ余計なことを考えないでいきたいっていうアクションです。
ちなみにキーとの関係については以前こんな記事も書きました。
上にあげた記事の、最後の方になんか謎の呪文みたいな説明(スミマセン)があるのですが、ちょっと今読み返してみると、あまりにもぶっきらぼうで不親切な説明なので。。。今回の記事でフォローしておこうっていう。。。
自分で書いた記事にツッコミを入れるってことは、読んでもらった方にとってはもう本当に何言ってんだろって感じになっちゃったんじゃないかなと。。。反省してます(ホントスミマセン)。
今回はそのお詫びの印じゃないけど、あ〜そういうことねと納得できそうな感じになるように頑張って説明しようと思います。
ではいっちゃいます!
まずは弾きにくくないけどまぁまぁハイフレットで任意のキー。。。今回はじゃあFマイナーペンタトニックスケールで、この譜例の形からいきましょう。

このスケールのA♭、先ほど考えないと書いたメジャーペンタのルートになるんですが。。。マイナーペンタのまま考えたらmin3rdの音、半音下げてみると以下のようになります。

。。。っとこれ、Cマイナーペンタトニックスケールですよね。。。
これ、ペンタトニックスケールを5ポジション練習してる時に気になった人、結構いるんじゃないでしょうか。。。似てるな。。。と。
実際ポジションで考えると二箇所しか違わないので、よく混乱して間違えがちになったり。。。ですねよ。
いや、キーを考えれば実際そりゃそうだって話なんですが、うまくいってますねこれ。。。本当どうなってんだろ。
まぁ、とにかくこの感じを引き継ぐと次はCマイナーペンタのE♭をDに変えてGマイナーペンタトニックに。。。ここはポジション的には三箇所変更ですね。

次はDマイナーペンタトニックスケール。

次がAマイナーペンタトニックになって。。。

さらにもう一段やるとEマイナーペンタトニックスケール。。。

これ、最初のFマイナーペンタトニックから見たら、ただ1フレットずれているだけの同じ形に戻りました。。。
ペンタトニックスケールは五音で構成されたスケールなので、それぞれ一回につき一音、半音ずつ下げていったら五回目で五音全部下がることになるので。。。まぁそうなりますよね。。。
でもでも。。。これ何かピラミッドの謎じゃないけど、不思議な感じしませんか。。。私だけかな。。。何かがこの中に隠されているような。。。
ここで説明無しでもう一回。。。さらにいうとタブ譜も省いて、上から順番に並べてみますね。

ど〜ですか!
なにか。。。違和感というか。。。気付きますか。。。
これ。。。下三つのキー、なんで#も♭もついてないんですかね。。。
DマイナーペンタトニックスケールってことはもともとはFのキー(考えないとか言ってめっちゃメジャーキー考えるやつですみません。。。マイナーペンタに固定するっていったのはギターのポジションとキーの関係を考える時の話です。。。)ですから、B♭が入っているはず。。。そか。。。ペンタだから消えちゃってたんですね。。。
FのキーでB♭の音は四番目だからペンタトニックスケールにすると消えちゃうんです。。。メジャースケールから四番目と七番目を省いたスケールってことで。。。
じゃあEマイナーペンタトニックは??
もとのキーはG。。。F#は。。。七番目。。。
なにこれ!?
構成音は。。。上の図のDマイナーペンタトニックのFがEになったら一段下がってDマイナーペンタに、CがBになったらさらに一段下がってGマイナーペンタに。。。上で説明したことをもう一回書いてすみません。。。でもでも。。。これ、三機合体!するとCメジャースケールですよね。。。うまくいきすぎ。。。
以上のことから。。。他の記事でも書いていますが、もちろんその生成過程を考えればキーがCの時はAマイナーペンタトニックに変換するってのがセオリーなんですが、私はDマイナーペンタトニックスケール。。。プラス二音みたいな見方をしています。。。なのでDドリアンなんです。
あるいはDマイナーペンタトニック+Aマイナーペンタトニック+Eマイナーペンタトニックみたいな。。。だって全部白鍵の音だけですもんね。。。
私のこのnoteの記事、ドリアンドリアンいってんな〜って話なんですけど、このペンタを並べて三つ合成するとドリアン(メジャースケール)になる。。。ってのはわかった時にちょっと震えました。。。今でもよく覚えてます。。。あれ、これって当たり前だったりしますか。。。
なんにしろ自分でよくわかったってことで。。。ソロに関してはこの考え方のおかげでめちゃめちゃ楽になりました。
私の記事ではドリアン以外にも、先に紹介した三つのペンタトニックスケールを、それぞれ特徴を使い分けながら一つのキーの上で展開していくなんて記事もあげていますので、よかったらチェックしてみてくれると嬉しいです。
一番冒頭の話に戻っちゃいますけど、とにかくギターを弾く時はややこしいこと考えたくないんです。
もしかしたら私のやり方よりも簡単な方法があればそれでいいので(実際楽器によってはドリアンじゃない方がいいこともあるかもしれません)、考え方をできるだけひとつにまとめてそこから応用していく癖をつけると、いろいろ簡単で、その簡単を積み上げてわけわかんないとこまで発展できたりしたら良いんじゃないかと思います。
わりと重量級な話になっちゃいましたが如何でしょうか。。。
でもこれ、本当よくわかるとめちゃ便利。。。ギタリストはペンタ、弾きやすいですしね!
ペンタの神ってのとか。。。ないかな。
毎日拝みたい!。。。やば。
でもそういえば私は指板上に毎日見てますね。。。ありがとうペンタ!
ということでまた次回!