ガイドトーンラインを利用したギターの伴奏
昨日エンリケっていうレビュワーのユーチューブで、vesaアームにエレクトロンのDigitaktをつけて操作する動画を見ていたのですが、あれはスパイダーマンのオクタビアスみたいでかっこいいななんて内容と関係ないことを思ったりしながら、私も空中に使いたい機材が浮いていたりして、思ったようにレイアウトを変更できたりしたら最高だなぁなんて。。。ドラえもん世代ってことでしょうか。。。
とにかく機材っていうのはいくつかあると、何を出してどうレイアウトするかっていうので結構話が変わってくるので、本当は倉庫の棚みたいなのに並べておいて、プロジェクトの度に結線し直すってのがいいなぁ。。。ゆったりとした長いデスクがあってミキサーやインターフェースは固定で。。。その前に居心地の良いホームスタジオっていうか、作業場所っていうか。。。そんなもんあるわけないですね。。。
大したものも作らないのにこんなもんばっか買って〜って怒られるやつですが、もっと積極的に創作していかなきゃなと。。。ちょっと色々あって年末からテンション下がってましたが、心機一転、今やる気です!
さて、今回はガイドトーンラインについて考えてみます。
ガイドトーンラインとは、主にコードの3rdや7th、時に5thやその他のテンションなんかも使って、コードの輪郭を縫っていく手法です。
例えばDmin7-G7-CMaj7であればファ(Dmin7のmin3)ーファ(G7の♭7)ーミ(CMaj7のMaj3)をコードの進行に合わせて弾いたり、ソロの解決先に考えたりします。
ギターの伴奏では役割上、ガイドトーンのどちらかまたは両方弾くと、ベースと相まってコードの響きはかなり表現できる上に、ボイシングが簡略化してリズミックにアプローチしやすくなると思います。
何かのインタビューかコラムなんかで、ソニーロリンズがギタリストをバンドに組み込むのは、ピアニストの伴奏が彼のアドリブラインの行く手を指示されるみたいで好みじゃないなんて話を読んだような。。。夢かもしれない。。。何れにしても、ギターという言わば割とボイシング的にそこまで自由でないというか、ピアノみたいには自由でない楽器の方が潔く少ない音でアプローチできるような傾向があるのかもしれませんね。
では上の進行での伴奏例を作っていきましょう。
まずはコードシェイプの3rdと7thの音を抜き出してみます。
カッコ内は元のコードです。
これをもう少しスムースな動きになるようにオクターブを調節して、二弦と三弦だけで弾けるようにしてみました。
こちらは三弦と四弦で弾くバージョンです。
これをリズミックに小節線をまたぐようにするとこんな感じになります。
もちろん単音でいくのも全然有りですね。
飽くまで一例ですので、譜例は参考程度に考えてもらえればと思います。
そういえばリズムギターの名手、フレディーグリーンのいわゆる四つ打ちなんかは、コードシェイプのポジションに指はあるけど、実際鳴っているのは四弦の音だけだったなんていう記事も見かけたことがあります。
自分のソロ中にレストで入れるコードなんかは、こうしたやり方で対応した方がバランスがいいかもしれませんね。
まずは各コードの3rdと7thのポジションが、ギターのコードシェイプから取り出せるようになると良いと思います。
そうしておけばソロの解決先にガイドトーンラインを設定する時にも、簡単に見えるようなりそうですね。
是非トライしてみてくださいね!