ホールトーンスケールについて(インターバルを利用したシーケンスパターン)
私だけかもしれませんが、ギタリストってその楽器の性質というか、方眼紙みたいな指板の構造のせいか、割とコンセプトさえわかっちゃったらしっかり全部やらない悪い癖みたいなのがある気がします。
ピアノや管楽器だったらキーが変わるってほんと全てが変わるけど、ギターは横にずれるだけで大丈夫だったりするからって。。。実際弾いてみると1フレット動くだけで混乱することもあったりするんですけどね。。。
この自分の悪い癖に気付いたのってどのくらい前かな。。。そこからは一応面倒でも一通りはさらっておくっていう感じにするように気をつけてます。。。きっとまだまだズルする癖は抜けきってないんと思うんですが。。。
いやそれにしても、こうしたら良いなっていう何かアイディアのようなものが思いついて、わかった!なんちて、いざ取り組んでみると結構違う発見があったり、思いもよらないとこで上手くいかなかったり、思ったより面白かったり、逆に普通だったりして。。。でもその普通が意外とできてなかったりして焦ったり。。。いや〜、歳くえばくうほどいかに自分が何も知らないか気付かされていく気がします。
思えば学生時代とか、めちゃテンション高くこういうのしようよ!っていう仲間がいると、え〜そんなのこうこうで、やってみるまでないじゃん。。。何の意味があるのそれっていうのが私だったのに、今や完全に逆で、自分が、わ〜こういうのやってみよう!面白そうっていっても、誰にも相手にされないっていう。。。これを因果応報って言うんでしょうか。。。
いや、それにしてもこのホールトーンスケール、ただ全音でステップするだけっていうその構造のせいなのか、完全に舐めてたなぁ。。。何で今までもっとしっかり取り組まなかったんだろ。。。
これぞ悪い癖、わかってるつもりだったってことですね。
きちんと向き合ってやってみないとやっぱり思ってたのと随分違う気がします。
そもそも#5の響きっていうのが自分の中で全然受け止められてなかったのかもしれない。。。これは多分、最近ハマってるメロディックマイナーの3rd degree、Lydian#5をIMaj7に当てると得られる独特な響きのおかげで、耳がほんのちょっとだけ#5を理解できるようになったってことなのかな。。。
とにかくもっともっと色々しないと、色々わかる前に死んじゃうな。。。
テンポ上げてかないとですね!
今回は昨日のイントロの記事から、スケールポジションをシンプルなシーケンスにして手っ取り早くポジションを定着させようっていうのが狙いです。
ちなみに昨日の記事はこちらです。
まずは一弦のGに人差し指があるポジション、Gホールトーンというか、その他諸々のルートで。。。この辺の事は昨日の記事を読んでくれると嬉しいですが。。。とにかく、二つあるホールトーンスケールのうちの片方で書きました。
とにかく三度のインターバルの動きを元にしたシーケンスパターンです。
なんどもループして弾けるように少し工夫してありますので、運指が固まってきたらテンポを上げて弾けるように繰り返し練習してみてくださいね。
ではいってみましょう!
上のそれぞれのシーケンスにひねりを加えてみました。
パターンによっては、なかなか工夫のしがいのある運指になりました。
こういうのと格闘していると、色々良い指の運び方が自然に出るようになったり。。。しないかな。。。
でもそう言えばジョンスコさんも教則ビデオの中で、パーカーやなんかのサックスとかのコピーをしていると、ギターでどう弾くか考えないといけなくって、そういうところに色々なヒントがある的なことを言ってた気がします。
アイディアはいつも通りなんだけど、やっぱり一緒じゃないんですね。。。
あ、そうそう、というわけで1フレットずれたのも、一緒じゃんとか言わずに弾いてみましょう。
やっぱり指板の見え方が変わるんだな。。。なんて色々気付きがある気がします。
ということはさらに全音上のも、三度上のも。。。もう思いついちゃったら仕方がないですね。。。全部やっておきましょう!
今日はホールトーン日和ってことで!
ではまた明日〜!