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ハーモニックマイナーについて(続き)

80年代を通過したギタリストにとって、ハーモニックマイナーって聞くともうイングウェイマルムスティーンの事を思い出さずにはいられない。。。これは世代のせいだと思いますが。。。そういえばなんかイングベイとかインギーとかいろんな呼び方を聞いたことがあるなと思ってググってみたらどれでも出てきますね。

ネットによれば日本語表記はイングヴェイ。。。なんですね。

ウに濁点でちっちゃいエってどうやったらローマ字入力できるのかと思ったらveiだった。。。

初めて友達の家でライジングフォースのライブビデオを見たときは、心の中で得体の知れない何かがボンって爆発したような不思議な感覚があったのを覚えています。

とにかくめちゃ早くて足あげまくってギターぶん回しまくる彼と、ステージ上でタバコ加えたまま(良い時代でした)握りこぶしで鍵盤叩いたり、弾きながら鍵盤の周りをグルグル走り回るキーボードのイェンスヨハンソン(Jens Johansson)。。。いや、衝撃的にかっこよかった。

そういえば昔専門学校で教えてた頃に、ジョーリンターナーにもマークボールズにも会わせてもらったことあるのに、あの頃はそんなに聞いてなかったから逆にフラットにいられたのかな。。。二人ともめちゃファンキーで優しい良い人だったな。。。サインもらっとけばよかった。。。

私の仲間内で、もうこの人は一生イングヴェイの事を追い続けていきていくんだろうなっていう澄んだ目の熱いギタリストがいて、彼のイングヴェイ愛の話は色々あるんだけど、何より彼がイングヴェイのお母さんのお墓まいりにスウェーデンまで行ってきたって聞いたときは。。。もうこの人本物だって思ったのを覚えてます。

ところでハーモニックマイナーってどんなスケール?って聞かれたら、ロックギターならやっぱり彼を勧めたくなっちゃうんですが(重ねて世代のせいだと思います)、もちろんハーモニックマイナースケールはイングヴェイのためのスケールってわけではなくって(当然ですね。。)、ジャズでもマイナーのツーファイブなんかでよく出てきます。

ハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロウってやつですね。

名前が必殺技っぽいですが、これはスケールの名前をV7に合わせようってアクションで、音自体は普通にトニックのハーモニックマイナースケールと同じです。

今回はこれらのスケールを実際にギターで弾いて、サウンドを確認してみましょうって事でいってみましょう!。

まずは最近いくつかの記事で紹介しているレ、ド、ソ、ミ♭、レ、ドを使った譜例です。

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これはFドリアンの変形をCのハーモニックマイナーとして使っています(実際このフレーズだとドリアンもハーモニックマイナーも同じ音ですが。。)。

もう一つはスケールそのままを、IImin7(♭5)のルートからはじめてトニックのmin3rdに解決するラインです。

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このフレーズは歌って覚えるようにすると、さらにハーモニックマイナーの響きの理解が進むと思います。

いつものように、キーが変わっても対応できるように運指を研究したり、コードに対してどのキーを選択すれば良いか簡単に割り出せるようにしておきましょう!

ハーモニックマイナースケールの理論的考察や、シンプルな考え方については、こんな記事も書いたので、よかったら参考にしてみてください。


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