コンディミ(コンビネーションオブディミニッシュスケール)の事
スコヘンといえばメロディックマイナー、ジョンスコといえばコンディミと言うくらい(。。。ですよね?)、コンディミなハーモニーは彼の音源にたくさん出てきます。
ただこのコンディミという言い方、combination of diminished scaleの省略ですが。。。どうもあちらではdominant diminished scaleという方が一般的なようです。
要するに、G7に対してG#ディミニッシュスケール(diminished scale)をあてはめようっていう話なので、これ自体にきちんと名前がなくても特別問題じゃない気もしますが、この記事ではGのコンディミという言い方でいきたいとおもいます。
この響き、耳が慣れないとついアウトしてる。。。なんて言いたくなっちゃいますが、これは大まかなインサイドアウトサイドっていう話ならば確かにそうですが、アウトと言ってもなんか適当に外しているわけではありません。
ただのmixo(IIdorian)の響き、ハーモニックマイナーP5↓(mixo♭9♭13)な響き、オルタードな響き、コンディミな響きと、ドミナント7thコードの時は色々なチョイスがありますが、それぞれ丁寧に響きを理解しておいて、耳できちんと選択できるように練習したいです。
特に今回のコンディミは、半音全音の繰り返しでできているスケールなので、実際ギター的なポジションで言うと2種類にまとめられます。
形も比較的覚えやすいので、まずはポジションを覚えてたくさん弾いて、耳でコンディミの響きを聞き分けられるように頑張りましょう!
まずは譜例からいきます!
Gのコンディミです。
どう見ても1弦から4弦までは覚えやすく、5弦と6弦は複雑な形なので、最初は4弦までだけ覚えて、響きに慣れてから低音弦を覚える方が良いかもしれません。
少しネットで検索かけてもらえば、他にもいくつか違うやり方が出てくると思いますが、私は4弦までの形が変わらない上のパターンにしました。
ちなみにこれらをそれぞれmin3rd移動してもスケールの構成音が変化しないので、同じスケールといえます。
これぞディミニッシュスケールの真骨頂という感じですが、これ、めちゃギター向きな感じしませんか。
上の譜例の一段目を例にとれば、まずは6フレットに小指をおいて譜例通り弾き、その6フレットに人差し指をおいて小指の9フレットから同じ運指で弾けばmin3rd上がった事になります。
コードはG7(テンション的にはG7(♭9♮13)と考えるのが良いでしょう)にあてます。
また理論的考察、実際の使用例なども他の記事で紹介しようと思いますが、このスケール、まずは弾いて覚えちゃいましょう!