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ディミニッシュスケールの練習2

レッスンをしていると、生徒さんの色々な意識の機微というか、そんなものが結構はっきり伝わってきて。。。実際やり方を提案して変な方に行かないように少しづつ修正していくような感じになるのですが、なんか楽器を弾いている生徒さん本人の中に私も入って、一緒に弾いているような錯覚に陥ったりすることがあります。

こう、だんだん楽器との関係が良好になってきて、動作的な意識から歌っている意識にだんだんシフトしていくんだけど、この音的になにかが具現化しそうな感じが、一音二音の弾き間違いなんかでまた動作に意識が持って行かれて崩れていっちゃう。

私が惜しい!って言おうと思ったら0.2秒ほど早く弾いている本人から惜しい!ってきて、思わず笑ってしまったり。。。何かシンクロしたりすることってあるものなんでしょうか。

なにしろ私も生徒さんもともに真剣で、集中している状態の時というのは、私にとっては心地よく、他には何も考えられないようなそれでいて少しの音の変化にも敏感な状態というか、お互いがリズムのパルスや歌を共有してつながっている感じというか。。。とくに大音量なわけでもすばらしい名曲を弾いているわけでもないのですが、やはりこれも音楽の力なんでしょうね。

今からもう二十年以上前の話になってしまいますが、講師の仕事を始めた頃、実は私はレッスンをするのがあまり好きではなかったのを思い出します。

多分自分の伝える内容にも、自分のギタープレイにも、ひいては自分自身にも全く自信が持てなかったからではないかと思います。

いや今も全くもってまだまだなんですが、実はレッスンの際には、ただ一緒にシンクロナイズして、集中を促すことさえできてしまえば、生徒さんはどんどん伸びていくようなそんな気がしています。。。ちょっとオカルトっぽいような気もしないではないですが、なんかそんなことを昨日すごく感じました。

本当に講師の私自身がレッスンを通して学ぶことはとても多いです。

もっともっと研究して、より様々なタイプの、ギターやその他の楽器を続けていきたい生徒さんに、よりエフェクティブな内容を提供できるようになると同時に、自分自身の音楽の探求もより深いところへ面白いところへ行けるようになりたいなぁと思います。

さて、今日もディミニッシュスケールいきましょうか!

昨日のパターンはちょっとひねりが効いていて、なかなかタフでとっつきが悪かったので、今日は割とストレートなパターンにしてみました。

どちらもG7に対するコンビネーションオブディミニッシュスケールです。

最初は譜例を見ながら追えるくらい、ゆっくりなテンポではじめましょう。

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シンプルとはいえ三音のモチーフを八分音符に配しているので、すでに割とそのまま使えそうなラインになっていると思います。

一番の目的は楽しく練習しながら、いつの間にかポジションや響きが定着してくるという事なので、最初はタブ譜を見ながら間違えないように運指を研究してみてくださいね。

今日も明日も明後日もがんばろ〜っと。

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