オルタードスケールについて(続き)
前回はとにかくドミナントセブンスコードのルート、つまりKey=CでG7に対するGオルタードスケールであればGの音に解決するように、譜例を書いてみました。
Gオルタード=A♭メロディックマイナーのスケールも練習しつつ、リズミックに操作して解決感も理解しようっていうことで、実際フレーズ的には教科書通りなものでも、これはこれで練習的な意味は大きいと思います。
今回は同じコンセプトでも、G7に対しては13th、解決先のCMaj7に対してMaj3rdの音であるEの音に解決させるように書いてみました。
ただこの音はオルタードスケールにはない音なので、譜例ではFとD#(E♭)でサンドイッチしてインディレクトアプローチするようにしました。
逆にこうしておけばD#の音を割愛してそのままF-Eと落とせば四拍目の裏に解決するラインになります。
弾いてみると、ポジションによってはメロディックマイナースケールでは特徴的な、全音が二つ連続する動きの中に13thが見えるので、サウンドと連動して覚えていけば、演奏中のいわゆるイミディエイトなシチュエーションでも(ルー大柴みたい。。。なんていうか、何かしながらだけど瞬間に判断しないといけない時って意味です)有効な解決ポイントとして機能すると思います。
では弾いてみましょう。
いつものA♭ドリアンから起こした5つのポジションを一音変形させた、A♭のメロディックマイナーのポジションです。
もちろんもっと短いライン、または長いラインにして、解決する位置から逆算した弾き始めの音とリズムさえ決めれば、他にもいくらでも作れますね。
ここでは各ポジションを覚えることも目的の一つとしたので、最短でも八音使って書いてあります。
是非自分のお気に入りのラインを作って、全ポジション(といってもこのやり方だと5つしかありませんが。。。オクターブを考えるともう少しできそうですね)で展開してみましょう。
このシリーズもう少し書きます!