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マイナーペンタトニックとマイナートライアド

私は小さい頃から絵がヘッタクソで、漫画やイラストなんかを上手に描ける人は自分とはきっと人間の構造みたいな根本的な何かが違うんだろうなって思ってました。。。実際今もそう思ってます。

そんな私にとってトレーシングペーパーの存在は驚愕でした。

描きたい絵にこれを重ねて、下絵をなぞればそのまま描きたいものが浮かんでくる。。。って思ったらそれはそれで中々技術がいることみたいで、やっぱり私にはうまく描けなかったんです。

小さい頃は漫画の描き方みたいな本や、大人になってからもデッサンのコツみたいな本を買って何度か挑戦したみたんですが。。。そういえば手書きの文字も未だ全然綺麗に書けないので、とにかくそっちの方の事は。。。要するにぶきっちょで向いてないってことなんでしょうね。

もちろん小学校の図画工作の成績も、真面目に取り組んでいるのに酷いものでした。。。とにかく綺麗な線が描けない、ついでに色を筆で塗ったりするとはみ出る。。。利き腕あってる?ってくらいうまくいかない子でした。

そんな私が中学校に入って図画工作的な授業が美術って名前に変わったとたん、得意科目に変わったのを今でも覚えています。

いやもちろん私の壊滅的なぶきっちょは何も変わることはなかったんだけど。。。強いて言えば担当の先生の価値観がまるで違ったってことだと思うのですが、生徒の間ではこっそりしのじぃって呼んでた先生(篠田先生かな)は、とにかくまっすぐな線なんか面白くない、色を塗る時はどんどんはみ出していこう、感じた色を塗れば良いって先生で、それまでできなくてうまくいってなかった事をじゃんじゃん肯定してくれるわけです。

あの感じは。。。結局絵は全然今もうまく描けないんだけど、自分が音楽みたいなものに惹かれていくセンス、何かを作る事に楽しみを感じるってセンスに大きな影響があるんじゃないかなぁってたまに思い出します。

そう言えば色に関しては、小学校の全くうまくいかない図画工作で一回だけ褒められたのを覚えてて、課題は国語の教科書に載っている少年駅伝夫という話のシーンを絵に描こうというものだったと思います。

冬に雪降る森かな?なんかとにかく少年のガイドの元、馬車にのって街から街へ移動する際に、進む事も引き返す事もできなくなって一晩少年の機転により凍える事もなく野宿して事無きを得るっていう(私が要約するとこんなにも文学的でなくなっちゃうのかってのも本当酷い気はしますが)。。。そんな話で、私は馬を薄い青で塗ったと思います。

馬が青いわけないだろ〜なんて心無い事を近くの席の子に言われたのを先生が制して、え、いいね、青く感じたんだねとかなんとか、言われたのかな。

なんか雪の森を行く馬には青がいいなって思ったんでしょうね。。。

そうそう、トレーシングペーパー。

今回はドリアンスケールのポジションのどこにマイナートライアドがあるかをチェックしておいて、ポジションの見え方をさらにアップグレードしよう。。。スケールのポジションにマイナートライアドを、トレーシングペーパーを重ねるように感じようっていうアイディアです。

トライアドは三和音なので、各弦に三箇所ずつポジションが見えちゃうってことで、早いキーチェンジに対応できたり、複雑な変換をできるだけ簡単に見えるようになればいいなって練習です。

今回もDマイナーペンタトニックスケールをベースにして、そこにDマイナートライアドを置いてみます。

ではいきまーす。

まずはDマイナートライアドから見ていきましょう。

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他にも考えられなくはないですが、とりあえず隣接する三弦で作れるマイナートライアドを列記しました。

これをマイナーペンタトニックスケールのダイアグラムにあわせてみます。

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なかなか興味深い図になったと思うのですがいかがでしょうか。

シークワーズみたいにスケールの中にトライアドをみる、あるいはトライアドを中心にスケールをみる、どちらも良いやり方だと思うのですが、私なんかはまだまだ気を抜くと、①の五弦5フレットと②の六弦10フレットのルートしか見ていない、結果この二つのポジションで全てが完結しちゃう。。。ってなりがちです。

それをなんとか広げていこうってアクションが図のように横幅を広げていこうってアイディアなのですが、これを色々変形させてドリアンからメロディックマイナーそこからのオルタード。。。なんて考えていたら、ちょこちょこ間違えるようになってきて。。。ちょっと待て、マイナートライアドがここにあるじゃんってなってきたら結構見えだしました。

特に④と⑤のポジションなんかは、ソロを弾くポジションに集中していると、五弦や六弦のルートから少し遠く感じるので、④では一弦10フレット、⑤では二弦15フレット(3フレット)のルートが見えるとかなり使えます。

もちろんどこになんの音があるか全て把握していれば問題ないのですが、どんどんキーが変化して展開していく曲なんかでは、ちょっと現実的な気がしません。。。私だけでしょうか。。。

めぼしいルートがまず見えて、そこからトライアドが見えて。。。もう何もないフレットに幻覚を見ながら歌を作るってビョーキな気もしますが、割と実際そんな感じでやってます。

マイナーペンタトニックの絵にドリアンやマイナートライアドなんかのトレーシングペーパーがペラペラと重ねられるようになればいいなぁ。

とにかく一度意識して試してみてくださ〜い。

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