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ドミナントセブンスコードの研究
ドミナントセブンスコードとはC7やF7のようなルートに7だけが付いたコードのことです。
日本語では属七の和音でしょうか。
セブンスコードでいいじゃん、なんでドミナントセブンス?ということに関しては、三和音に対して四和音のコードの事を総じてセブンスコードと言ったりもするので、特にこの形のコードを指していう場合はドミナントセブンスコードと言ったほうが曖昧を回避できるという事です。
C7であれば構成音はド、ミ、ソ、シbというコードで、一番の特徴はミとシbがトライトーンの関係になっているところです。
トライトーンは、極めて個人的な感じ方ではありますが、例えればバネが縮んで力が溜まったような状態、ドラマでいえば精神的に追い詰められているシーン。。。みたいな感じでしょうか。
これが解消したり、解消したと思ったらまた次も新しいストレスがきたり。。。みたいな感じでコード進行に様々な矢印のような物を作ることができると思います。
ギターコードでこのドミナントセブンスを表現する場合、いくつか選択肢があるので紹介していこうと思います。
まずは3種類、
純粋にド、ミ、ソ、シbの四音でルートを各コードの一番低いところに持ってきた、いわゆるルートポジションです。
各ノートの機能もつけておきました。
純粋に構成音だけで表現する場合は、上記のコードから5thを省略したり、アンサンブルではルートを外して使ったり、前述の3rdとb7だけで表現したりと、これだけでも随分バリエーションが出せると思います。
ブルースやII-V-Iなどで響きやバリエーションを確認したら、テンション入りのドミナントセブンスコードに移行しましょう。
まずテンションはナチュラルテンション(9th、13th)とオルタードテンション(b9th、#9th、#11th、b13th)の2種類にバッサリ分けます。
これ、ドミナントセブンスコードだけの話なので、ほかのコードと混同しないように気をつけてくださいね。
まず最初のコードはトップノートが5thなので、この全音上に13thを足してみましょう(ナチュラルテンション)。
またこのコードフォームは5thの半音上にb13th、半音下に#11thがあるので以下のようになります(オルタードテンション)。
次に5弦にルートがある形はトップノートが3rdなので、9thをトップにして(ナチュラルテンション)、5thを3rdに変形した形から始めましょう。
トップが9thであれば、半音下にb9th、半音上に#9thが見えますね(オルタードテンション)。
4弦にルートを弾く形は、機能が5弦にルートがある形と同じ並びになっているので応用して作ってみてください。
コードの流れと選択したコードによっては合うシーン、合わないシーンがあると思いますが、まずは純粋な四声、ナチュラルテンションを入れたコード、オルタードテンションを入れたコード、それぞれの響きをカテゴリーごとに味わってみて欲しいです。