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ギターのポジションで見るオルタード

オルタードスケールはメロディックマイナーの7th degreeで、並べなおすとメジャースケールのドを半音上げたスケールとも言えます。

このスケールを単純に一つ飛ばしでコードを作ると、min7(♭5)になるのですが、実際はオルタードテンション入りのドミナントセブンスコードにマッチするスケールとして考えています。

オルタードテンションというのは♭9、#9、#11、♭13の四つのテンションで、オルタードスケールはこれにroot、3rd、♭7thが入った7音で構成されています。

若くして亡くなった女流ジャズギタリスト、エミリーレムラーの教則ビデオの中では、メロディックマイナーの事をジャズマイナーとして紹介するくだりなんかもあるくらい、オルタードやメロディックマイナーとジャズハーモニーの関係は浅からぬ縁と言えるでしょう。

このオルタードスケール、オルタードテンションの導入として、今回はギターソロでよく聞くこのフレーズを弾いてみましょう。

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上の譜例は全て同じフレーズです。

1弦からと2弦から、それぞれ弾き始めのフレットからヘッド側に移動する運指とボディー側に移動する運指の4種類を書いてみました。

まずは耳からオルタードのサウンドを味わってみて欲しいです。

リズミックバリエーションとしてはこんなのはどうでしょうか。

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同じ音のフレーズをほんの少しづつ変えているだけですが、しっくりくるものと、これはどうかな。。。?ってなるものとあると思います。

自分の中にある歌を聴くように、色々なバリエーションを作って試してみて欲しいです。

いいのができたら私にも教えてくださいね!

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