低俗なこと
50人クラフトで有名なKUNさんの語りの動画でeスポーツはスポーツではなく低俗である。ということが語られています。
(この記事を見る前に動画を見てもらったほうがいいかと思います。)
最近SCJ大会のことを考えたり、競技人口を増やすためにはと考えているのですが、そのことに似ている部分も大きくあるので、自分の考えをまとめようかなと思います。
高尚なものは流行り物じゃない。
競技として完成していないと、どうしても低俗になる。流行り物になります。(この文章でいう低俗はネガティブなことではないです。)
WCA競技は細かなルールは変わってはいるが、2003年からカウントするともう20年近い歴史があり競技性は変わっていない。これは高尚な部類と言えると思います。
競技人口は関係ないと思っています。馬術や射撃といったオリンピック競技より競技人口はスピードキュービングの方が上でしょうしね。
だけど普通の人は低俗なものでないとなかなか興味を持たない。
おそらくこれは人には飽きがあるからで、新しいものを見たりしないと興味を持たなくなるからだと思います。
よく日本大会で取材されるのは足競技であったり、タイムが速い子供を取り上げていただくのもそのためだと思います。
つまりエンターテインメント性を持たせるために低俗な競技をすることも必要になる。新規参入を取り入れるためですね。
SCJの活動理念は
スピードキュービングの健全な普及と発展
ですが、普及というのは低俗であるものもある意味で必要なのではないかと思います。発展に関してはWCA競技で培っていけばいいかなと思います。
SCJ大会はWCA競技に繋がりやすい将来性がある高尚をめざした低俗なものを取り入れていきたいですね。
例えば、年齢別大会や地域別大会など。
低俗すぎることもそれはそれで意味がないと思ってます。
例えば、競技者増が見込みにくいチームソルビングや誰もやらないマイナーパズルのスピード競技など。
今年度は少しずつSCJ大会を開催していくと思いますが、そういう方向性で進めたらいいかなと思います。
話は少し逸れますが、スピードキュービングで特に昔が楽しかったからなのは低俗であるからだったのかも知れないですね。
Feliksが出る前、様々な人がWRを頻繁に更新していた時の内輪感がものすごく楽しかった。
キューブがストアキューブだけしか使ったらダメとか、日本配色がある意味で立場を確立していたことなど色々発展途上でありましたね。
でもそれが低俗であり面白かった世界だったんだなと思います。昨今はWRやCR、NRですら更新が厳しくなってしまい、スピードキュービングを続ける動機を持ち続けることが難しくなり高尚になったんだなと思います。
あまりにも動画と最近の所感やスピードキュービング界隈とリンクしたので記事にしてみました。ではでは。