見出し画像

地域団体について

こんにちは。荒木です。
この記事は Speedcubing Advent Calendar 2021 18日目の記事です。

昨日は暇人キューブ日記さんのCurvy Starminxスピード解法について ~其の肆~です。
明日はにゃにゃんさんによるルービックキューブを解くAIについてです。

例年アドベントカレンダーに皆様ご参加いただきありがとうございます。

今回は「大村さん、ありがとう」ではなく
地域団体の作り方が分からない、教えてという声があったのでここに東海スピードキュービングコミュニティ(TSC)の成立や経緯から得た知見を書いていこうかなと思います。

大会開催も地域団体を結成しているとぐっと近づくのではないでしょうか。

1. 作り方

あなたが最初の一人です。

究極的な意味では継続的に会を開けば、それはもう団体です。(一人でも)
本来は会の参加者ですが、継続的に来てくれる人がいたらそれは団体のメンバーと言っても差し控えないでしょう。

なのでまずは定期的にキューブミーティングなりオフ会なりを開いてみましょう。最初は人が来ないかもしれません。来ないならなぜ来ないのか、改善して会を開きつづけましょう。意外にスピードキュービングに興味がある人が地域内いると思います。

1.1 地元に参加者がいないとき

オフミーティングを開催しても参加者がいない場合は、周りの人に自ら教えてスピードキュービングをはじめてもらいましょう。
オンライン活動でもよいのですが、物理的に近くに住む人で団体を形成したほうが今後イベント開催や大会開催につながりやすいと思います。

1.2 活動場所は固定化しないほうがいい

地域内で定期的に活動場所を変えています。場所を変えると新しい人が参加されたりすることも多いです。

またそういう意味で活動できる会場をいつくか目星をつけておくことも重要です。将来的に大きな大会を開く際にも大きな会場が必要なので、このときに目星をつけておきましょう。

1.3 団体のターゲットとするメンバー

オフミーティングに参加されるすべての方を団体のメンバーにする必要はないと思います。特に継続的に参加される団体のコアになる社会人の方を誘ってみてはどうでしょうか。
もちろん学生の方でもよいのですが、地域から離れる可能性が少いのはより社会人の方だと思います。継続して活動するには人も継続しないといけません。

2. 活動報告をしましょう

必ず団体として活動した場合は活動報告をしましょう。
(例: 東海スピードキュービングコミュニティ活動報告)

参加しようと思う人にもどんな団体でどんな会なのか知ってもらえると、オフミーティングへの参加率が上がります。
意外かもしれませんが、TwitterなどのSNS以外から知って参加される方が多いです。

3. メンバーが集まってきたら

3.1 活動目標

以前の上記の記事でも述べたように活動目標を決めましょう。
メンバー間で目的に合わなくなると、考えや目的が分散していまいます。

3.2 コミュニケーションツール

まずはコミュニケーションを取る手段を整備しましょう。
SlackまたはMicrsoft Teamsが良いと思います。
東海スピードキュービングコミュニティではSlackを採用しています。
またGmailなどの代表メールアドレスも用意したほうがよいです。

頻繁にメールで問い合わせが来るからです。
SNSで一般の方から連絡が来ることは稀です。

3.3 役割を決める

その団体のリーダーを決めましょう。いなくてもいいのですが、いると動きやすいと思います。団体内で話し合って決めましょう。

また忘れやすいですが、会計をする人も決めましょう。
参加費、会場費などは塵も積もれば高額になり精算をする機会が多いです。

このような予算管理は大会運営時でも発生するので、良い練習になります。
また会計報告は上記のコミュニケーションツールで随時報告すると漏れがないです。

4. オフミーティング活動に関して

4.1 活動するときの名称

大村さんにアドベントカレンダーで言及していただいた

東海での交流会を「レクチャー会」という言い方にしたら参加者が増えたという話、ハッとさせられました。「オフ会」と言うと仲間内のイメージが強いですが、レクチャーと言い変えれば心理的ハードルが下がるのだそうです。

https://note.com/shuhei_omura444/n/nb2c67013b55d

上記の言い方を変えると参加者が数倍に増えましたので、外から内輪ではない参加しやすい印象の名前をつけるといいと思います。

4.2 peatix

募集をするにはpeatixがおすすめです。
オフミーティングは意外に同伴者が多いためチケット制で人数管理がしやすいです。会場の定員が溢れないためにも適切な参加人数を管理しましょう。

4.3 レクチャー

基本的にオフ会でもレクチャー会でも3x3を完成できなかったり、完成できたとしても手順が分からないという参加者の方は多くいます。
その時はTORIBOさんの下記資料をいただいてレクチャー等をすることが多かったです。Webページを教えるよりも簡単に相手に資料として配布できるのでおすすめです。TORIBOさんいつもありがとうございます。

TORIBOさんに無料で何冊かいただける攻略書、手順表

4.4 計測会

最近の全国のオフミーティングではよく行われていますが、意外に時間がかかります。
もちろんやるに越したことはないですが、交流をメインに据える場合、無理に行わなくても良いと思います。
目的をしっかり決めて計測会を行いましょう。

5. 団体として成熟したら

5.1 役割は交代すべき

学生サークル等とは違い地域団体には経年での卒業はありません。
適切な時期に役割は交代したほうが成長すると思いますし、見ている目線も変わることが多いです。

5.2 分割

スピードキュービング界隈では基本的に団体として適切な人数が集まらない事が多いので問題にはなっていませんが、基本的に1団体10名以上は人が集まり過ぎな印象を受けます。大会開催でも10名も必要ありません。また多すぎると意思決定が遅れ、動きづらいことがあると思います、

以前話にもありますが、そのときは団体を分割しましょう。
地域団体なので、地域を分割または限定するということですね。
そのほうが活動規模も全体として大きくなると思います。

東海スピードキュービングコミュニティも浜松ルービックキューブレクチャー会を分割した経緯がありました。この場合はメンバーの居住地の距離が離れすぎていたのが一番大きいです。

6. 最後に

とにかく諦めずに継続的に活動し続けることです。
そして無理しない範囲で少しずつ仲間を増やしていきましょう。

昔、東海スピードキュービングコミュニティが成立する前のオフ会は参加者がたったの2人だった寂しい時代もありました。

諦めないこと、継続することはスピードキュービングの練習もそうですが、何事にもとても大切だと思います。

団体形成に関して相談等あればいつでもこちらにご連絡ください!

いいなと思ったら応援しよう!