Brand Story:日本寄付財団/maaaru ~インド・ドネーションツアーシェア会レポート~
先日、日本寄付財団の「maaaru(まーる)」というプロジェクトのドネーションツアーシェア会にお邪魔してきました。
世界で3億人の学校に通えない子供たちに「学ぶ幸せ」を届けることを目的として、学校の再建や、教育が行き届かない地域の支援を行っているというmaaaru。
その活動を知ったきっかけは、私のメンターであるWilk HiromiさんのSNSの投稿でした。日頃から人々の心と世界に調和をもたらす活動をされているHiromiさん。
彼女がmaaaruを通じてインド山岳地方の小さな学校に子どもたちがより良い環境で学ぶための設備や物資を寄付し、現地を訪れたストーリーの一部始終を追いかけていくうちに、「maaaruってなんだか面白そう」という純粋な興味がわいたのです。
その日のシェア会は、支援先のインドの学校を訪れ、帰国されたばかりの支援者の皆さんからお話が聞けるということで、部外者ながらも勇気を振り絞って参加させていただくことに。
結果、
たった一夜で
寄付や社会貢献に対するイメージ
自分の狭い世界観
諸々が吹き飛びました!
特に印象に残ったのが、ツアー参加者の皆さんの清々しい笑顔。
非営利団体というと、支援する側もされる側も深刻な表情で窮状を訴えているイメージでしたが、maaaruの皆さんはなんて楽しそうなんでしょう……。
とはいえ、軽い気持ちとか遊び半分とか、そんなことはまったくなくて。活動にかけるおもいは真剣そのもの。
ツアーの感想を問われると、皆さん、口をそろえて「いかに日本が恵まれているか実感した」とおっしゃっていました。
現地の状況をご自身の目で見て、問題意識や危機感を持ちながらも、悲壮感や無力感に陥ることなく、たしかな手応えを感じて帰国後それぞれの活動の原動力にされている姿がとても眩しかったです。
誰かのために自分の持っているものを与えられることを心から喜び、
また、それができる豊かさに感謝していることが伝わってきました。
日本寄付財団の代表理事、村主悠真さんは、日本の寄付文化を再構築するというビジョンを掲げられています。
先進国の中でも寄付やチャリティに対する意識がまだまだ低いという日本。その意識を変える第一歩が「現地の状況を自分の目で見て、知ってもらうこと」だと力説する村主さん。
そして、スライドに映し出されたのは、今回のプロジェクトで寄付された学校、スクールバス、遊具、それを囲む現地の子どもたち……
自分たちの学び舎へ足を踏み入れた瞬間
はじめて遊具を目にした瞬間
子どもたちの瞳がどんな風に輝くか
それを知ってしまったら、もはや行動しないという選択肢はなくなるのでしょう。
どんなにメディアが発達しても、自分の目で見て、体験した学びは、画面越しに知り得た知識とは比べものにならない。そんな当たり前のことを、ここ久しく忘れていた自分に気づかされました。
ドネーションツアーへの参加は、寄付した人だけでなく、これから寄付したいと考えている人、寄付という形以外でmaaaruの活動を支援したい人も歓迎だそうです。村主さんの「まずは行ってみる」というご提案は、とても新鮮かつ説得力のあるものでした。
いつかお金持ちになったら…
いつか事業が成功したら…
つい、そんな風に考えて後回しにしてしまいがちですが、
豊かになったから与えるのではなく
与えるから豊かになる
maaaruの皆さんの晴れやかな笑顔は、このことを何よりも雄弁に語っていました。
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