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米ドル利上げベット@米銀株

目的

米ドル利上げに伴う米国商業銀行の業績改善による株高の利益を享受し、かつ、円安米ドル高に伴う為替損益による利益を得る。

目標

S&P500及びFANG INDEXをアウトパフォームする。

要旨

米銀現在の米国政策金利(Federal Reserve Interest Rate)は0 ~ 0.25%ですが、FOMCは利上げを行う見通しです。利上げを行うとなると、金利収入が増えるなど、米国国内の銀行の業績の向上が期待できるほか、円安ドル高も期待できます。

そこで、米国の商業銀行の株をドル建てで購入することで、ドル高と業績向上による株高、配当の恩恵を受けることが出来ると考えました。

米銀をテーマにしたETFは多々ありますが、組み入れ銘柄の中には2020年4月1日を基準とした場合にFANGを超えるリターンをもたらした銘柄から、コロナ前の水準を回復できていない銘柄など様々な銘柄が組み入れられております。

そこで、ETFに組み入れられている銘柄のなかでも、成長性のある銘柄を選ぶことで、ETFを超えるリターンを得ることができるだろうと考えました。

ETFも様々ありますが、今回はKWBWに組み入れられている銘柄を一つ一つ見ていって、特に期待できそうな銘柄を探し出していこうと思います。

株価推移

銘柄を一つ一つ調べていくのは大変ですし、業績が利上げと全く関係がなかったら大変です。そこで、フィルタリングということで株価の推移を調べてみることにしました。

そのデータがこちら。

https://github.com/stonk-stock/trade-idea/blob/main/interest-hike-bet/AmericanBankStock/data.csv

トランプ大統領が利上げに前向きであったことがきっかけに、株式市場が当選確定後に著しく変化したことを覚えていらっしゃる方は多いのではないかと思います。

`ReturnOnTrump`の行は(名前がいい加減なのはさておき)、選挙前の2016年10月3日の株価と当選確定後2016年12月1日の株価で割った値です。

ご覧いただければわかるように、例外なく上がっています。特にバンク・オブ・アメリカ(BAC)やシリコンバレー銀行(SIVB)は30%以上あがっています。

株価の推移を見るだけでも、調べてみる価値のあるトレーディングアイデアであることがわかると思います。

着目点

20行以上ありますが、私が注目している点は以下のとおりです。

① 株価の推移

株価は社会情勢を踏まえた会社に対する評価なので、ある一定期間の株価を比較することで自分の仮説か正しいか否かを確認することが出来るだろうと考えています。

② 商業銀行部門の利益

ウェルスマネジメントや投資銀行部門を持っている銀行も少なくありませんが、商業銀行部門のほうが利上げの影響を受けやすいと考えられるので、商業銀行部門の売上への貢献度を調べるべきであると考えています。

③ 事業概要

シリコンバレー銀行の顧客の多くはシリコンバレーのテック企業です。バンク・オブ・ハワイ銀行はハワイの地方銀行なので、ハワイ経済の状況が大きく影響しますし、シティバンクは世界中に支店を持っているので米国外の景気の影響も大きく受けるはずです。

今回は、特に米国の利上げの影響を受けやすい銀行を選びたいので米国経済の影響を受けやすい銘柄を選んでいくために、事業概要を比較していきます。

所感

少なくとも、株価は反応しているようだということが分かりました。

一度にすべての銀行をまとめるとnoteもとても長くなってしまうので、各行毎にプロフィールや株価の推移をまとめていきたいと思います。

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