目からビーム! 29 罪なき者、この女を石もて打て?~「女性国際戦犯法廷」首魁・松井やよりとは
韓国の文喜相国会議員長の「日王(天皇)は戦争犯罪人の息子」発言の波紋は続いている。普段、日韓関係においてどちらかというと韓国寄りの報道に終始する地上波メディアも連日これを取り上げ、韓国への怒りをあらわにしている。当然のことだ。「日本国民統合の象徴」とされる天皇陛下への侮辱は、日本国および日本国民一人ひとりに対する侮辱といっても過言ではない。それにしてもあまりにも品位と知性に欠ける発言である。
しかし、残念なことに、この手の不逞の輩は日本にもいたのだ。元朝日新聞記者で活動家の松井やより女史(故人)である。「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(VAWW-NETジャパン)初代代表という肩書をもつ彼女は2000年、東京で「女性国際戦犯法廷」なる裁判パフォーマンスを開き、なんと昭和天皇および日本国に対し「強姦及び性奴隷制度について、人道に対する罪で有罪」を宣言したのだ。悪ふざけで済む話ではない。
さて、松井女史、どのような人物であるかといえば、両親はともに牧師で、彼女自身もクリスチャンであり、彼女の遺志を継ぐという触れ込みで設立された慰安婦秘宝館「女たちの戦争資料館」も東京西早稲田某所のプロテスタント系雑居ビル内にある。要はキリスト教的良心に則って、昭和天皇を「戦時性暴力」の罪で裁いたといいたいのだろう。
松井女史もクリスチャンであるなら、生前一度くらいは聖書を開いたことがあるものと思いたい。旧約聖書『民数記』の以下のくだりを彼女はどのような思いで読んだことだろう。異教徒との戦闘を繰り返しながらカナンへ向かう預言者モーセの口を借りて「神」は民に向かってこう告げるのである。
「行って、男と男を知った女は一人残らず殺せ。しかし、まだ男と寝ず男を知らない女はあなたたちのために生かしておきなさい」(31章17)。
同様の記述は『士師記』にもある。
つまり処女は自由に慰みものにしろと――。なんと、神が堂々と「戦時性暴力」を命令しているのだ。これが、松井女史が信仰する一神教の「神」の正体である。
松井やより女史は、昭和天皇の前に、まず神を裁くべきではなかったか。
初出・八重山日報
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(追記)
▼爆笑松井やより。伝説の朝生発言。
この中で松井女史は、陸軍二等兵だった彼女の父は人を殺さなくていいように、こっそりハンストをして通信兵に編入してもらった、と語っている。
彼女の中では、おそらくパラレルなふたつの日本軍が存在していたことになる。残虐非道で命令は絶対の非人間的な日本陸軍と、ゴネれば部署替えしてもらえる一般企業よりもはるかに融通の利く日本陸軍である。そもそも、こっそりやるハンストに何の意味があるのだろうか。
また、彼女の父はキリスト教の伝導師で、現地(中国)の子供たちにとても好かれていたとも言っている。それは半分は事実だろう。日本軍の兵士と現地の子供たちの心温まる交流は、春風亭柳昇師匠の自伝『与太郎戦記』その他多くの元兵士の手記に記されている。
松井女史の父上が現地の子供たちに好かれたのは、別にキリスト教の伝導師だからではない。規律正しい日本の兵隊さんだったからである。略奪と強●しか能のない国民党軍や共匪山賊の類の毛沢東軍だったらこうはいくまい。だいたい、日本軍が松井女史のいうような殺人鬼集団だったとしたら、その中身がキリスト教徒だろうが、ゾロアスター教徒だろうが、ひとのみち教団だろうが、崇教真光だろうが、日本軍の軍服を見ただけで、逃げ出すのではないか。
十字軍に始まって、大航海時代の大虐殺、北アイルランド問題……キリスト教の戦争犯罪を松井女史はどう思っていたのだろうか。