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昭和15年2月13日の半島の新聞から
「創氏九十一名 京城府に二日間の届け出」「改名許可願 京城法院に殺到」
これが創氏改名なるものの実態である。強制であるわけはない。
![](https://assets.st-note.com/img/1695453013938-JggpTRrnTu.jpg?width=1200)
その他にも興味深い記事がある。「改名許可願」の隣が、「栄誉の志願兵七萬九千六百名」。半島の若者は、聖戦への参加に燃えていたのである。それにしても、7万9千6百人とはすごい。四捨五入すれば、8万人ということになるが、そうはしないところに、むしろ記者の奥ゆかしさが? その下の「仮出獄者四百五十名恩典」も気になる。何かの恩赦があったのか。
広告も楽しい。「マクニン」は虫下しの薬。日本刀が切断しているのは、寄生虫である。そのすぐ上には、「強性強壮薬・早漏・淋疾梅毒薬」の字が並んでいる。イラストの姑娘が意味深です。「果樹苗木と大麻種子」も字面だけでドキっとする。
「中学テレパ教授」は、通信教育で中学卒業の資格を取るというものだが、そもそもテレパって何?テレパって…。他にも資格系の広告や「日満官吏の募集」などあって、昭和15年の半島は、資格求人ブームだったようだ。
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