目からビーム! 129チャキチャキのアイヌはいかが
一体、杉田水脈議員のブロ投稿のどこが間違いで、どこが差別だというのだろう。
国連女子差別撤退委員会で、これ見よがしにアイヌ衣装を着て現れる一団を「コスプレ」と表現して何が悪いのだ。杉田氏が彼女らに取り囲まれている写真も見せてもらったこともあるし、同行の証言者もいる。同委員会の会場で糸数慶子議員の姿を見つけ、挨拶に駆け寄った杉田氏を、まるで犬の子を追い払うような仕草で拒んでいた糸数慶子議員の写真は、僕が編集をしていたムックに掲載させてもらった。
ムックの奥付を見ると、もう7年も前の話である。塩村あやか議員もよくもまあ、こんな古いネタを引っ張り出し、わざわざ参院予算委員会での遡上に上げたのかと思うと、むしろその小姑のような嗅覚に恐れ入る。むろん、公務で国連に出席している中で軽々しい投稿は慎むべきかもしれないが、杉田氏はこのときは浪人中、つまり一般人である。その一般人が身銭を切ってジュネーブまで飛び、国のために堂々と発言してきたのだ。塩村議員も日本人ならば、女性政治家ならば、ご苦労様でしたとの一言あっても罰はあたるまい。
ブーメランとはよくいったもので、ネット上には塩村議員のタレント時代の仰天発言の動画が拡散中だ。「(男とは)タダでは別れない」「妊娠したと嘘をついて千五百万円の慰謝料を取った」「(交際では)二股三股は当たり前」。スゴイ。ここまでくれば、むしろ天晴れ。傾城の生まれ変わりとはまさに彼女のことか。前世では大夫、花魁と呼ばれ、彼女に入れ込み身代潰した者も一人ではなかろう。ひょっとしたら刃傷沙汰もあったかもしれぬ。
それはさておき、アイヌ新法はつくづく天下の愚法である。既に同化が進んでおり、純粋なアイヌ民族は存在していない。急ごしらえのウポポイの踊りは、まさに「コスプレ」の類だろう。アイヌの定義も曖昧で、小野寺まさる元北海道議によれば、「アイヌ協会が認めれば、それがアイヌになってしまう」のだそうだ。すべては利権のタネである。
いっそ、日本国民を全員アイヌに認定してみたらどうだ。アイヌ差別なんかなくなるぞ。僕のような江戸っ子のアイヌがいてもいいではないか。そもそも「アイヌ」とは民族名でも集落の名でもなく、彼らの言葉で「人間」を指すのだから、間違いではあるまい。
「おっ、アイヌだってねえ」
「神田の生まれよ!」。