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韓国が反日より反共・反北だった時代

1978年。朴正煕大統領が暗殺される前年、まさに韓国は反共・反北のピークになった。学校教育でも反日より反共・反北が優先されていたという。
その年に封切られた子供向けアニメ映画『トリ将軍』(똘이장군)は、徹底的な反共プロパガンダ映画。

共産主義者は凶悪なオオカミやキツネに描かれている。彼らは人民を搾取し、婦女子に狼藉を働く。当時、北朝鮮が38度線附近に掘った南侵用に掘ってた秘密トンネルの存在が韓国にとって脅威になっていた。この映画でもそのトンネルが描写される。善良な人民が拉致されトンネル掘りの強制労働を強いられているという設定だが、どこかで聞いたような話w 
これに対するは、勇敢な少年トリと彼に加勢するシカ、タヌキ、ネズミの善玉動物軍団。
敵のラスボスは、首のうしろに大きなコブをもつブタで、明らかにこれは金日成をイメージしたものだろう。
最後はもちろん、トリたちの勝利で、トンネル掘りの強瀬労働に駆り出された彼の父親も解放され、太極旗と愛国歌でマンセー・マンセー。


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