(観覧注意)大韓民国 汚 物投擲事件史~議員が、牧師が、国会で、大使館で、墓地で、今日も黄金が飛ぶ国
大韓民国O物投擲年表(未完成)
※( )内の年齢は事件当時のもの。(再)は同一人物の再犯を意味する。
【1966年】
・9月22日 金斗漢国会汚物ばら撒き事件。韓国肥料株式会社のサッカリン密輸事件について国会で質問していた金斗漢(韓国独立党)が、丁一権国務大臣に向かって、予め石油缶に用意していた人糞を投擲した事件。
※金は侠客上がりの国会議員。そのアウトロー英雄的な半生は過去幾度も映画やコミックの題材となっている。近年ではドラマ『野人時代』が有名。以後、汚物水を野人水と呼ぶファンも多い。
▲ドラマ『野人時代』の汚物ばら撒きシーン。
【1978年】
・2月22日 同一紡事件。京畿道にある紡績会社・同一紡の労働争議に男6人が乱入、汚物を投げつける。犯人はいずれも組合員で、「新しい組合の委員長が女になった。女の下につくことが我慢ならなかった」と供述。
※金斗漢事件と並ぶ汚物投擲史のレジェンドとなる事件だが、実はこの裏にはKCIAがいたともいわれている。当時、組合運動に頭を悩ませていた朴正煕政権が、KCIAを使って組合員を買収して起させたという。当時の京畿道は、男尊女卑の気風色濃く残る地域だった。
【2006年】
・6月26日 韓国×スイスのサッカーの試合で、興奮した韓国サポーターがグランドに向かって汚物を投げる。
【2007年】
・6月11日 国会本会議場で開かれた対政府質問国会本会議場で傍聴席にいた男(60代)が「言いたいことがある」と叫んで暴れ、警備員に取り押さえられる。その後、警備室に連行された男はカバンからビニール袋に入れた汚物を取り出し床に蒔く。
・7月13日 全羅南道光州市で米国産牛肉輸入反対を訴える市民団体、農民ら数十人がスーパーマーッケト等を襲撃、精肉売り場に牛の糞をぶちまけるパフォーマンス。
・10月21日 蔚山・文殊サッカー競技場で行われた蔚山現代と大田シチズンと試合で審判の判定に抗議した大田サポーターの一部がグラウンドに汚物を投じ、試合が一時中断する騒ぎ。
【2008年】
・6月26~27日 米国産輸入反対デモが暴徒化。デモ隊に批判的な論調の朝鮮日報、東亜日報の本社の入り口などが破壊され、生ごみ、汚物が投げ込まれる。
【2010年】
・11月15日 慶尚南道金海市ヘポン村にある盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の墓所に人糞がまかれる。犯人(60歳代)が現行犯逮捕される。
【2011年】
・11月7日 韓国国会前で男(50代)が持参したペンキ缶に入った汚物をばら撒いたあと、焼身自殺しようとしたところを取り押さえられる。FTA(米韓自由貿易協定)に対する不満を綴った遺書を持参。
【2012年】
・1月?日 豊山ホールディングス・ビル前で、整理解雇に対する抗議集会を行っていた民主労総傘下金属労働組合PSMC支部の一部組合員が、ビルのガラスに人糞を塗りつける行為。
・4月25日 全州(チョンジュ)市役所前で市営バス労働組がデモを敢行中、突如、一人の組合員(55)が集団の中から突如飛び出し、「大便よりも汚い市庁のやつら!」と叫びズボンを脱いで決死の脱糞パフォーマンス。
・8月27 ソウルの日本大使館に汚物の入ったペットボトル2本が投げ込まれる。犯人(40代)現行犯逮捕。この男、11年5月には切断した指を日本大使館に送りつけている。
【2013年】
・2月22日 ソウルの日本大使館前でペットボトル入りの汚物を投げた男(49)、現行犯逮捕。前年年8月の犯人と同じ。(再)
・5月30日 国技院の次期理事長を選出する臨時理事会でテコンドー市民団体代表2人が、会議場に乱入しゴミと人糞をばらまき、協会職員らと激しい小競合いを演じる。この市民団体は天下り人事を防ぐために、外部50%、内部50%で非常対策委員会を構成し、理事長を選ぶべきだと主張した。
・8月30日 京畿道烏山(オサン)のある農場宿舎の床にシャベル1杯分の人糞が ばら撤かれた。同宿舎には、ベトナム人、カンボジア人移住労働者らが寄宿。犯人は農場主の妻で、「仕事が遅い」「お前らは糞と同じだ」などと暴言を発していたという。
・9月7日 ソウルで行われたキムジョ・グァンス(映画監督)とキム・スンファン(タレント)の同性結婚式の会場に自称・牧師の男(54)が乱入、ステージに汚物を投げ入れた。「私の人糞と味噌を混ぜてもってきた。(人糞と味噌が)同性愛の現実だ。聖書を見なさい。私の言葉が嘘なのか。私は教会からも追い出された」と叫ぶ。
【2014年】
・2月19日 ソウルの日本大使館で元区議会議員の男(69)が「独島はわが領土」と叫びながら汚物を投擲。
・9月3日 愛国国民運動連合のオ・チョンド代表が、ソウル汝矣島国会本庁前でセウォル号特別法制定反対を主張して、持参した糞尿を被るパフォーマンス。
※セウォル号特別法はセウォル号沈没事故の遺族を救済するための法律だが、遺族の要求はエスカレートするばかりで、これに関しては識者の間でも賛否が分かれていた。
・12月16日 ソウル市中区のロッテホテルのロビーで50代の男がペットボトル2本に入った動物の排泄物を撒き、通報を受けて駆け付けた警察に業務妨害の容疑で現行犯逮捕される。男はロッテ建設の下請け会社の代表。07年からロッテ建設が韓国南東部・蔚山で進めていたロッテリゾート建設工事の下請けをしていたが、09年に突然工事が中断したことに不満を抱いていたという。
【2015年】
・2月22日 島根県制定の「竹島の日」であるこの日、ソウルの日本大使館前で市民団体「独島郷友会」らが抗議活動。同団体メンバーの男(50代)が汚物の入ったペットボトルを投擲し現行犯逮捕。
・5月15日 マンションの入居者(40)が喫煙問題で口論となった警備員に人糞を投げつける騒ぎ。警備員は警備室で食事中だった。
・7月6日 大邱で行われたLGBT(性的少数者)のパレードに人糞を投げ込んだ男が逮捕される。男は、2013年、映画監督とタレントの同性結婚式に乱入した牧師と同一人物。(再)
・8月5日 ソウルの日本大使館前で男(70代)の男が汚物を投擲。「日本は独島(日本名:竹島)を狙わず、韓国の対馬を返還せよ」というビラを所持していた。前年2月の犯人(元区議会議員)と同じ。(再)
・8月22日 野球。ハンファ=起亜の試合に興奮した観客がグランドに汚物入りペットボトルを投げ込む。
【2016年】
・4月?日 昌原(チャンウォン)市内にあるマンションで、5年間にわたって駐車場にスコップで人糞を撒くなどの迷惑行為を行っていた50代の女性住人が逮捕される。女性は、夫と離婚後、精神を病んでいた。
・6月6日 国技院テコンドー本部に男が乱入、汚物を撒く。退任を控えた理事長の一存で役員が選出されたことに対し抗議。
※テコンドーと汚物に親和性があるのだろうか。
【2019年】
・6月6日 大田市の国立大田顯忠院(国立墓地)で、市民団体のメンバーが、埋葬された親日派の遺体の移葬を求めて、親日派の墓所に糞尿を撒くパフォーマンス。
・8月28日 ベストセラー本『反日種族主義』の著者の一部が所属する著者の一部が属する落星台経済研究所の玄関に抗議文とともに汚物が撒かれる。抗議文には「お前らも汚い、口で排泄するように汚い」とあった。
【2021年】
・4月11日 ソウル鍾路区日本大使館前で、愛国国民運動大連合代表のオ・チョンド氏が日本の処理水放出を糾弾すると称し、人糞を溶いた汚水を撒こうとして取り押さえられる。(再)
【2022年】
6月21日 愛国国民運動大連合のオ・チョンド氏が大田市議会玄関に汚物投擲。落選が決まった議員の海外出張に抗議して。(再々)