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茨城大学の魅力をOBが全力で語る!

こんにちは!茨城大学OBのフランクリンです。大学生活を茨城大で過ごし、大学院含め6年間も茨城の地で学生生活を楽しんできました。今では都内で活動しているものの、茨城で過ごした日々を振り返ると、時折あの何とも言えない「超絶エモい」気持ちが込み上げてきます。都会の大学とは一味違う茨大ならではの魅力と、学生生活のリアルな側面をご紹介したいと思います!

茨城大学ってどんなところ?

茨城大学は茨城県にある国立大学です。と言っても、全国的には知名度が低めで、特に同じ県内にある国立の筑波大学の方が有名なので、茨大はどうしても影が薄くなりがちです。偏差値にしても筑波大より10ほど低く、国立大学の中でも下位グループに位置していることは否めません。中には偏差値50に届かない学科もあり、受験に失敗しても「茨城大があるさ」と思える心の余裕もできる、そんな温かい大学ですw

茨大出身の私ですが、実は地元はつくば市です。出身の話になった時に、「つくばってことは筑波大?」と聞かれることが多いです。最初の頃は「茨城大学なんです」と正直に答えていたのですが、反応がイマイチで会話が続かないこともザラにありますwちょっと虚しい気分になることもあり、もはや筑波大OBに擬態してやろうかと思ったこともありますが、それでも茨大には誇れる面があるんです。

茨大の密かな誇り—Winnyの開発者が出身者

茨城大学は最近、映画『Winny』の公開でちょっとした話題になりました。なんと、Winnyの開発者である金子勇さんが茨大の出身なのです。しかも、私と同じ学科(情報工学科)の先輩だったということで、密かにシンパシーを感じています。世間的には評価が分かれるかもしれませんが、金子さんの天才的な才能は疑いようがありません。こうしたユニークな人材を輩出するのも茨大の面白さの一つです。

茨城大学のキャンパスとロケーション

茨城大学には茨城県内に3つのキャンパスがあり、県庁所在地の水戸には文系学部と理学部が、日立には工学部が、阿見には農学部が配置されています。ちなみに私は工学部情報工学科だったので、日立キャンパスで学生生活を送っていました。茨城の地で暮らすことになるので、都会とはまた違うのどかで穏やかなキャンパスライフを楽しむことができます。

茨大生ってどんな人が多いの?

茨城大学の学生の多くは、やはり茨城県内の出身者がメインです。県外、特に東京や名古屋、大阪などの大都市圏から来る学生はほとんどいません。中には「受かりやすい国立を探して茨大に入りました」という学生もいますが、基本的に地元色が強いですw
ちなみに茨城という土地柄もあり、ヤンキー風の学生がちらほらいます。つなぎやジャージ姿で登校する学生も多く、独特なファッションセンスが見られますが、みんなフレンドリーでしたw

リーゼントがいるとかいないとか?

茨大のキャンパスライフって?

正直、都会の大学と比べると、茨城大学のキャンパスライフは派手さには欠けます。そもそも茨城自体がのどかな土地で、学生生活もシンプルで質実剛健。都会のキラキラしたキャンパスライフを想像している人にはちょっと物足りないかもしれませんが、ここが茨大の良いところでもあります。

茨城は関東地方にありながら、新幹線が通っておらず、「南東北」とも揶揄されるほど。さらに、茨城は「魅力のない県ランキング」で何度も1位に輝いており、地元民の間ではもはや恒例行事のようなものです。このランキングについて東京の友人に話すと「そんなランキングあるんだ」と驚かれ、会話が終了してしまうこともしばしば😭
むしろ茨城県民の皆さんはこのランキングに愛着すら感じているほどで、「また1位か!」とちょっと誇らしい(?)気持ちになるのも事実です。

茨城の物価は超お手頃

茨城の魅力の一つは、物価がとにかく安いこと。もやしが19円で手に入るので、大学生が生活するには最高の環境ですw
納豆とご飯さえあれば、自炊も余裕です。茨大生はシンプルライフを満喫していますが、それがまた健康的で実に経済的!

茨大女子事情

水戸は「三大ブス都市」の一つとされていますが、私は茨城で育っているので特に気になりません。ただ、都会から来た友人が「絶望的だ」と嘆いていたのはちょっと失礼だなと感じました。
でも、茨大には素朴な雰囲気の女子が多く、ギャルも一定数います。茨城のスクールカーストではジョック(ヤンキー男子)が多いので、クイーンビーはギャルという図式です。茨城のパチンコ店にはギャルが働いていることも多く、独特な文化が根付いています。

茨大生の遊び場—イオンが生活の中心

茨大生にとっての定番スポットはイオンモールです。ここでショッピングを楽しみ、カラオケやボウリング、そして宅飲みをすることがほとんど。特に、1人暮らしの学生が多いので、友人宅での宅飲みも頻繁に行われます。今思えば、それだけでも十分幸せな時間でしたねw

茨城は車社会で、車を持っている学生は「勝ち組」扱いされます。車があればドライブも楽しめますし、茨城の景色を満喫できます。ただし、茨城の交通マナーには要注意で、信号が青に変わる瞬間に対向車が右折してくる「茨城ダッシュ」なるものが存在します。さらに、地元の常磐道(茨城を横断する高速道路)は「日本のアウトバーン」とも呼ばれており、あまりにスピードを出しまくっている車も多々、、、運転が荒くなるのは車社会の宿命ですね。

コーナーで差をつけろ!?

茨城大学生の就職事情

茨城大学の学生の就職先は、県内の公務員や地元銀行が中心です。特に、工学部出身者には地元の日立製作所への就職が多く見られます。日立は茨城県にとって「天下の日立」的な存在で、愛知県でいうトヨタ自動車的な存在です。日立で生まれ、日立で育ち、日立で働く—それが茨城のあるべき姿とも言えますwかくいう私はいろいろあって日立を辞めてしまってますがw

しかし、首都圏の学生に比べると、茨大生は就職活動で少し苦労する傾向があります。東京の学生が当たり前に知っている商社や外資系コンサルについての知識があまりなく、茨大では「公務員か、常陽銀行か筑波銀行に就職」という選択がTier1です。首都圏に行くだけで交通費がかかるため、地方の大学生にとっては、地元志向が強くなりやすいのも事実です。

茨城大学の魅力を総まとめ!

ここまでご紹介した通り、茨城大学には都会の華やかさはないものの、独自の良さと温かさがあります。田舎の大学生活はシンプルですが、それこそが魅力です。国立大学としての学費の安さもさることながら、茨城の物価が低いため、生活費が抑えられるのも大きなメリット。特に、学生向けの1Kの家賃が3〜5万円で借りられるのは、首都圏では考えられないお得さです。都心のマンションの駐車場と同じじゃんって思いましたw

自然豊かな環境でリラックスできる

茨大のもう一つの魅力は、自然が豊かでリラックスできる環境にあることです。都会の喧騒を離れ、自然とともに勉学に集中できる場所としては理想的。海も近く、偕楽園や海浜公園といったスポットもあり、キャンプやゴルフを楽しみたい人にはたまらないエリアです。自然を楽しむことで、リフレッシュしながら大学生活を送ることができます。

就職先との強いコネクション

茨城大学は日立製作所とのつながりが強く、工学部の学生にとっては大きなアドバンテージです。日立系企業への就職が有利に働くことも多く、地元でキャリアを築きたいと考える学生にとっては非常に魅力的な大学です。東京のキラキラした企業への就職は難しいかもしれませんが、地域密着型のキャリアを求める人には最高の環境ですね。

最後に

以上が茨城大学の魅力と、茨大での学生生活のリアルな側面です。派手さはないものの、温かく居心地の良い第二の故郷で過ごした6年間は、私にとってかけがえのない経験です。

参考動画