spec
SNSには走り方に関する情報があふれています。中には真逆な理論があったりします。なぜそのようなことが起こるのか?それは「動作特性」というその人ごとに持つ上手くいくための走りのルールがあるからです。さて、あなたはどんなルールを取り入れると上手くいくのでしょうか?
あなたに合った走り方とは? 突然ですが、あなたは自分の走り方に満足していますか? もしかしたら「何が自分に合っているのか」と悩んでいる方がほとんどかもしれません。 では、どのように走ったら上手くいくのでしょうか? 本やyoutubeなどでも走り方に関する情報があふれていますが、人によって言っていることが違ったり、中には全く真逆なことを言っていたりするものもあります。 なぜそのようなことが起こるのか? それは人にはそれぞれ「動きの特性」があるからです。 これを「スポーツ動作
イレギュラーな情報をリセットしてSPECを引き出す 今ある私たちの体は、これまで生きてきた”履歴”です。 捻挫や骨折などのケガ、コロナやインフルエンザや喘息などの呼吸器のトラブル、またフォームやトレーニングなどの指導、自分で得た知識や体で感じた動き方などなど、様々な経験が刻まれて今の体の使い方になっています。 それを「やりやすい」と感じています。 しかし、それが必ずしもあなたに「合っている」とは限らないのです。 したがって、体にやさしく、かつ持っている力を発揮しやすくなる使
★用意するもの ・メトロノーム (お持ちでない方は動画をご活用ください) ★判定テストの注意点 必ずプレエクササイズでリセットしてからテストを行ってください。 歩いて評価するのですが、頑張って歩こうとせず「メトロノームのテンポ」と「手(肘)の方向」のみを意識するようにしましょう。 テレビや音楽、鏡などテストを行う上でノイズになりそうな情報がなるべくない環境で行ってください。 テストの判定がはっきり出るほど体は良い状態(脳が合う動きと合わない動きをちゃんと判別できる
接地エリアとは 接地エリアとは、「どこから接地するのか」という時の分類された区域のことをいいます。 分かりやすいように”接地”としていますが、厳密にはどこから地面に接するのかではなく、「力の受け渡しをしたり、バランスをとったりするための機能面」をどこから作るのかという意味になります。 したがって、実際の地面に最初に着く場所と必ずしも一致するわけではありません。(例:FOREの性質だが歩行ではかかとから着く、短距離で前足部だけで走っているがかかとから地面に向かっている、など)
スポーツ店に売られているたくさんのランニングシューズにも、そのシューズが持つ特性があります。 「そのシューズを履くことでどのような動きが誘導されるのか」といった性質があるのです。 つまり、シューズごとに「動きのデザイン」を持っているということです。 それはフィット感とはまた別の話になります。 ですから、たとえ足の型を取ったとしても、シューズ自体が持つ動きのデザインがあなたが持つ動きのデザイン(=SPEC)と違ったとしたら、それは合わないシューズになってしまうということです。
空間属性左右タイプの特徴が出ている選手 ★Emmanuel Kipchirchir Mutai エマニュエル・ムタイ ★Tamirat Tola タミラト・トラ 接地の特性 【接地エリア】MID-HEEL LATERAL 【スイートスポット】❷ 【着地意識】頭の真下 空間属性左右タイプはMID-HEEL LATERAL(かかとの前外側)で接地する特性を持ちます。 そこから推進力を生むポイントであるスイートスポットが❷であるため、足底内の力が進行方向(前)に移動します
空間属性上下タイプの特徴が出ている選手 Haile GEBRSELASSIE ハイレ・ゲブラシラシエ 接地の特性 【接地エリア】FOREFRONT LATERAL 【スイートスポット】❹ 【着地意識】体幹の真下 空間属性上下タイプはFOREFRONT LATERAL(外側の足指)で接地する特性を持ちます。 力を加えるポイントであるスイートスポットが❹となるため、進行方向とは逆に向かって足底内の力が移動することになります。 この力の移動が定規をしならせるような足部の弾力
空間属性前後タイプの特徴が出ている選手 Laban KORIR ラバン・コリル 接地の特性 【接地エリア】MID LATERAL 【スイートスポット】❶ 【着地意識】体の前(頭部重心の下) 空間属性前後タイプはMID LATERAL(中足部の外側)で接地する特性を持ちます。 このタイプは、頭の上半分(帽子やヘルメットをかぶっているイメージ)を前に進めることでパフォーマンスが高まるため、積極的に頭を前に推進させる体の前傾が強い走り方となります。 その前に出た頭部の真下に
空間属性回転タイプの特徴が出ている選手 Birhanu LEGESE ビルハヌ・レゲセ 接地の特性 【接地エリア】FORE MEDIAL 【スイートスポット】❸ 【着地意識】上肢重心の下 空間属性回転タイプはFORE MEDIAL(母趾球)で接地する特性を持ちます。 つま先を外に向けて接地し、脚を中間位に戻すように内側に回転させることで重心移動が促されます。 この時、誘導される重心は上肢重心(二の腕下部辺り)であり、接地した脚と同じ側の腕が前に振り出されることを意識す
地面属性前後タイプの特徴が出ている選手 Eliud Kipchoge エリウド・キプチョゲ 接地の特性 【接地エリア】FOREFRONT MEDIAL 【スイートスポット】❷ 【着地意識】重心の真下 地面属性前後タイプはFOREFRONT MEDIAL(足部先端の内側)で接地する特性を持ちます。 そして、推進力を生むポイントであるスイートスポットが❷であるため、前足部を中心に接地と蹴り出しを行う使い方になります。 このタイプは、右半身・左半身それぞれに竹馬の本体の
地面属性左右タイプの特徴が出ている選手 ★Kenenisa BEKELE ケネニセ・ベケレ ★David Rudesha デイヴィッド・ルディシャ 接地の特性 【接地エリア】HEEL-MEDIAL 【スイートスポット】❹ 【着地意識】体の前 地面属性左右タイプはHEEL-MEDIAL(かかと内側)で接地する特性を持ちます。 ももの重さを利用して走る特性のため、着地はももの真下に着くことで特性を活かすことができます。 結果として体の前で着地することになるのですが、この
地面属性回転タイプの特徴が出ている選手 ★Patrick Makau パトリック・マカウ ★Gabriel Geay ガブリエル・ギアイ (動画冒頭の右画面の選手) ★Sifan Hassan シファン・ハッサン 接地の特性 【接地エリア】SUPERFORE LATERAL 【スイートスポット】❶ 【着地意識】体の前 地面属性回転タイプはSUPERFORE LATERAL(小趾球前部の外側)で接地する特性を持ちます。 大きく体の前で接地する意識を持ち、着地の瞬間軽
重力属性前後タイプの特徴が出ている選手 Timothy KIPLAGAT ティモシー・キプラガト 接地の特性 【接地エリア】FORE-MID MEDIAL 【スイートスポット】❸ 【着地意識】胸の真下 重力属性前後タイプはつま先が外を向きながらFORE-MID MEDIAL(土踏まず前部)で接地する特性を持ちます。 また、力を加えるポイントであるスイートスポットが❸となるため、フラットに着いて足底全体で離すという意識を持つと特性を活かすことができます。 このタイプは
重力属性上下タイプの特徴が出ている選手 Mosinet GEREMEW モジネット・ゲレメウ 接地の特性 【接地エリア】FORE LATERAL 【スイートスポット】❷ 【着地意識】頭の真下 重力属性上下タイプはつま先を外に向けながらFORE LATERAL(小趾球)で接地する特性を持ちます。 力を加えるポイントであるスイートスポットが❷となるため、足底内の力の移動が少なくなります。 このタイプは、「頭の重さを前にずらすことで前方に倒れる力が生まれ、それにともなって足
重力属性左右タイプの特徴が出ている選手 ★Evans CHEBET エバンス・チェベト 接地の特性 【接地エリア】BACK-END LATERAL 【スイートスポット】❶ 【着地意識】重心の真下 重力属性左右タイプはBACK-END LATERAL(かかと後部の外側)で接地する特性を持ちます。 着地の意識は重心の真下であり、振り出した足を体の真下に振り戻すようにしてかかとから接地します。 そこから推進力を生むポイントであるスイートスポットが❶であるため、足底内での力の
重力属性回転タイプの特徴が出ている選手 Sisay LEMMA シサイ・レマ 接地の特性 【接地エリア】MID-HEEL MEDIAL 【スイートスポット】❹ 【着地意識】体の真下~後ろ 重力属性回転タイプはMID-HEEL MEDIAL(かかととつちふまずの間の内側)で接地する特性を持ちます。 そして、推進力を生むポイントであるスイートスポットが❹であるため、足底内での力の移動がほぼ起こらないタイプとなります。 このタイプは、体幹を回転させることでセンターが立ち、