柏レイソルVSヴィッセル神戸 2024年J1リーグ第2節 マッチコラム
※現在マッチレビュー練習中です。質についてはご容赦ください。
※参考にしているポストなどのリンクを貼っています。
※柏レイソルについて書いています。
結果
結果は0-1で柏レイソルが勝利しました!
前節との比較
増加したスタッツ
京都戦はチームの走行距離が104.2kmでしたが、今回は119.2kmに増加しました。
また、スプリント回数も134回→164回に増加しています。
京都戦は雨&お互いにロングボール戦術&止まっている時間帯が長かったことなども影響していると思いますが、今節の方が身体的に頑張った&辛かった試合だったのかなと思います。
良かった点
挑戦しているビルドアップの形
今季はボールを保持することに重点を置いているレイソルですが、その成果を感じられる試合だったと思います。
柏はCB古賀・犬飼とGK松本でビルドアップを図っていました。対する神戸はFW大迫・佐々木・汰木の3人+MF井手口の4人で数的同数を作りプレスをかけてきました。
今まではすぐに前に蹴り出してしまう印象がありましたが、ジエゴが自力で突破していことや小屋松が要所でプラス1を作っていたこともあり、繋ぐことができていたようです。
ディフェンシブサードでのパス数やパス成功率も前節より向上しています。
何度かビルドアップからの前進が成功していたので、今後はこの回数を増やしていくことが課題でしょう。ただ相手の状態や戦い方にもよるので、その見極めも難しいですね。
新戦力の活躍
決勝点を決めたFW木下、そのゴールをアシストしたMF島村は共に今季加入した選手です。特に島村はちばぎん杯のプレーを見てから期待していましたが、J1発出場で決勝点をお膳立てしました。2人とも短い時間ではありましたが、見事結果を残しています。
またSB関根は本当に大学生なの?と思わせるプレーを前節から続けて披露しています。高さと攻撃力のある大型SBとしてその能力を十分に発揮しています。プレー強度は問題ないことが分かりましたので、あと長いシーズンの中で怪我をせずこのクオリティを発揮し続けられるかが重要になります。
同じく2試合連続で先発を続けているMF白井ですが、正直まだ良さがわかっていません。今後も見続けたいと思います。
細谷の諦めない気持ち
先制点はFW細谷がボールを繋いだところから始まりました。
細谷はこのシーンだけでなく55分、70分、76分と何度もプレスやボール回収のために行動していました。何度もボールにトライするのは能力ではなく気持ちの問題だと思いますし、細谷のプレーは見ている人の気持ちを動かします。
交代策
前節は逃げ切りのために5バックにしましたが、結果的には追いつかれてしまいました。今回は4人交代しましたが、DFの交代はなく、前線と中盤の選手を入れ換えて改善を図っています。実際、66分に選手交代をして流れは良くなったと思います。今のレイソルはアクシデント以外でDFの交代はしない方が良い印象です。
気になった点
得点以外の動き
決勝点を決めた木下ですが、得点シーン以外の働きは微妙な印象。
リードしてからの展開で、プレッシングに行く動きの重たさが気になりました。
今のレイソルは細谷&山田康太(G大阪)時代が基準になっていると思うので、これでは先発は難しいなと感じてしまいます。コンディションがあまり良くないのかな?
終盤の守備
試合を通して神戸の攻撃を凌いできましたが、追いつきたい神戸は終了間際に猛攻を仕掛けてきました。その状態があまりにも受けに回りすぎていた印象です。それだけ神戸の攻撃も迫力があったのでしょうが、失点しなくて良かったです。これからも試合の終わらせ方は上手になる必要があります。
2023年10月以来の勝利
なにはともあれ勝ったという結果が大切です。
最後に勝利したのは昨年の天皇杯・熊本戦まで遡るようなので、ずいぶん我慢の時間が長かったですね。
どこかのインタビューで、古賀選手が「勝利を変化のきっかけにできなかった」と話していた覚えがありますので、今回の勝利は次に繋げられるよう、次節ジュビロ磐田戦でも良い試合&結果を期待したいです。
主審・VAR
主審:エルファス・イスマイル
VAR :山本雄大
主審交流プログラムの一環で、MLSの審判がこの試合を担当しました。
序盤は疑問に感じるジャッジもありましたが、試合を通してみれば不満はなかったです。
コミュニケーションは英語でしょうし、この辺りは海外を経験した選手の多い神戸の方がスムーズだったりするのでしょうか。
最後に
神戸・汰木選手の負傷交代についてSNSで意見や情報が飛び交っています。
怪我をさせてしまったことは事実ですし、柏サポーターとしては汰木選手の早期回復を祈っています。