情報・目標・責任を共有
病気になった時、「インフォームドコンセント」は医師側だけでなく患者側にも浸透していますが、さらにもう1歩進んでさまざまな選択肢の中から協働して治療方針を決めていくSDMの普及が求められています。
医療者は考えうる全ての治療の選択肢に関する情報を患者に提供し、その上で医学的に望ましい選択肢の情報を伝える。患者は病気に関することだけでなく、自らの仕事や生活、人生に関わる情報や不安なこと、大事にしたいこと、希望なども語っていく。
実現すれば患者自身が納得し能動的に治療していくことができると思います。
実際には私も家族が長く治療を続けていますが、ここまでたどり着けていません。どんな治療を希望し、どんな生活を送っていきたいか と 医師が最善と考える治療法が合わないからです。
自分自身がどうしたいかもありますし、私の世代では親の治療について考えないといけないこともあります。
自分の人生、家族の人生、何が大切と感じているかを考えておくとよいかもしれません。