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負けの数だけ人生の豊かさがある。

東京競馬場に最終レース後まで居ると大量のゴミが残る。

予想新聞、外れ馬券、空き缶やペットボトル、食べかす、

紙包み(袋)など。

昔はこれを汚い光景だと思ったが、

長いこと現地に行くとこれがとても美しい光景に思えてきた。

オフィスや家では、

汚いものを整理しなさい。。

負けたらいけない。。

と教えられる、

そう言われる。

「競馬(場という「穴場」)では何回でも負けられる」

かつて寺山修司はそこが競馬の一番良いところである、

と述べていた。

しかし、今の私の考え方は異なる。

私と寺山の価値観の相違は、

寺山は人生では負けられないが、競馬では~

と述べたことだ。

私は人生でも負けてもいいと思っている。

(そもそも寺山の見解は競馬では負けられる、と言っておるがそれも人生の一部ではないのか?)

競馬を長く続ければ、

毎年、負けの数が増える。

勝手に外れ馬券が増える。

でも、それらの結果は私が楽しんできた証拠であり、

生きて来た証だ。

毎日の積み重ねを人生というのなら

外れ馬券の山の高さが高くなればなるほど

私は不幸な経験をしてきたという事になるが、

競馬に関してはそうは思えない。

私は競馬をたくさん愛して来た!

外れ馬券の山を見ると

そういう実感が湧く。

1回しかない人生だから

私はこれからも

出来れば、

たくさん負け続けたい(笑)

そして、たまに微当たりがあって

人生も勝ち負けで考えないで

負けも肯定的に捉えて

決して人と比べず

頑張らないで程々に生きる。

それでいいと思うのだ。

人生に勝ち負けはいらない!


追記)

重ねたら一番上の馬券がたまたまトライアンフマーチ

(凱旋行進曲)の単勝外れ馬券になってしまった。

(2022.6.30)



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