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研究ノート

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#世界

「流れ星が消えぬ間に三度願い事を言えれば、その夢は叶う」(追憶)

という言葉があるが、これは揺るぎない真実の格言だ。 そんなことできるくらい、いつもいつもいつも自分の夢を意識している人なら、世間のどこからでもヒントを見つけ出すだろうし、それを形にするに決まってる。だから、放っておいても大丈夫そうだし、そういう人が夢を追う姿はそれ相応に美しい。 こういう人の中には、ごく稀に、生誕した直後にすっくと立って天を指差し、「天上天下、唯我独尊」と叫んだことのあるような人が混じっているのだが、そんな人は1000年に一人くらいしか出現しない。 問題

明日は明日の風が吹く

誰が一番最初に言ったか分からない有名な名言 昔、職場の勝ち気な女性に 私は名言集作ってるんですよ、 と言ったら高橋くんは根暗なのね と言われた(笑) たぶんそうだと思うので心の中で笑ってしまった。 (これ以降は名言を集めなくなった、笑) 名言に背中を押してもらいたい。 言葉に救いを求めたい。 そんなところが自分にはあった(ある)のだろう。 名言を作る人は別なのかもしれない。 しかし、この過程の中で得られるモノもあった。 人はそうやって言葉で何か(世界、

木鶏(もっけい)

1939年、大相撲史上の最高の横綱といわれた双葉山は69連勝を達成し、70連勝に挑んだ。 しかしこのとき、双葉山は負けてしまい、連勝は69で終わった。 日本国民は双葉山の敗戦に落胆したが、双葉山は知人に「いまだ木鶏に及ばず」と電報を打った。 このことから、スポーツの世界などでは「いまだ木鶏に及ばず」「いまだ木鶏たりえず」という言葉が使われる。 「木鶏(もっけい)=木彫りの鶏」は『列子』『荘子』に出てくる故事から来ている。 どんなことに対しても、木彫りの鶏のようにここ