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研究ノート

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#研究

研究室10ヵ条(京都大学、哲学の奥地)

1.研究は独創的でなくてはならない。特に京都大学は研究の独創性ということだけが存在理由であることを忘れないように。 2.少なくとも研究対象に対する深い愛情を感じさせる研究でなくてはならない(「好きだ」ということではなく、嫌悪も含めて特別に深い感情を持っているということ)。そうすれば、その研究に迫力が備わってくる。 3.とことん研究対象にかじりつくこと。その対象のことだったら何を聞かれても答えられるくらい没入しなくてはならない。そうでなければ既存の研究には絶対に勝てない。

木鶏(もっけい)

1939年、大相撲史上の最高の横綱といわれた双葉山は69連勝を達成し、70連勝に挑んだ。 しかしこのとき、双葉山は負けてしまい、連勝は69で終わった。 日本国民は双葉山の敗戦に落胆したが、双葉山は知人に「いまだ木鶏に及ばず」と電報を打った。 このことから、スポーツの世界などでは「いまだ木鶏に及ばず」「いまだ木鶏たりえず」という言葉が使われる。 「木鶏(もっけい)=木彫りの鶏」は『列子』『荘子』に出てくる故事から来ている。 どんなことに対しても、木彫りの鶏のようにここ